雇用統計を受けて、足元のドル安相場の流れが変わるでしょうか。。。
こちらはいつもの通貨インデックス
日銀バズーカ3ショックで、一旦猛烈に円安ドル高となったものの
不発に終わったことで、逆方向の円高が大きく進んでいます。
日銀のバズーカは逆噴射となってしまったため、
現在円インデックスが猛烈上昇(円高ですが)
同時にドル安、ユーロ高が加速してしまっていました。
ドル安、ユーロ高となったのは、先週水曜のダドリーNY連銀総裁の
米3月利上げに慎重な発言が切っ掛けだったかと思いますが、
円高が進んでいたために、相乗効果的にドル安ユーロ高が進んじゃったのね。
これが、雇用統計を受けて、一服しているのがわかります。
雇用統計きっかけにドル安(ユーロ高)は止まるでしょうか。
このような動きになったのは1月の雇用統計が
利上げを考え直すほど弱くはなかった、ということでしょうか。
◆1月米雇用統計
①NFP(非農業部門雇用者数)前月比+15.1万人(予想+19万)予想より悪化
②失業率 4.9%(予想5.0%)完全雇用状態、さらに良好に
③平均時給 前月比+0.5%(予想+0.3%)予想上回る好結果
NFPこそ予想に満たなかったものの15万人超えていればそれほど悪いわけでなく
失業率が5%台から4%台へと大台を変える好結果となったことと、
賃金上昇率が予想を上回ったことで、
3月利上げの可能性は完全に払しょくできない、
という見方も一部に芽生えたようです。
米1月雇用統計:識者はこうみる
http://jp.reuters.com/article/us-payroll-instantview-idJPKCN0VE1UC?sp=true
とはいえ、CMEのFedWatchiの3月の利上げの折り込み度は
わずか7.8%です…。
※CMEが日々更新、利上げの可能性について開示。
CMEは多数のFF先物商品を保有しており先物金利などの情報を収集し
自動的に計算し公表している金利織り込み度。
1・日銀のマイナス金利バズーカ3の効果に懐疑的。
すっかり上昇分剥落でさらに下落
2・3月米金利引き上げに懐疑的。
いよいよドル安がスタートしたばかり?!
とみるならば、ドル安はまだまだ序章かもしれません。
テクニカル指標は軒並み下落トレンド入りを示唆。
唯一買える理由があるとするならば
マイナス金利導入のインパクトは剥げ落ちたとしても
日銀はバブルを生み出そうとしていると見られ、
さらにマイナス幅を拡大させるとか、残された枠は限界があるとはいえ
量的緩和を追加で発表してくるだろうという更なる追加緩和への期待。
1週間しか経過していないので、
今から期待で買われるということはないでしょうけれど…。
しかし、ECBも3月の追加緩和示唆しているのに、暴騰しちゃって
中銀の金融政策が効かずに暴走し始めたような気がしてホント不気味。
相場ですのでリバウンドもあるかと思いますので
日経平均もドル円も今年の安値に面合わせでいったん戻る可能性も
あるとは思いますが、この先過度に日銀に期待をして
ロングで攻めるのもどうかな、、、という感じがしてきました^_^;
日経平均が16000円を明確に割り込んだら途転ショートですね。
ドル円相場は2/5の115.96円を割り込んだら、これもショートですね。
その意味ではドル円の方がキワにいますので、今週結果がでるのかも。
先週の日経、ポンド円のロングは全てコスト割れで撤退しましたが
ドル円は雇用統計の乱高下の時に、指値注文していた
116.55円がヒットし、現在ロングになっています。
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それと㈭のイギリスのスーパーサーズデーメモっておきます。
4日英MPC
①政策金利および資産購入枠を予想通り据え置く。9対0の全会一致。
これまで利上げを主張してきたマカファティ委員が
インフレ鈍化を理由に据え置きに転じたことがサプライズ!!
②英インフレ報告
成長およびインフレ見通しが引き下げ。
これらの結果を受けてポンドが大きく売られましたが、
③カーニー英中銀総裁会見
次の金利変更は利上げになるとの見通しを示した
というわけでポンドは急速に買い戻されました。
カーニーさんのいうことはホント信用ならないんですけれど
それでも一応中銀総裁の発言って相場を動かすのね^_^;
しかし買いは続かず結局は下落トレンドに・・・・。
ポンドロングはあえなく撃沈。
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今週は中国がまるまる1週間休場よ~春節です。
10日のイエレンFRB議長の議会証言に注目ですが、
9日の大統領選、ニューハンプシャー予備選なんかも。
8日(月)
日本国際収支(12月)
9日(火)
オバマ米大統領、17年度の予算教書議会提出
10日(水)
サンフランシスコ連銀総裁、講演
イエレンFRB議長、下院金融サービス委員会で証言
11日(木)
米新規失業保険申請件数(6日までの週)
ユーロ圏財務相会合
イエレンFRB議長、上院銀行委員会で証言
12日(金)
独・ユーロ圏GDP速報値(第4四半期)
米小売売上高(1月)
米ミシガン大学消費者信頼感・速報値(2月)
EU財務相理事会
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