2014年1月13日月曜日

12月の雇用統計は皆がズッコケたんじゃないかしら。。。

◆NFP非農業部門雇用者数が前月比+7.4万人増!(予想+19.6万)
◆失業率6.7%

NFPは20万どころか10万人をも割り込みました。
2011年1月以来約3年ぶりの小幅な伸びです。
※11月分は逆に+20.3万人から+24.1万人に上方修正

そして失業率、一気に7%を割り込みましたよ…。
労働参加率が62.8%と11月の63%から低下し
過去36年間で最低となったことなどが要因となった可能性も。
つまり、失業率はいい意味で改善したわけじゃないのね。

ということで、発表後のドル/円は急下降。

発表前には105.40円まで円安が進行していたのですが、
スコーンと急落しました。103・80円。

105円にある巨大なオプションが破れていただけに
買いが旺盛になっていたところに衝撃の数字が出たってワケです。
だって先週水曜に出ていたADP全国雇用者数は
+23.8万人と2ヵ月連続で+20万超え。
ADPが良ければいいでしょ~という楽観が広がっていたですが…。

内訳をみると

建設業が1.6万人の大幅減、輸送も1000人減で
どうやら寒波と積雪の悪天候が影響したという見方が大きいようです。

JPモルガンチェースは悪天候が5万人の雇用を引き下げたと分析。
つまり、天候要因がなければ+12・4万。
(う~んそれでも低いですね)

あるいは10月の政府機関一部閉鎖があったので、
11月分の数字がその反動でとてもよくなった(12月発表の雇用統計ね)
ということで、そのまた反動で凄く悪い数字に見えるとか。


※ちなみに2013年後半のNFP推移
7月8.9万人
8月23.8万人
9月17.5万人
10月20万人
11月24.1万人
12月7.4万人  ←New!!

昨年10万人を割り込んだのは7月だけでした。
今回はこのレベルに落ち込んでいます。

いろいろ雇用統計を受けたコメントを見ていくと
天候要因による一時的なブレだから、テーパリングをやめるとか、
再び拡大するとかそういうことはないだろうというのが多い。
現状路線維持、ということで、1月もさらに100億ドル縮小を予想する
向きが多いってことですが、

中には、FRBは必要があれば、量的緩和(QE)を再び拡大する方針を
明確にしていため、今回の統計はその実現につながる1つの材料になるという
見方をする向きも出てきています。

金曜のマーケットは米債高(金利低下)→ドル安
そして株安(といっても7ドル安)反応。

数字が悪いためもっと株が売られてもおかしくはないのですが、
やはり一部にテーパリングが粛々と進められることへの疑問から
量的緩和は長期化するという思惑も広がったということでしょう。

週明けは日本市場がお休みなので、この雇用統計の数字を受けた
動きをダイレクトに受ける心配はないのですが、
月曜の米国市場で株価が続落となるのか、持ち直すかは重要。

ドル/円も105円台が重いという認識となる値動きとなれば
買うタイミングは慎重に探らなくてはならないかと思いますが、、
買いスタンスを継続してもいい分岐点はズバリ

103.80円

だと思います。

ここ、年明け2日の急落時でも守られて反騰したポイントです。
一目均衡表の基準線が走っているポイントでもあります。

日足のオシレーター系のテクニカルは軒並み買われすぎから
下降に転じ始めています。

ここまでもう一度下げたら、打診買い。

上昇できずに103・50台に突っ込むようならドテン売り。
これが今週からの戦略になるでしょう。

171・60円のポンド/円ロング、、、
雇用統計前に出た11月英鉱工業生産指数が
前月比横ばいと予想の0.4%上昇を下回ったうえ、
11月製造業生産指数が前月比横ばいと予想の0.4%上昇より
弱い内容となったことを受け急落、ここでやめときゃよかったのですが、
出先で判断鈍り、雇用統計まで持越してしまいました。
結果、買値に到達する下落につき
コストで撤退を余儀なくされました(´Д⊂グスン
(損切りではないですよー)
ロングは相性が合わないのかしら?!
というか、利食いが下手なんだわ、、、。

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