2012年9月20日木曜日


日銀も動きました。
ECB、FRBと緩和策を発表していましたので、
日銀にも期待がかかっていましたが、
日銀が動くのは展望リポートが出される来月になるとの予想も根強く、
緩和が発表された直後は大きく円安が進みました。
…と言っても50銭程度ですが。

①日銀は今日、資産買い入れ基金の10兆円増額による
追加緩和策を全員一致で決定しました。

国債など金融資産の購入原資となる基金の規模を
10兆円増額、従来の70兆円から80兆円に引き上げます。

増額に当たり、買い入れの対象は
短期国債5兆円程度、長期国債5兆円程度。
増額は2013年12月末目途完了に半年延長。
このうち短期国債の増額は2013年6月末まで、
長期国債は2013年12月末まで。

→市場予想を上回る10兆円の基金増額も、
買い入れ期限が伸びており、
長期国債の買い入れは来年の増額分であるため、
来年前半までの積み上げ額は従来と変わらないとして、
迫力不足だとの指摘もあるようです。

②長期国債買い入れをより確実に行うため、入札下限金利
(現在、年0.1%)を撤廃。
社債の買い入れについても同様。

→これにも一部に疑問の声が。

日銀買入対象となる3年まではすでに0.1%で張り付いており、
下限金利が撤廃されても、超過準備の付利が0.1%に設定
されている以上、国内投資家がそれ以下の利回りで買う理由が
見当たらない、との指摘も。

んー・・・
やっぱり欧米のアグレッシブさと比較すると弱いんですかね。
ドル円相場、たった50銭で終わっちゃいました。
79円22銭の高値がやっと。
78円25銭まで1円近く下げていますね。円高です…。

発表直後、日銀に敬意を!!と思ってドル円飛び乗ったんです。
79.02円で。20銭しか取れないじゃない。
ってか、利食いも出来ずにコストで撤退しましたよ。

欧米勢もこりゃだめだーって評価なんでしょうね。
夕方の白川さんの会見から下がっちゃった気がしますが
気のせいかしら・・・
敬意を払える内容じゃなかったんだわ。
無制限、無期限というような内容の欧米に比べると
やはり円が強くなっちゃうのは仕方がないのかな。

それと豪ドル苦戦中です。
4時間足でH&S形成しそうなので、右肩高値までは覚悟。
1・050ドルくらいかな?
ここを超えて上がるようなら、妄想シナリオ撤回で損切りですね。

それでも尚、豪ドルの先行きに
気がかりなのはCRBインデックス。
http://stockcharts.com/freecharts/gallery.html?$CRB

CRBインデックスは商品の指数。
商品市場は小さいので
市場を先行して動き出す傾向がありますが、
QE3発動も、それほどはしゃぐでもなくここ2営業日急落してるの。

穀物が収穫期にはいってハーベストプレッシャーと言われる
農家からの売りに押される季節にはいっているというのもありますが、
プラチナはロンミン鉱山のストライキの終息で急落、
原油はどうも自動売買が急落のキッカケを作ったとかなんとか、、、
加えてサウジが増産するなんてニュースも出てきて
急落中で、今夜もさげてます。先週14日はWTIも100ドル超える
瞬間があったのに、今日は91ドル台ですよ。

材料は銘柄毎にそれぞれ違うとはいえ、
コモディティが下がってくるって、ちょっと気味が悪いんです。
QE3発動したのに、です。

つまり、それほど今後楽観できないかもしれないということ。

国策に逆らうな、FRBに逆らうなですが、
商品がこのまま崩れていくようなら
揺るぎない上昇トレンドが確約されたと思い込まないほうがいいかも。
ユーロドルは押し目買い狙いでしたが、もう少し考えます。

となると、豪ドルは弱いよね^ー^
つまり長々とポジショントークがしたかっただけです。
(つ∀-)オヤスミー

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