1:20からのFRBイエレン議長の講演に注目が集まっていましたが、、、
猛烈ドル安来ちゃたわ~。
「利上げにおける慎重な姿勢は特に正当化される」
「将来の金利軌道は必然的に不透明」
「FOMCは今後数年、緩やかな利上げを想定」
などと発言した模様。
確かにドル円相場、7連騰中だったものねぇ。
ここいらで一旦手綱引いとくか、って感じね。
米国は非常に巧みに市場をコントロールしているように見えます。
3月FOMCで年4回織り込んでいた利上げ回数を年2回程度まで下方修正。
さすがにこのハト派スタンスには市場が驚いてドル全面安も
その後の地区連銀総裁らの相次ぐタカ派発言が謎…。
あまり過度にドル安が進まないようにハンドルしているということでしょうか?
つまりドルが天井つけてドル安基調に入った、と市場が判断してしまえば
株式市場がバブル化するリスクがあります。
タカ派発言で4月にも利上げがあるかも?というセンチメントを醸成し
株式市場のバブルの芽を潰す。
そして、相次ぐ連銀総裁らのタカ派発言でドル高基調が加速し始めた
ところに、再びイエレン議長、ハト派発言でドル高の芽を潰す…と。
どこまで計算されているのか知りませんが、ドルが上がりすぎず
下がりすぎず、株も上がりすぎず、下がりすぎずで、
居心地のいい水準でボックス化、これが狙いなのではないかしら。
なんだかんだ言って、やっぱり米国の金融政策が軸なんですね。
欧州や日本がマイナス金利にしようとユーロや円が下がらなくなってますが
米国は利上げのペースがどうなるか、って要人発言程度で
上がったり下がったり、素直に反応しています。今のところね。
こうして市場をコントロール出来ているうちは、株のバブルもないでしょうし、
ドル高が加速することもないでしょう。
かといって、日欧VS米国 の金融政策は真逆のベクトル。
マイナス金利VS利上げ です。ドルが大きく崩れることも考えにくい。
ということで、今年の相場ってレンジが長期化するんじゃないのかしら・・・
レンジをブレイクしてトレンドができるときは米国当局が
市場コントロールに失敗するか、市場が言うことを聞かなくなった時。
そんな気がしてきました・・・・^_^;
モルガンスタンレーはドル円相場の117円予想を出していますが、
このくらいまでの上昇はあると思ってますが、、、今夜のイエレン発言で
少し時間がかかるかな~って印象になってきました^_^;
明日30日はカプラン米ダラス連銀総裁講演
31日には、エバンス米シカゴ連銀総裁講演
4月1日にはダドリーNY連銀総裁講演
4月2日にはメスター米クリーブランド連銀総裁講演が予定されています。
明日以降、地区連銀総裁らがタカ派発言を繰り返すでしょうか?!
彼らが思いのほかハト派だったりするとさらにドル安が加速しそう。
引き続き、米国の利上げペースへの思惑がドルを動かしそうです。
また1日は、日銀短観に、米雇用統計。
ドル円は110円~115円
日経は16400~17200円
このレンジを破られなければ、しばらくこの幅でのボックス相場、
ってことになりそうですね。
思いがけず上昇しているのが、豪ドル、キウイなどのオセアニア。
意外と高金利であることが上昇が大きい要因なんじゃないか、、、って
気がしていますが、こちらはトレンド化する可能性も?!
ユーロもマイナス金利導入しているのに下がりませんな。
今夜のイエレン議長の発言受けてのドル安で、米株が堅調、
これに連れて、日経も上がりそう??(上がって下がった)
ドル円が急落して112円台に突入しているので、こちらが足を
引っ張っているのですが、ドル円はなんだかんだすぐに持ち直す
ンジャないか、って気がしていますので(少なくとも下値があっても
110円のレンジ下限かな)日経平均を16960円でロングしています。
予算成立につき、今日30日安倍首相が会見しましたが
消費増税引き上げをやると発言。(政治的にはそういわざるを得ない)
多少ドル円と日経が下落していましたが、市場はほぼ増税見送りを
織込んでいると思われます。こういう下落は買いじゃないか、と思って
見ていましたが、イエレン発言で日経は持ち直すかな…と淡い期待。
16900円を割ったら一回止めます・・・
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