4月です。新年度入りですね。
日経平均1万円台、ドル円相場80円台はかろうじて守った2日新甫立ち会い。
2日新甫は相場が荒れるなどといいますが、今日のところは波乱はありませんでした。
それでも明るい出だし、、、とは行かなかったですよね。
今日発表された日銀短観(3月調査)。
大企業・製造業の景況感(DI)の「マイナス1」への改善が予想されていましたが、
蓋を開けてみたら「マイナス4」、これは前回の昨年12月調査から横ばいとなり
円高修正や株式市場の持ち直しが進でいるにもかからわず、
企業の慎重姿勢が示された結果です。原油なぞは高いままですしね・・・。
その後、野田首相が
「物価安定の目途という目標設定に基づいて日銀には努力いただけると思う」
などと発言しており、来週9-10日の日銀金融政策決定会合で追加金融緩和が
あるのではないか、という期待が相場を支えているようです。
このところの相場が難しいのは指標が悪く失望されても、
緩和への圧力になるという捉え方をされてマーケットが崩れ切らないという、
緩和催促相場になっている点。
これって相場の末期的症状なんじゃないか、って思う。
指標が良くて上がるのなら何の疑問もありませんが、
悪くても上がる=金融政策頼り、、、ってのは健全な状況ではありません。
期待や催促に中央銀行が応えてくれる保証はなく、期待が外れたら
崩れるということを露わしているんじゃないか?!
いや、実際畳み掛けるように日米が追加の緩和策を取るなら
マーケットは暴騰しちゃうんでしょうけれど。
でもそんなステロイド漬けの相場は、きっと派手に弾けることになるのです。
(としつこくポジショントーク。まだダウSは持っているのよーー)
先程(2日23:00)発表されたISM3月製造業指数が
53.4と市場予想平均の53.0を上回ったことを受けて
若干ダウが買い戻されているみたいですが・・・・(´・ω・`)ムーン
今週は金曜に米国雇用統計が発表されるので、
どこかでこ雇用統計予想を織り込み始める相場になってくるかと思われますが、
現在のところ改善基調予想。
マーケットは危うさを孕みつつも再上昇のキッカケを待っているようにも見え、
押し目買いに徹する順張り派が勝利を納める可能性も否定しきれないのですが、
雇用統計、4ヶ月連続で好結果なんてことがあったら、
それこそQE3なんか要らないわよね?!
さて、先週豪ドルショートは手仕舞って週末を迎えたのですが、正解でした。
週末1日にCFLP中国物流購買連合会が発表した3月の製造業PMI(購買担当者指数)が
53.1と強い数字。中国ってなんで指標とか金融政策発表が
週末だったりするんだろう・・・。
実は、中国では2つの購買担当者指数が発表されるのだそうです。
政府の公式な数字とHSBC香港上海銀行が発表する民間の数字と。
今回のCFLPというのは公式な数字ですが、国営企業などの大企業が多く
含まれている一方でHSBCの方は民間の中小企業が比較的多いのだとか。
またCFLPの数字は例年3月にいい数字が出るのだそうで、
この数字ではしゃぎ過ぎるのは禁物だとか。
広瀬隆雄さんのコラムが参考になります。
http://blogos.com/article/35509/
この数字のお陰で東京寄り付きの豪ドルはギャップアップ!!
大きく窓を開けて上昇で寄り付きました。
しかし、広瀬さんの指摘するように割り引いて考えた方がいいのでしょうか。
寄り天となって下落して、その高値を超えられずにいます。
豪ドルはもっと下げると思っていますので、寄り付きで売ってみようかという
気分にもなったのですが、手を出せずに今に至っております。
それでも豪ドル/ドルは再上昇の気配。
日足では200日移動平均線が強力に下値をサポートしているようですね。
むしろここから売りで面白いのはクロス円。オージー円です。
ドル円が84円台から上値重く下落基調となってきており、
クロス円もこれに連れて下げ始めています。
日足で見ると一目均衡表の雲に支えられて反発しそうにも見えますが、
上値は重く、三尊天井形成の形にも見えますね。
ネックラインである85円を割り込んだら相当大きな下落となりそうな予感。
ここから売るならクロス円かな・・・・
ということで久しぶりにポンド円を売ってみました。
オージー円よりも基調は強く、まだボイジャーの中心線を支えに
上昇基調を崩していないのですが、MACDやストキャが下降しており
ダイバージェンス現象が。これはオージー円も一緒。
下げ余地はむしろオージーより大きいとみて
132.32円でショートしました。
131.20円まで下げた為100pipsは取れましたが、夜ダウが切り返してきて
反転してきたので一度撤退することに。
131.60円で利食いました。
再ショートしたいチャートなんですけれど、ダウがねぇ。。強い。
FRBが45.49億ドルの長期国債を購入
(2020年5月から2022年2月に償還を迎える国債)
というニュースも上昇に寄与しているのでしょうか?
ダウ平均の上昇に違和感を感じつつも
クロス円は売りで攻めたいと思っております。
ダウが緩んできたら再ショートかな。
ま、あまりバイアスかけずに短期で回すことにしましょう。
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