2014年12月4日木曜日


今夜は米株も堅調とは言えないまでもプラス圏推移。
おまけに金も欧州時間から買われています。

株も金も買われるって…楽観が広がっているということですか?!
ドル円相場もNY時間に119.76円まで上昇しており、
120円到達まであと24銭にまで迫っています。

22:15発表のADP雇用統計は予想より弱かったんですけれどねぇ。。。


ISM非製造業景況指数が良かったことを好感しているのかな?

前月比+2.2の 59.3 

雇用以外の大半のサブ指標は上昇していて、
現在の非製造業は絶好調に近いとの見方もできます。

(製造業と同様に雇用が低下しているのですがその水準は製造業より高い)

ということで、楽観が広がっているのか。
株高、ドル高、金高の夜です。
株は利食いも旺盛な印象ですが、大きな下げにはつながらず。
結局プラス圏で引けそうな感じですね。

朝起きたら120円台乗せているかもしれません。。。
現在1:30

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さて今朝(3日水曜朝)は
オーストラリアの7~9月期GDPが鈍化したことで
豪ドルが売られました。

市場予想、4~6月期は3.1%増 でしたが 結果は 2.7%増。

市場では 次回会合を開く来年2月にも利下げに動く
との見方が浮上しています。

7~9月期は建設業の伸び率が2.2%(4~6月期6.7%)

鉱業は石炭や鉄鉱石がけん引し9.5%増も4-6月期の10.2%増からは鈍化。
豪中銀による15年通年の成長率見通しは2~3%。
資源分野への投資が急減し、成長率を0.25%押し下げる予測。

2014年の豪ドルは年初に0.89米ドル台近辺を付けたあと、
7月に0.95米ドル台まで上昇していましたが夏以降は大きく下落。
高値からの下げ幅は約12%にもなります。

今年に入って鉄鉱石の中国受渡価格が約5割も下落しており、
交易条件の悪化が豪州経済の下押し材料。
資源安は豪政府の法人税収減にもつながります。

これが豪ドル売りの背景にありますが、
中銀はむしろ豪ドル安歓迎ですね。

スティーブンス総裁は2日、理事会後に発表した声明文で
「バランスの取れた経済成長を達成するためには、
為替相場のさらなる下落が必要とされる」と
一段の豪ドル安を促す発言をしています。

ということで、豪ドルショートが面白い!(ストレートで)
と先週書きましたが、ショートはさっさと買い戻しており、
今朝の急落は取れていません・・・・
忍耐力がたりませんねぇ、、、。

この先も豪ドルショートには妙味ありと思いますので、
またどこかで売り参戦したいですね。

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それと明日のECB理事会。
何か出るかも~って期待が根底にあるので
ユーロの上値が重い展開が続いていますが、、、

ECBは11月の定例理事会で、
バランスシートを1兆ユーロに膨らませる意思を明らかに。

1兆ユーロって、、、その市場規模から判断すると、
資産担保証券(ABS)やカバードボンド、
社債の買い取りなどの緩和策の枠組みでは目標達成は不可能。

つまり国債買い入れも視野にあるとの思惑が広がっている
ということですが、明日4日の理事会では
具体策は出てこないんじゃないかな?

というのも11日に2回目TLTRO
(貸し出し条件付き長期資金供給オペ)
の実施を控えており、ECBがその結果を見極めてから、
つまり来春の理事会までは、緩和はないのではないか、
という見方のほうが大勢のようですね。

仮に明日あっても不思議はないですが、
(時期の問題だけで、やらざるを得ない状況に追い込まれている)
国債買い入れという最後のカードはじらしたほうがいいようにも思います。
残されたカードがない、という状況まで突き進んでしまうと
ユーロ安も終わっちゃうんじゃないかな・・・。

で、明日、具体策導入がなければユーロが買い戻されるかも、ですが、
トレードのアイディアはないです。。。
ユーロは今買いたいとは思えませんしね。

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それと。原油安の影響は今後さまざまなところに影響を及ぼしそう。

ジャンク債、原油安で大量デフォルトも
http://jp.wsj.com/articles/SB11920364258490754648804580311712210424450

先週のYMTVデスマッチでも大倉キャプテンが
オイルマネー投資が引き上げられるということにつながれば
リスクアセット下落の可能性も無きにしも非ず、、、と
いうような話をされていましたが、
この原油安が、じわり水面下で何か大きな変化を引き起こし始めて
いるのかもしれません。
週明けの金急落急騰劇などもひょっとすると・・・。

とはいえ、意外にマーケットは楽観的で
原油安が恒常化すれば、世界的に低インフレの波が押し寄せるわけで
世界の中央銀行の金融政策に緩和バイアスをかける、、、ということで
市場は債券高と株高が共存する「金融相場」の第2幕が始まるという
期待が高いようです。

バンクオブアメリカ・メリルリンチの11月時点の試算では、
原油価格が15%下がると、グローバルインフレ率(2%弱)が
最初の1年間で0.1ポイント押し下げられ、
金融危機以降では最低の水準になるのだそう。

インフレは低下するのは当然ですが、
15%の原油安でグローバル経済の成長率は
最初の1年間に0.2%~0.3%押し上げられるという試算もあって
悪いことではないという受け止め方もできるわけです。

ただ、物価上昇しないという意味では消費者にとっては
嬉しいことではありますが、世界の中央銀行にとっては困った話よね。

先行きインフレ率が低下するということは
さらなる緩和策を講じなければ、インフレ目標を達成できないわけで。

日本では2年債利回りがマイナス、5年債利回りも過去最低の水準。
ドイツの10年債利回りは11月末に0.6%台と過去最低の水準に低下。
フランスやイタリア、スペインなどの長期金利も歴史的な低水準。
インドや韓国の長期金利も年初来の水準にまで低下しています。

現実に消費増税の影響を除いた日本の10月のCPI消費者物価の伸び率は
前年比0.9%と1年ぶりに1%を割り込み、目標の2%から大きく乖離。
このまま原油安が続けば日銀による追加緩和の思惑が
広がるのは不可避として、さらに円安が加速するという見方が広がっています。
そしてECBが目標とする物価水準は「2%未満のその近辺」ですが
足元のCPIの上昇率は0.3%。OECD経済協力開発機構の予想では、
2016年になるまで1%にも届かないとのこと、、、

こりゃさらに緩和しないと、ってことになりますよね。

中国も11月下旬、2年4カ月ぶりとなる利下げをしましたよね。

それでも景気の足取りは不確かで市場では
「引き続き預金準備率の引き下げなどの追加緩和が出てくる」
との見方が多いのだそうです。

しかし、今日は上海証券取引所、売買代金が5000億元(3兆5千億円)を
初めて突破の大商いで上髭をつけて終わっているので、
もしかすると当面のトップかも?
と今日は番組関係者と話していたのですが、、、、おっと、これは余談。


おまけに、テ-パリングを終えたばかりのアメリカの
利上げの時期、これまでのところ早ければ15年春ごろとの
予想が大勢でしたが、もしかすると利上げ時期そのものが
後ずれさせるとの見方も出てきているようです。
ということで金融緩和が続く、すなわち、株は上がるし
ドル以外の通貨安が続くということで、
楽観が広がっておりますが、、、

なんだかこの楽観シナリオにのっていいものかどうか、
どうも気乗りがしないのはなぜでしょうか。。。

なんとなく見えざるリスクが潜んでいそうな気がしてきました。
金が上がるというのが何か妙な感じなのよね。

ということで、基本スタンスはドル円、ロング、日経ロングで
変えてはいませんが、ここからは必ずストップは浅目におくように
心がけます。どうも、皆が上を向いている気がして怖い。

今日は夕方186.65でポンド円をロングしていますが、
これも、コストより上で利食えるようトレーリングストップを
おきながら追いかけるイメージで。

1198ドルで買い直した金ロングは継続、今夜は1210ドル台まで回復中
68ドル台で売った原油ショートも継続です。

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