2016年1月13日水曜日

2016年に入って日経平均は1日たりとも上昇で終わっていません(-_-;)
今日12日の東京株式市場ではマザーズの下落も大きく、
オイルマネーの売りにさらされて来た大型株だけでなく
新興銘柄を積極的に物色してきた個人投資家の資金もいよいよ
力尽きようとしている。。。ってな感じです。



12日火曜日経平均 ▼479円 17218.96円

中国人民銀、人民元の防衛を強化-香港オフショア市場で元買い介入

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O0TL6H6KLVRJ01.html

2大リスクである「人民元安」と「原油安」ですが、
そのうちの人民元はさすが一党独裁国家、いよいよなりふり構わずの
元安阻止に動き出しました。

しかし、毎日基準値レートを公表しているオンショアでなく
オフショアでの介入です。市場操作と言われても反論できませんね。

IMFのSDR採用で人民元の国際化に向けて、オフショアの元安に合わせて
7日までの8営業日連続でオンショアの基準値切り下げを実施してきた
人民銀行ですが、(市場の実勢レートにオンショア市場も合わせる目的)
実勢レートであるオフショアの方に元買い介入をした、ってことですから
なりふり構わぬ市場混乱鎮静化ということではありますが、
それじゃいつまでたっても中国は国際通貨の仲間入りはできない、と
嫌気されても仕方がない事態ですよね。市場への直接介入はマーケットが
最も嫌う「為替操作」です。

それ程中国からの資金流出に歯止めがかけられない深刻な事態である、
ということであり、むしろ、マーケットは中国から距離を置く方向に
舵を切ることになっていくでしょう。

人民銀行によるオフショアへの介入もあって、過去最大規模にまで
広がっていたオフショアとオンショアの人民元の乖離はゼロになった
だけでなく、オフショア価格の方が高くなる事態となったわけですが、
こうしたことがあっても、なお、日本株が下げ止まる気配はなく…

さらに深刻なのは下げ止まらないのに、どこも減産せず増産状況が
続いている原油市場なのかもしれません。
流石に米国シェール生産は体力のない企業から生産が止まっていますが
そもそも体力のある企業が生産効率が上がっているというだけですし
OPEC諸国はチキンレースを降りる気がない。

原油価格は30ドル台に沈んでいますが、この影響を受けての
オイルマネーの本国還流が巨額である、というのが日本株下落の
本尊かもしれません。

三菱UFJモルガンスタンレー証券の藤戸氏のレポートが参考になります。
http://www.sc.mufg.jp/report/fj_report/pdf/fj20160112.pdf
2015年6月時点(チャイナショック前)のSWFランキング

1:本邦年金GPIF 138兆円
2:ノルウェー年金基金(GPF)106兆円
3:アブダビ投資庁(ADIA)93兆円
4:中国投資有限責任公司(CIC)90兆円
5:サウジ通貨庁(SAMA)81兆円
6:クウェート投資庁(KIA)71兆円
7:中国国家外国為替管理局(SAFE)68兆円

13:カタール投資庁(QIA)31兆円

ということでオイルマネーとされるSAMA,ADIA,KIA.QIAの
4つの中東SWF総額でも270兆円。

これらの資金が根こそぎ原油安の損失補てんのために本国還流となれば
そのインパクトは甚大です。

中国の2つのSWFでも158兆円ですよ。
こちらは人民元安に伴う株式混乱から
世界への投資資金を引き上げる可能性もありそう。

とにかく原油安が止まってくれないことには
世界の金融収縮が止まらないということでしょうか。

今夜12日22時ころにはロイターにこんな記事も出たのですが
全く無視。原油価格は今夜にも20ドル台示現があるかもしれません。

ナイジェリア石油相:OPECが臨時会合も-原油安がサウジにも影響http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O0U9X76JIJUR01.html

とうとう10ドル台予想も

原油価格、1バレル10ドルまで下落する可能性=スタンチャート
http://reut.rs/1P6gZa6


最終的にはリーマンショック時に見られたような「リーマン破綻」
というようなドラスティックが破たん劇がなければ
セリングクライマックスが見られない相場なのかもしれません。

破綻するのは世界的な大企業なのか、どこかの国なのか…ワカリマセンが。

しかし、年明けから毎日毎晩ボラティリティの高い相場が続き
眠れません。毎晩寝るのが朝方です(-_-;)

ということで、昨晩打診買いしたポンドやユーロもブログ執筆後に
あっけなく失速したため撤退しドテンショート。

このショートも寝る前までには買戻し、
寝るときにはノーポジにして休みました。

今日もNY時間からポンドと日経平均、原油の新規ショート参戦。
これもデイトレで買戻して終了。

長くポジション持てません、
寝ている間に急騰するリスクがないわけじゃない。
原油などは地政学要因で暴騰する可能性は否定できず
(それも一時的な値動きでしょうけれど、ロスカットされるとおしまい)
宵越しのポジションはコワイですね。

ということで、ここからの安値をショートで攻めるのはデイトレに専念。

値頃で買って撤退というトレードを何度か強いられましたので
買うのは大底確認してから、、、か、テクニカル的に妙味が出た際の
デイトレで打診買いってとこかな。

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何やら今夜はポンドが一際弱い。

11月の英鉱工業生産がほぼ3年ぶりの大幅な落ち込みがトリガーみたい。
ポンドドルは2010年6月以来の安値、
ユーロに対しては昨年2月以来の安値水準へ下落。

EU離脱をめぐる国民投票が今年予定されていますが、
昨年まで利上げ期待が強かった分、
期待剥落での反動安が大きいようです。

今週14日木曜日は英中銀政策委員会がありますが
これまで利上げを主張してきたマカファティ委員が
利上げ主張を取り下げ、9対0での据え置き決定となるのではないか、
という憶測がポンド安の一因との情報も。

ポンドショートではかなり大きな利益となりましたが、
買い戻してからさらにポンドが下がっています・・・
ここからも買いじゃなくて、売りなんでしょう。
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