2012年9月20日木曜日


調整でしょうか。

ユーロドルも1.30ドル割れ。2950も割ってますね。
ドル円が弱いのはまあ、わからないでもないですが、
(FRB比較で日銀の緩和はパンチがなかった)
リスクオン相場で買われるクロス円通貨
豪ドル円、NZ円、ポンド円なども売られています。

昨晩CRBインデックスが弱いのが気がかり、と
QE3発動の割にはコモディティ市場のはしゃぎ方が
足りないことが何かを示唆しているんじゃないか、
なんてことをブログに書きましたが、
今日は日経平均も弱く、早くも息切れの様相です。

ゴールドマンサックスやモルガンスタンレーが
ユーロドルの目標1.30ドルとしていたのを、達成し、
ゴールドマンは昨晩手じまい売りを推奨したそうです。

HF勢はこれまでの期待と思惑で買われてきたアセットの
手じまいに動いているのでしょうか。
それだけなら、積極的な売り材料ではないため、
調整で終わる可能性もありますよね。

そういうタイミングに中国リスク、そして中東のリスクが
加わったことが気になっているのですが、
さて、この下落を押し目とみて買うべきか、天井打ちとみて
戻りを売るべきかは迷うところです。
私は後者のシナリオを妄想中で
オージードルは売りっぱなしですけれどね。

ユーロもスペインがまだ支援要請していないのが
注意点。支援要請となればひとまずユーロの買い材料でしょう。
瞬間大きく上振れするかもしれません。
今夜のスペイン国債入札は無事無風通過の模様。

ただ、9月28日に、スペインの金融機関に対するストレステストの
結果が発表されることとなっており、現在のところ
およそ600億ユーロ程度の資本注入が予想されているようです。

ストレステストに向けてはスペインの金融機関による
リパトリが想定されるとの指摘もあるのですが、
もっとも、ユーロ・ドルの1.30ドル台では、SNBが
ユーロ建て外貨準備の売却オーダーを置いているという話もあって
こういう材料を拾っていけばいくほど
どちらにバイアスをかけていいのかさっぱり分からなくなります。

ユーロドルはさすがに1000Pくらいあげた相場ですので
一呼吸は必要でしょう。
レンジ入りとなって方向感が見えなくなるという
可能性もあると思っています。

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