先週は日経平均は週足陽線、強いまま終わりましたが、米国市場がねぇ。
ダウ平均は15258.24(‐70.06)
米財政協議の行方をめぐる不透明感が相場の重しでした。
金曜も予算をめぐる与野党協議が物別れに終わったため、
政府機関が10月1日から閉鎖されルリスクとされたってことね。
政府機関閉鎖となれば今週末金曜4日に予定している
9月の雇用統計の公表が延期されます。
週末のニュース。
◆米上院、10月1日から11月15日までの暫定予算案可決
http://jp.reuters.com/article/bizforex/idJPTJE98Q01Y20130927
「米上院は27日、新会計年度が始まる10月1日から11月15日までの資金を手当てする暫定予算案を可決した。
上院案では、下院が盛り込んでいたオバマ米大統領の医療保険改革法(オバマケア)向け資金の凍結措置は削除された。
法案は下院に送付され、28日か29日にも採決される可能性がある。ただ、下院共和党は上院案に条件を付帯する公算で、上院はこれを拒否する可能性が高いことから、政府機関の閉鎖が濃厚となる。」
◆米下院、暫定予算修正案を可決 上院は拒否の構え
http://jp.reuters.com/article/bizforex/idJPTJE98Q01Y20130927
「米下院は29日、オバマ政権が推進する医療保険改革法の実施を1年遅らせるため再修正した暫定予算案を、野党共和党による賛成多数で可決した。与党民主党が多数派の上院は拒否する構えで、10月1日からの政府機関の一部閉鎖が濃厚になった。
政府機関が閉鎖になれば、1996年以来の事態となる。数十万人規模の連邦政府職員が休職となり、米国民生活に幅広い影響が及ぶ。政治対立による米財政運営の機能不全が露呈し、金融市場の混乱を招きそうだ。
オバマ大統領は下院案に拒否権を発動する方針。」
要するに。
27日に、上院で11月15日までの暫定予算案が可決、ただしオバマケア継続が条件。
29日に、下院で11月15日までの暫定予算について
オバマ・ケア実施の1年先送りを盛り込んだ修正予算案を可決。
これを上院は拒否する構えで、オバマ大統領が拒否権発動するかも?!
ってな状況です。
9月30日NY時間14時(日本時間火曜日午前3時)から上院本会議が再開、
修正案受け入れについて採決というスケジュールですが…。
ルー米財務長官が、連邦政府は10月17日までに借入手段が尽きると懸念を表明しており、手元資金はわずか300億ドル程度になるとの試算が。
ってことで、予算案協議が30日に物別れに終わると
10月1日から米国政府機関を閉鎖するしかなくなるわけ。
ただし、もし政府機関がクローズされても国債関連業務は継続されるようです。
割に楽観視されている予算案協議、債務上限問題ですが、日曜までのところ
話しはまとまりそうにない状況ですよ。。。。大丈夫?!
もし何かあれば米株は売られ、ドルも売られリスク回避相場がズドーンと発動。
そのリスクに備えてロングは全て撤退、ダウショートしているわ。
豪ドルショートも何とか継続中。
前例として17年前の95年に政府機関クローズとなったことがあります。
ただし、今年またそれがあったとしても17回目のことなんだそうです。。。
だから米国が終わる Σ(゚д゚lll)って大袈裟な話じゃないのよね。
米国議員が米国をデフォルトさせるわけがないですし。
駆け引きとパフォーマンスがあった後は合意に至るでしょう。
ただし、そのリミットがスケジュール通りでないと、市場は混乱。
リスクはリスクなので史上最高値圏にあるダウなんかは
売られることは必至。(と思っている)
今週は、この米国予算案の問題からスタートですが、
1日には日銀短観、日本の来年4月からの消費税増税が発表されるかどうかに
最大の関心、そして4日は雇用統計。(発表されれば)
忙しくなりますね~
さすがにドル/円も持合い放れとなるかしら?
日柄的には10月にどちらかに抜けても不思議じゃないですね。
今週ってことはなさそうなんだけれど。。。
日本側からの材料は強気材料が多いと思いますので、
米国材料で売られたところが絶好の買い場というような
10月相場を予想しています。ざっくりと。
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