2014年7月14日月曜日

先週末、11日㈮の日経平均は

52.43円安の15164.04円。

NY株式市場、

NYダウ平均は  16943.81(+28.74)
ナスダックは   4415.49(+19.29)

日経平均も調整の範囲内と見ることができますし、
米株は平穏に終わったところを見ると
先週のポルトガルショックは、ひとまず危機を引き起こすには
至っていません。これがこのまま安心かというと、
このブラジル最大の銀行エスピントサントは
アジアでも旧ポルトガル領であるマカオで営業をしていることから
中国との関係も深い銀行とされているため、この点には引き続き
警戒はしておいた方がいいのかもしれません。
とはいえ、なかなか情報がないのですけれど。

恐怖感指数と言われるVIX指数は
2007年以来の10台まで落ち込んでいることで
市場は2007年以来の楽観ムードに包まれているといえます。

しかし、VIXがここまで下げた後に何があったかというと
2007年8月のフランスの金融機関「パリバ・ショック」を契機に
サブプライムローンバブルがはじけ、この連鎖によって
2008年9月に「リーマン・ショック」まで崩壊が連鎖しました。

その過程において繰り返されたのが、
サブプライム問題はたいした問題ではない~のフレーズ。

時のバーナンキ議長でさえ、楽観視していたのですから、
何が蟻の一穴なのか常に警戒が必要な地合いじゃないか、と
思っていたりもします。
だからと言って、今すぐ、ユーロ売りだとか、米株売りだとか、
そういうことじゃないですけれど。

相場に逆らってもいいことはありません。

トレンドが上なら買うしかないのですが、
何か異変を感じたときに、すぐに逃げられるかどうかは
常日頃、リスクを把握できているかどうかだと思うというだけのこと。

今週も結局はドル円も日経平均もは下がったところは買われて
それでも、高値追いの勢いはなく上では売られる、、、という
レンジ相場となりそうな気がしますが、
それならそれで、細かくデイトレするしかないわね。

今週のイベントは

明日14日(月)
ドラギECB総裁の議会証言、追加緩和に含みがあるかどうか。

◆15日(火)は日銀会合・黒田日銀総裁記者会見
追加緩和の予想はほぼ皆無ですが、発言によってはドル円が
動くかも。確か15:30会見でしたね。

ユーロを動かす材料として

独7月ZEW景況感指数

ポンドの材料として

英6月消費者物価・生産者物価・小売物価(6月)
カーニー英中銀総裁、証言等もあります。

米国では

米小売売上高(6月)
米NY連銀景況指数(7月)
イエレンFRB議長、上院銀行委員会で半期に一度の議会証言

これ、すべて火曜日のイベント。結構いろいろありますね。
黒田さん、カーニーさん、イエレンさんと中銀総裁の会見が
3つもあるわ。

◆16日(水)は豪ドルが動く日。

中国GDP(第2四半期)
中国鉱工業生産・小売売上高(6月)
米生産者物価・鉱工業生産(6月)

ユーロ絡みではEU首脳会議か。
米国ではベージュブックにダラス連銀総裁発言。

今週前半戦の注目ポイントはこんなとこ。

クラッシュにつながるような材料はないですが、
イスラエルとパレスチナの紛争などがニュースになっても
先週は原油が下がり続けていたことが、不可解。

金価格はさらに上昇の気配。

どうも、市場がゆがんでいる気がしますが、
解らない時には手を出すべからずですね。

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