週明けギリシャ支援合意がなくても相場はそれほど荒れないだろう、、、
とは思っていましたが、まさかこんなに日経平均、ドル円が上がるとは(^^;
17時間にも及んだ協議の結果はギリシャ第3次支援合意。
合意の報は日本時間夕方、東京マーケットが引けた後でしたが、
東京市場も、おそらく支援合意となるだろうと楽観していたのか、
合意を織り込む形での上昇だったように思います。
13日㈪日経平均株価 20089.77(+309.94)△1.57%
ギリシャ支援、約11兆円に メルケル首相が会見
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK13H5M_T10C15A7000000/
支援内容は
今後3年間の金融支援の規模が約820億ユーロ(約11兆円)から860億ユーロ
ギリシャの財政破綻とユーロ圏離脱は回避される見通しですが、
まだ予断を許さないのが、緊縮案をギリシャが議会で承認できるのか?という点。
ギリシャの年金改革や付加価値税(消費税に相当)の増税などの
6~7項目に及ぶ関連法案の可決と法制化が条件。
タイムリミットは15日水曜。
この時までにギリシャ議会で可決することが条件です。
この日までに議会で可決できなかったら、、、今の楽観のマーケットは
再びリスクオフに変わるかもしれません。
まあ、15日までに決められなくても待つのでしょうけれど、、、、
待てども待てどもギリシャが改革緊縮案への意欲を示せなければ
支援開始までこぎつけられない、という事態は
あり得ると思うのですが、
かといって今から悲観シナリオで売るのは得策ではなさそう。
今夜のNY市場もギリシャ合意の報を受けて上昇しています。
ダウは150ドルを上回る上昇です。
ドル円相場は123円50銭まで上昇しています。
しかし、ここからさらに買い上げられるかどうか。
上値は綺麗に切り下がっているチャートですので
高値掴みで買わないように・・・。
そうそう、先週末10日に、
GPIFの2014年3月期の運用実績とポートフォリオが公表されました。
大倉キャプテンが気にしている材料の一つですね。
GPIF、運用益15兆2922億円で最高 14年度、株式シフト進む
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL10HIJ_Q5A710C1000000/
この中身を以て、キャプテンがどのように判断するのかは
今週末のYMTV本音で言わせて、で伺おうかと思います。
【GPIFのポートフォリオ】
◎過去5年間の推移
2010年度末 11年度末 12年度末 13年度末 14年度末
国内債券 64.9% 62.6% 59.6% 53.4% 39.4%
外国債券 7.9% 8.7% 9.4% 10.7% 12.6%
国内株式 11.2% 12.4% 14.1% 15.9% 22.0%
外国株式 11.0% 11.3% 11.9% 15.0% 20.9%
短期資産 5.0% 5.0% 5.0% 5.0% 5.1%
◎基本ポートフォリオ
運用見直し前 運用見直し後
(14年10月まで) → (14年10月以降)
国内債券 60%±8% 35%±10%
外国債券 11%±5% 15%±4%
国内株式 12%±6% 25%±9%
外国株式 12%±5% 25%±8%
その他 5% ―
GPIFはまだ3兆円ほど買い余力がある、と分析する金融機関も多いようですが、
シティ:3兆円の買余力
野村:3兆円の買余力
メリル:4.3兆円の買余力
JPモルガン:財投債やキャッシュアウト対応ファンドの償還金を利用へ。共済分は積極シナリオでは日本株は3.8兆円の買余力
~NY stockさんのつぶやきから @NYstockinfo
一方でTOPIXが上がれば、比率も自動的にかさ上げされるわけで、
日経平均20000円以上では買い余力がない、という指摘も。
「GPIFの日本株構成割合推移
17.79→19.80→22.00→(25.78)
TOPIX
1326→1407→1543→(1823)
TOPIXが高値を取ると今の割合でも目安の25%超え。GPIFは2万円以上は買わないはず。」
~おしえてジェネラルさん@oshiete_general
日経平均先物は現在20300円台。
20500円を超えて、今年の高値に迫れるのか・・・?
2番天井を付ける上昇があっても、高値は更新できずに失速、、、
というシナリオの方がしっくりくるんだけれど、
どうかなぁ。中国のPKOだっていつまで持つのかわかりませんしね。
今日ユーロを1.1113ドルでショートしてみました。
ギリシャ合意ではしゃいだユーロ。
結局はECBトレード、つまりユーロ売り再開となったようです。
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