2014年7月31日木曜日

来た~!!ドル円102.90円台です、今。(AM1:13)

きっかけは米4-6月期のGDPです。

1-3月期が寒波のせいとされていますが▲2.9%だったため、
4-6の数字には並々ならぬ注目が集まっていました。

反動からすごくいい数字になる、という予想はあったものの
発表前のコンセンサスは3%というもので、
これを大きく上回る4%という数字はポジティブサプライズ、
ドル円相場は素直に上にはねて反応しました。

◆米4-6月期GDP 予想3% → 結果4%
  
  前回1-3月期▲2.9% → ▲2.1%に改訂

◆米7月ADP雇用統計
  前回:+28.1万人 予想:+23.0万人 →  結果:+21.8万人

ADPはイマイチの数字ですが、20万超えですので、売り込むほどではなく、
GDPの驚異的改善で米国の利上げ時期が早まるのではないか、
という思惑が広がったのでしょうね。
10年物国債利回りも2.5%を一気に回復です。

今夜は10年物利回り上昇でドルの全面高、
対ドルでは ユーロもポンドも豪ドルもみーんな売られているのですが、
クロス円(ユーロ円、キウイ円、豪ドル円・・・)でみると
ドル円の上昇に連れるので、あまり下げません。

つまりクロス円は相殺されちゃうので、動きにくいわけ。

ただ、ポンド円は急騰してますね。よほどショートが溜まっていたのか?
ケーブル(ポンド/ドル)は売られているのに、ポンド円が上がっています。

こういう個性は通貨毎にありますが、今手がけるなら、ドル円か
ストレート通貨がいいです。
つまり、ユーロ/ドル、ポンド/ドル、豪ドル/ドル、キウイドル/ドル
といった、円を絡めない、ドルを主軸にしたペアでドル買いということね。

ということで、いよいよトレンドが出てきたようにも見えますが、
気がかりなのが米株です。金利上昇の思惑は高値警戒のある株式市場には
マイナス要因です。ということで、今夜は米株が下落しています。

現在ダウ平均が60ドル安、、、、。

ただ、日経平均先物は100円高で15700円台に乗せてきていますので、
米株安でも、明日の日本株市場は先物高とドル円が1円近く円安に動いた
ことを好感して、5日続伸の堅調相場となると思います。

30日水曜の日経平均だって、29日のNYダウが70ドル安で引けたのに
プラス28円と上昇して終わっていたんですものね。

このところの日本株は米株下落に反応が鈍く、独自の強さを見せています。
下にはGPIFの買いが控えている、と思うと売り込む向きは皆無で
サポートされ続けてきましたが、米株から資金が逃げるなら、
日本株に流入するんじゃないの?と思うくらい、
年後半はコントラストが明確になってきそうです。

ただし、まだまだ油断できないのが、週末の雇用統計。

恐らくいい数字が出るだろうと思われるのですが、
今年は雇用統計がどんなにいい数字であっても、この日が高値で
週明け月曜からは下落するというパターンを何度も繰り返しており、
今回もそのパターンとなる可能性を否定はできません。

雇用統計というビッグイベントを前に、あまりに上げすぎていると、
やはり今回もそこが高値になってしまうというリスクは孕むので、
買うなら雇用統計の後の下がったところでもいいんじゃないか?
という気もしますが、、、、

ドル円103円台が見えてきたことで、凄い動いている気になりますが、
今年の高値は105円44銭、ここを超えてこないと、まだまだレンジを
ブレイクして本格上昇トレンド入りしたとは言えないと思われ・・・。

今日は山中康司さんにお話を伺ったのですが、
著名トレーダーのラリー・ウィリアムスが
7月下旬から10月までは米株が調整すると言っているとか。

金利が話題となる時期でしょうから、さもありなん。

仮に米株が相応の調整がくるとして
この下落をどの程度こなせるか、日本株の管制相場!
16000円の大台も射程圏内に入ってきましたが~

それと、今夜のFOMCは無風通過という予想ですがどうなるでしょうか。

ポジションは昨日買った日経平均が利益に。コスト15631円
0.8521ドルでショートしたキウイドルがこちらも利益に。
雇用統計まで利を伸ばす所存。

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