米株が強いですね。Sellin Mayの懸念などどこ吹く風。
今夜はアマゾンの株価が700ドル台到達でナスダックヲサポートしている
というニュースが入ってきていますが、目標株価は1000ドルとか。
足下のチャート見ていても弱い気がしないですし、
アトランタ連銀が公表している「GDPナウ」ですが
10日時点の第2四半期のGDP予想は年率換算で2.2%で
4日時点の1.7%から伸びが拡大しており、このところの米景気指標が弱いことを
懸念する声もありましたが、米国の健全さを確認した格好。
9日火曜の日経平均は大幅続伸。349.16円高の16565.19円ですが
夜間の日経平均先物価格は16800円台まで上昇しております。
為替市場ではドル円相場が109円台回復。
ちょうど1週間前の5月3日火曜に105円台示現の円高アタックがあった
事を考えると、1週間で4円もの円安が進行したことになります。
雇用統計が悪くて皆一時的には下向きになった相場ですが
それでも5/3の105円を割り込むようなことがなかったことで
ポジションをひっくり返したんじゃないの?って気がします。
麻生財務相の急激な為替変動には「介入する用意ある」との発言を受けた
ことで円高が止まった、との指摘もありますが、
麻生さんがこの発言をしようとしまいと、反発したんだろうと思っています。
市場関係者の間では、日本が単独で、しかも今のレベルの為替水準で
介入ができると思っている方は少ないと思います。
スピードが速すぎる場合のスムージング介入は別としても。。。。
相場が戻る流れとなっていたタイミングに麻生さんの発言が重なったことでの
相乗効果的なものはあったかもしれませんけれど。
さて、どこまでロングポジション引っ張りましょうか。
110円までを考えていましたが、そこで手じまってしまうべきかどうか。。。
米国市場が健全ですので、Sellin Mayリスクはまだ警戒しなくてよさそうです。
足下の相場を占うに当たって・・・
今週はそれほど大きなイベントがないんですよね。
株式市場の決算発表は別にして。
あ、パナマ文書、新たに企業名個人名たくさん出てきたようですが
市場への影響はほとんど見られませんでしたね。
一部に名の上がった企業の不買運動が起こっているという話もあるので
長期的にはそうした企業への影響が出てくるかもしれませんけれど…。
今週のビックイベントは英国かしら。
木曜がスーパーサーズデーです。
BOE・イングランド銀行の政策金利発表、議事録公表、
四半期インフレレポート、カーニーBOE総裁記者会見がまとめてあります。
だからスーパーサーズデー。
金利をいじるとは思いませんが、委員の投票内訳が
9:0での据え置きなのか、もしくは一人でも利下げに投票する委員がでるか、
ってとこがポイントでしょうか。利下げの話がちょっとでも出れば
ポンドは売られちゃいます。まあ、4月のCPIは+0.5%でしたし
それはないと思うけど。
でもオーストラリアとか5月に意表をついて利下げしてますし、
油断はできませんね。投票内訳には注意が必要です。
木曜はポンド絡みのポジション持たないほうがいいかな。
英有力シンクタンクの国立経済社会研究所(NIESR)が10日、
EU離脱が決まれば、ポンドが20%下落し、インフレ圧力が急激に強まる
との見通しを示しているようです。
英国民投票、EU離脱決めれば直後にポンド2割減価=NIESR
http://www.asahi.com/business/reuters/CRBKCN0Y11BK.html
それでなくても、利上げ期待の後退でポンドはかなり売られていますけど…。
今はドル円ロングだけを持ってます。
もうちょっと引っ張ります。
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