2015年7月15日水曜日

リスク払拭相場はまだ続いています(゚Д゚;)

日経平均はギリシャ、中国リスク勃発で下落する前の水準まで戻っています。

14日火曜 日経平均  20385.33(+295.56)△1.47%

日経先物も現在上昇中で20400円台です、米株も高い。
ギリシャはともかく、中国ショックってなんだったの?!
という感じですが、力技で中国が株価をサポートしている間は
そっちを気にするのを止めたんですね、現在のマーケットは。

空売り比率が30%を超えた状態が続いていることもあって、
上がる過程での燃料が豊な地合い。売りポジが踏み上げられていることも
あるのかもしれませんが、今日は海外勢も積極的に日本株を買っていたようです。

上がったら売ろうと思ってみていましたが、
リスク勃発前の水準を回復してもなお、強い地合いが続いていることから
この相場、今年の高値をトライしに行くと思います。

リスクを材料に売られたところが絶好の買い場だったとは…。

中国リスクが再燃するのは、中国株が続落を続け今回の下落の安値を
ターゲットにし始める動きが出てからでしょう。
今日はいくらか取引できる銘柄が増えて、それでも小幅下落で済んでいる、
という状況をみれば、上出来です。
こうやって徐々に取引できる銘柄を増やしていって、
手仕舞いたい向きがソロリソロリと売っても壊れない程度に
コントロールに成功できれば、中国リスクはひとまず鎮静化したと
いっていいんでしょう。ただし、今回のPKOのツケはどこかで
ドカンと払わされる日が来ると思います。

ギリシャと同じで、リスクが先送りされているだけ。

それでも、リスクがなければ買われるのが日本株市場。
GPIFが買わなくても高水準の空売り比率です、買い戻されるだけで上昇。
さらに、リスクオフ終了で新たにリスクを取り始めるヘッジファンド勢が
再び米株、日本株市場に資金を振り分ければ上がっていくのかな。

となると、落ち着きを取り戻した次のテーマは米国の利上げ?!

一時はギリシャに中国の混乱で、9月利上げはないのでは。。。という
弱気の見方が台頭しましたが、市場が落ち着いて来れば、
そんな弱気ムードもどこへやら。
先週末10日、イエレンFRB議長は
年内に短期金利の引き上げを開始する意向をあらためて示しています。

イエレンFRB議長講演、5つの注目点
http://jp.wsj.com/articles/SB11807971170009143901604581100750359410780

次は15日に予定されるイエレンFRB議長の議会証言。
ここで、同じように年内利上げの意向を再確認できれば、
ドル高になるかもしれません。

アングル:イエレン発言に関心、楽観的なら9月利上げ・ドル買いも
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPKCN0PO0FH20150714

ただ、今夜は注目のアメリカの小売売上高が発表され弱かったんですよねぇ。

6月米小売売上高 ▲0.3%(予想+0.3% 先月+1.2%)
自動車を除いた数値 ▲0.1%(予想+0.5%)

弱いですねぇ、でもこの結果を受けてもドル円相場は
122.90円までしか売られなかったんです。ドル円強い・・・・!

弱い指標は利上げ期待が後退する材料でドルが弱くなる要因ですが、
株にとっては緩和長期化でプラス要因だったりします。

今夜はドル安株高、ドル円だけはリスクオンでドル高、って値動きです。
このまま125円台を試す展開に入ると考える方が自然な値動きに・・・

ただ、明日15日までにギリシャ議会が緊縮案を通せるのか、法制化できるのか
まだ予断は許さないんだけど、そういう慎重な向きがショートすると
上昇の燃料になっちゃう展開です。思惑だけで売り向かわないほうがいいかも。

ギリシャ、、議会通らずでリスクオフ再来?!
そんなことになれば確かに利食いの嵐で下がると思いますが、
そこがまたいい買い場になっちゃうんでしょう。

売りたい向きは今年の高値トライに失敗したタイミング。
日経平均は20800円台。ドル円は125円台、ショートはここに近づいてから(^^;

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ショートしているユーロドルはそこそこ上手くいってます。
夕方に買い戻される局面もありましたが
指標が悪くて再下落。

①5月ユーロ圏鉱工業生産指数 ▲0.4%(予想+0.2%)
②ドイツZEW7月独景況感指数 +29.7(予想+29.0)こっちはいいのね。

ユーロ圏は弱くで、ドイツだけいいと。
そりゃユーロ圏各国からドイツ嫌われますって。
ユーロ安の恩恵はドイツが享受してるんだもの。
って話ですが、

マーケットはユーロ圏の鉱工業生産の方に反応。
夕方の上昇分を帳消しにする下落中。

やはり市場は、落ち着きを取り戻してきたことで
ECBの政策に沿ったユーロ安方向にポジションを構築しにかかっている
ということじゃないかな?

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今日はポンドが急騰する局面も!

ギリシャに中国、原油の再下落で、イギリスに高まってきたかと
思われていた「利上げ観測」が後退しちゃったように見えましたが、
今日、イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁が議会証言で

「利上げが近づいている」との発言。

トレンドを上回る着実な成長が見られ、国内のコストが上昇しつつあり、
輸入によるディスインフレを一部打消していると指摘。
利上げ時期が近いと明言したことで、ポンドが急伸。

ギリシャ中国リスクで信じられないくらい下げたばかりでしたが、
リバウンドの過程での戻りも信じられないくらい大きかったポンド。
ボラが高い通貨ですね~相変わらず。
利上げネタは実際利上げするまで意識される材料ですので、
ポンドは短期急落の調整完了で、底入れ上昇に向かうんでしょう。

ポンドは押し目買いです。

すっかり乗り遅れてポンド買えてません(・・;)

ユーロショートを育てましょうか。。。

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