2013年9月30日月曜日

先週は日経平均は週足陽線、強いまま終わりましたが、米国市場がねぇ。

ダウ平均は15258.24(‐70.06)
米財政協議の行方をめぐる不透明感が相場の重しでした。
金曜も予算をめぐる与野党協議が物別れに終わったため、
政府機関が10月1日から閉鎖されルリスクとされたってことね。
政府機関閉鎖となれば今週末金曜4日に予定している
9月の雇用統計の公表が延期されます。

週末のニュース。

◆米上院、10月1日から11月15日までの暫定予算案可決
http://jp.reuters.com/article/bizforex/idJPTJE98Q01Y20130927

「米上院は27日、新会計年度が始まる10月1日から11月15日までの資金を手当てする暫定予算案を可決した。
上院案では、下院が盛り込んでいたオバマ米大統領の医療保険改革法(オバマケア)向け資金の凍結措置は削除された。
法案は下院に送付され、28日か29日にも採決される可能性がある。ただ、下院共和党は上院案に条件を付帯する公算で、上院はこれを拒否する可能性が高いことから、政府機関の閉鎖が濃厚となる。」

◆米下院、暫定予算修正案を可決 上院は拒否の構え
http://jp.reuters.com/article/bizforex/idJPTJE98Q01Y20130927

「米下院は29日、オバマ政権が推進する医療保険改革法の実施を1年遅らせるため再修正した暫定予算案を、野党共和党による賛成多数で可決した。与党民主党が多数派の上院は拒否する構えで、10月1日からの政府機関の一部閉鎖が濃厚になった。
 政府機関が閉鎖になれば、1996年以来の事態となる。数十万人規模の連邦政府職員が休職となり、米国民生活に幅広い影響が及ぶ。政治対立による米財政運営の機能不全が露呈し、金融市場の混乱を招きそうだ。
 オバマ大統領は下院案に拒否権を発動する方針。」


要するに。

27日に、上院で11月15日までの暫定予算案が可決、ただしオバマケア継続が条件。

29日に、下院で11月15日までの暫定予算について
    オバマ・ケア実施の1年先送りを盛り込んだ修正予算案を可決。
    これを上院は拒否する構えで、オバマ大統領が拒否権発動するかも?!

ってな状況です。

9月30日NY時間14時(日本時間火曜日午前3時)から上院本会議が再開、
修正案受け入れについて採決というスケジュールですが…。

ルー米財務長官が、連邦政府は10月17日までに借入手段が尽きると懸念を表明しており、手元資金はわずか300億ドル程度になるとの試算が。

ってことで、予算案協議が30日に物別れに終わると
10月1日から米国政府機関を閉鎖するしかなくなるわけ。

ただし、もし政府機関がクローズされても国債関連業務は継続されるようです。

割に楽観視されている予算案協議、債務上限問題ですが、日曜までのところ
話しはまとまりそうにない状況ですよ。。。。大丈夫?!

もし何かあれば米株は売られ、ドルも売られリスク回避相場がズドーンと発動。
そのリスクに備えてロングは全て撤退、ダウショートしているわ。
豪ドルショートも何とか継続中。

前例として17年前の95年に政府機関クローズとなったことがあります。
ただし、今年またそれがあったとしても17回目のことなんだそうです。。。
だから米国が終わる Σ(゚д゚lll)って大袈裟な話じゃないのよね。
米国議員が米国をデフォルトさせるわけがないですし。
駆け引きとパフォーマンスがあった後は合意に至るでしょう。
ただし、そのリミットがスケジュール通りでないと、市場は混乱。
リスクはリスクなので史上最高値圏にあるダウなんかは
売られることは必至。(と思っている)

今週は、この米国予算案の問題からスタートですが、
1日には日銀短観、日本の来年4月からの消費税増税が発表されるかどうかに
最大の関心、そして4日は雇用統計。(発表されれば)

忙しくなりますね~

さすがにドル/円も持合い放れとなるかしら?
日柄的には10月にどちらかに抜けても不思議じゃないですね。
今週ってことはなさそうなんだけれど。。。

日本側からの材料は強気材料が多いと思いますので、
米国材料で売られたところが絶好の買い場というような
10月相場を予想しています。ざっくりと。

人気ブログランキングへ

【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】




※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊トラスティ証券株式会社