むむむ、結局23日金曜の121.49円が最高値になったか。
中国利下げがアジア時間には織り込まれない先週の夜に発表されたこともあって、
今日の東京時間にはさらなるリスクオン相場になるかと思って期待していたんですが、
週明けからは意外に渋い展開。
ドル円相場は先週金曜に付けた高値が現在天井になってる。
日経平均も今日26日月曜は
+121.82 18947.12 と120円くらいは高かったものの
堅調だったのは寄り付きから1時間ほどでした。
上海が意外に弱かったんですよねぇ。
上海総合は +17.15 3429.58 ということですが、上げ幅0.5%程度です。
先週末に利下げを実行したわりにはしょぼい上昇。
日経平均も、先週の先物で上昇した分は上がったものの
更なる上値追いにならなかったということは
今週のイベントにそれなりに警戒があるということでしょう。
先週中国が予想外に利下げを実行したことが
リスクオン相場に燃料投下となって週明けからもっと相場が
加熱すると思っていたのですが、そうならなかったのには
こんな警戒があるようです。
中国経済の7%成長、絶対変更できない目標ではない=首相
http://jp.reuters.com/article/2015/10/25/china-economy-idJPKCN0SJ0ZC20151025
中国第13次5カ年計画、予想される内容とは
http://jp.wsj.com/articles/SB12707975987092023884404581306450765196440?mod=WSJJP_hp_LEFTWhatsNewsCollection&alg=y
~第13次5カ年計画で目指す経済成長率は6.5%が政府の正式な
『最低ライン』になると予想~バークレイズ
おっと。
今週の五中全会は大型の景気対策が期待されていたというのに
次の5か年(2016-2020年)の成長目標の数字によってはリスクってことですか??
李克強首相は、7%という今年の成長率目標は
絶対的に達成しなければならないというものではないとの考えを示しました。
要するにこれまでの7%目標を引き下げるだろうことは確実。
まあ、そのくらいみんな覚悟していますけれど~
どの程度まで引き下げるだろうか、ってことがポイント。
先週23日金曜日に、五中全会に先んじて利下げを実施した、
ってことが気がかりなわけです。
五中全会では、バークレイズが予想するように
GDP目標を6.5%に引き下げる可能性を裏付けるものだった。。。
という見方もできるんじゃないか、とかなんとか。
いろんな裏読みがあるようです。
そうなると、五中全会はリスクにも成り得る、ってことね。
今後5か年のGDP目標数値が市場の予想から大きくかい離すれば
マーケットのかく乱要因となるってことです。
ひょっとしたら、利下げして市場を温めておいて
目標を6%くらいに落とすんじゃないか???
そうなれば、株も商品もショックでしょう。
国が成長目標を下げるのだから、これまでのような
上昇は見込めないということになります。
しかし、併せてどの程度の景気対策を発表するのかにも注目で
GDP数値だけが波乱要因ではないと思われます。
そういうもろもろの変動要因がある今週は
リスクポジションを落としておこうという動きが
週明けのアジア時間に出たとしてもおかしくないですね。
今夜のNY市場でもダウ平均は現在30ドル安(1:00)
週明けはリスクオンというムードではなく、
イベントを控えてポジションを整理しつつ様子見、
という相場になってきたように思います。
つまり、ドル円は先週NYの高値121.50円を超えるのは
イベント前にには難しい展開であり、
超えるための条件は米国利上げか、日銀の追加緩和、
あるいは中国からのポジティブなニュースということになるでしょう。
それらが整わないなら、今週は少し調整が深くなるのかも??
ということで、今日はドル円ロングを
121.09円 日経平均を19007円で手じまっています。
高値からは結構下げちゃった水準ですが頭としっぽはくれてやれ、ですね。
今日の手仕舞いは計画通りです。
ドル円相場は120円台まで突っ込むことがあればロング。
日経平均は18500円から下は買い拾うスタンスです。
しかし、それほど下がりませんね。
相場は上方向を伺っている様な気がします。
利食わず、ポジション継続でもよかったんじゃないかって
気もしますが、リスクを避けておきましょう。
次に買うのはFOMCの後かな。
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