2014年5月7日水曜日

またしても雇用統計の悪夢。

数字はわるくないのに、その後ドル円が大きく崩れる展開って
先月4月の雇用統計[3月分]発表の時と同じです。
確かその前の月も同じような展開だった記憶が。。。

まさか、3か月続けて同じ展開で結局はレンジに戻る動きになるなんて。

だって、今回の雇用統計の数字、びっくりするほど良かったのよ。
前回は、予想にはちょいと及ばなかったけれど良かった、っていう結果だったから、
まー予想が良すぎたのかしらねぇ、というのが落としどころだったのですが、
今回は、予想より良かったんです。

※4月分雇用統計[5月2日発表]

NFP 28.8万人 予想21.8万人 
3月分は19.2万人→20.3万人に上方修正
2月分は19.7万人→22.2万人に上方修正

失業率 6.3% 予想6.6%

NFPが予想より 7万人も多く、30万人に迫る勢いであったこと、
失業率も、一気に6.5%を下回り6.3%に下がりました。
今はフォワードガイダンスが明確でなくなってしまっていますが、
昨年までは失業率が6.5%まで下がれば利上げだなんて目安が
あったわよね、一気にそのレベルをクリアしたわけです。

この数字を見てドル円は一時103.02円の高値まで急騰したのですが、、、
103.00円台での滞空時間が短く上髭を付けての下落となりました。

①注目されたのが労働参加率。

前回の63.2%から62.8%に悪化しており、労働力人口が大幅に減少しています。
1978年以来の歴史的低水準ですって。
このため失業率の低下は楽観できないとの見方も広がったか?

家計調査の労働人口増減の数字を見ると
3月は50.3万人増加だったのが、4月はなんと▲80.6万人。
何この数字、間違っているわけじゃないわよね...?

②非自発的パートタイマーの増加

非自発的パートタイマーとは、希望はフルタイムなのに
パートタイム労働を強いられている人々のこと。
こうした人々が前回の740万人から750万人に増加しています。

③平均時給の低下

平均時給の伸びが前年比1.9%となりました。
前月の数字と市場予想は2.1%でしたので、
インフレの低さが気がかり。

つまり、失業者はなかなか次の職にありつけず、
労働参加率が低下している。仕方なくパートタイマーとして
働くしかない状況。しかも、賃金は伸びず低下。

う~ん、あんまり良くないんじゃない、アメリカって?!
って感じよね。ヘッドラインで色めき立った金融関係者も、
その内容を吟味するうちに決して良い失業率の低下ではないことが
わかって、慌てて利食い、あるいは売りを仕掛けてきたってことね。
良く分からずに、値動きだけで飛び乗ると失敗する典型的なパターン。

雇用統計を受けて急上昇した米長期金利が一転低下したことで
ダウ平均もマイナス圏に沈んだため、ドル円103円台は幻に。

それからずるずる下がって、週明け月曜、火曜と円高が進み
今夜火曜のNY時間には101.49円まで下落してしまいました。

雇用統計が出た夜、2日金曜のダウ平均は▲45.98ドル 1万6512.89ドル
5日月曜のダウ平均は +17.66 1万6530.55

週明けの米株は+だったものの、一時は135ドル安まで下落していました。
ISM4月非製造業景気指数が55.2と3月の53.1よりよかったことで、
大幅安から切り返しての小幅高。しかし、米株も雇用統計の数字が良くても
上がらなかったことを考えると、ISMで続落を免れたとしても、ここから
楽観できる状況ではないと思われ・・・。

※ただし、マーケットの軟調はウクライナ情勢緊迫化も一因だとの指摘も。

2日、ウクライナ東部で親ロシア派による対空ミサイルの攻撃で
ウクライナ軍のヘリコプター2機が撃墜、兵士2人が死亡。
また、南部の港湾都市オデッサでは親ロシア派とウクライナ
暫定政権支持派の衝突で、少なくとも40人が死亡。

ここまでは、表に出ているニュースや記事から読み取れる結果。
そして、西原さん有料メールはGW中も精力的に貴重な情報配信を
されています。休みの時などはホント重宝します。
西原さん情報によると
「中国の人民元安誘導によるドル買い介入による米国債大量購入が
このところのドル安の原因」とゴールドマンサックスの解説、
この記事がFTに掲載されていることが一因とか?!

そこで西原さんのトレードは?今のポジションは??というのは
メルマガ申し込んで読んでくださいね。

中国ですか・・・。

今年に入ってから中国が人民元安誘導のためのドル買い介入を行っていて、
介入によって外貨準備に積みあがったドルをユーロや円に換えるリバランスを
行っているせいで、ユーロ高や円高を招いてしまっているという話は
大倉キャプテンのブログやYMTV本音で言わせてなどの番組で
指摘していますが、まだそうしたオペレーションを継続している可能性が。。。

ドル買い介入とだけ聞くとドル高要因と思いがちですが、
そのドルで、米国債を大量購入しているとすれば、
米国金利が低下してしまいます。
そうなるとドル安要因になりますね。。。

大倉キャプテンは常々、為替相場を動かすのは対局では需給が最も大きいと
解説されていますが、中央銀行の外貨準備も相場を動かしているとして
特に中国の膨大な外貨準備のバランスには警戒されています。
この中国がひょっとするとドル安の一因なのかもしれないとは・・・。

米国債金利が上がってこないと、ドル円もなかなか上昇できないのかも
しれません。こりゃ難しい相場です。中国が何を考えてどのタイミングで
市場介入しているのか、どのタイミングで外貨準備のリバランシングを
行うのかは予想が難しいもの・・・。

それから、ユーロ。中国が買ってるんかいな・・?(笑)

5日火曜。ユーロが騰勢強めています。*つまりドル安ですよ。
スペインを皮切りに発表されたユーロ圏各国の
4月サービス業PMIが市場予想を上回ったことが好感されたようです。

仏・4月PMIサービス業
前回:50.3 予想:50.3 結果:50.4

独・4月PMIサービス業
前回:55.0 予想:55.0 結果:54.7

ユーロ圏・4月PMIサービス業
前回:53.1 予想:53.1 結果:53.1

ポンドも強い。イギリスのPMIも出ました。

英・4月PMIサービス業
前回:57.6 予想:57.8 結果:58.7

ユーロ円が142円08銭付近まで値を上げたのですが、
その後発表前の水準よりも円高にたたき売られたのはドル円が
下落したせいか・・・(^-^;

しかし、ユーロドルやポンドドルといったストレート通貨でみる
欧州通貨は強いです。

ユーロドルは1.3931付近まで、
ポンドは1.6952付近まで上昇と年初来高値を更新。


今の通貨の強弱は ポンド>ユーロ>円>ドル でドル全面安。

ドル円もドル安に引っ張られてジリジリ下がるものだから
ユーロ円やポンド円もあんまり上がらないという値動き。

こういう時は、ユーロドルやポンドドルでドル売りをすべし。
ドル円はそれでも下値は固そう。
101円前半はまた買われるイメージ。

しかし、SellinMayが気がかりな5月相場。
米株が崩れればドル円100円割れもあるかもしれない気がします…。

雇用統計前にすべてのポジションを手じまって小旅行。
今はノーポジションです。

雇用統計後の値動きを見て、ますます混乱しており
今はノーアイディア。

結局レンジが続くのでしょうか(^-^;

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