2016年1月6日水曜日

5日火曜の日経平均は▼78.98 18374.00円。
今夜のダウ平均は現在(am1.40)▼40 17100ドル台。

センチメントは弱いままですが、パニック的な売りに発展したか、というとそうでもない。

日経平均は大発会は500円超の下落となりましたが今日は78円安程度。。。
ただ、日足では一目の雲の下限をサポートできず下に抜けたような形なので、
決してよくはないのですが^_^;
今日、再び雲の中に戻るような力強い買いがあればまた違ったわよねぇ・・・。

ダウ平均はこのところ(昨年10月以降)のレンジ下限を
ちょっと下抜けてはいるものの、日足チャートでは一目の雲の
下限に綺麗にサポートされて下げ止まっているようにも見えます。

パニック売りとはなっていないものの、地合いが良くないのは事実で、
日経平均は18000円大台を割り込んでも不思議はないでしょうか。
ドル円相場は大発会の4日の118.70円を安値に下げ止まっています。。。

大発会波乱のトリガーとなったとされる中国市場ですが、
今日5日も弱い地合いではあったものの、

上海総合 ▼8.55 3287.71

中国人民銀行が5日の定例オペ(原則として火曜と木曜)で
巨額の資金供給を実施(1300億人民元)したことや、
大株主や経営陣などによる保有株の売却禁止措置が8日に解除されることに関しては、
証券監督管理委員会が5日午前「保有株の売却を規範化するような新規定を
打ち出す方針」を発表しており、パニックは沈静化しています。

中国リスクはいつ何時再燃するかわからないにしても、
年初から崩落するという失態は阻止したということでしょう。
引き続きリスク要因ではありますが、目先は売りから入るべからず。。。
というような気がします。

となると。
ここからの相場、短期的には週末の雇用統計睨みってとこでしょうか。

今週末8日に発表される12月の米雇用統計では、
NFP予想中央値が限月日+20万人となっており、
前月の21.1万人を小幅に下回る見通しですが、
大幅に下回るリスクもあるとして、警戒も強まりつつあります。

というのも12月の米ISM製造業景気雇用指数が48.1と
前月の51.3から大きく低下しており、これまで全体をけん引してきた
雇用インデックスまで50を下回る弱さを見せていることが、衝撃。

実は米株の下落は4日に発表されたISMの数字のせいじゃないか、という指摘もあります。

ということで、今週末発表される12月のNFPも
一部では10万割れとなるのではないか、という慎重論があるようです。

米国は、利上げに踏み切るところまで景気が回復したはずですが、
こうした指標の悪化で「利上げは果たして正しかったのだろうか」という
議論が出てくるのが2016年、今年のリスク要因の一つですね。

ISMが50割れの状態では、利上げどころか追加緩和が必要だ、と主張する
ハト派も存在します。

ただ、非製造業の数字は常に50を上回っており悪くないとして
製造業の数字だけを見ていては全体が見えないと指摘する向きも。
ISM非製造業景気指数は6日水曜日。明日発表になります。

50以上であればノープロブレム。

製造業からサービス産業へと、収益モデルがシフトしているのね。
時代の進展ともに形骸化するイベントも出てきそうです。
ここからの注目は米雇用統計(利上げペース見るうえでも重要)
中国市場、原油市場、、、ってとこかと思いますが。

ポンド円、日経CFDはショートしたまま。
そうそう、大発会のNY時間、原油が下落するのに相関したのかしら
ユーロも大きく下げましたね。

今年はユーロの見通しも二極化していますが、
私はユーロについては難しすぎて結論がで図、手掛けられずにいます_^;
まあ、今のところはポンドショートをそのままに様子を見ることにします。

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