2016年6月22日水曜日

6月ってね、米債利回りが反転しやすいのよ。
何故か、ってその理由はよくわからないんだけど、
利回り低下傾向にあれば、ボトムをつけるし、
利回り上昇傾向にあれば、トップアウトしやすいの。6月に。
アノマリーってやつね。

ちなみに2001年以降の15年間どうだったかというと、、、

2001年:6月トップアウト
2002年:6月転換なし
2003年:6月ボトム
2004年:6月トップアウト
2005年:6月ボトム
2006年:6月トップアウト
2007年:6月トップアウト
2008年:6月トップアウト
2009年:6月トップアウト
2010年~2014年は6月転換なし。-
2015年:6月トップアウト

2010~2014年の5年間はそうならなかったので
このアノマリの効力も切れたか、と思われたのですが
昨年2015年が再び6月に利回りが天井をつけて下落に転じました。

そして、今年2016年はというと、、、まさに6月は債券バブル!
利回りがどんどこ下がっていましたね。

※これは米国債価格チャート一覧。長いのから短いのまで。



どうでしょう、天井つけた可能性もある、、、って感じがしません?

利回りで見ても、6月15日に米10年物利回りは1.573%まで低下しました。

※米10年債利回りチャート





米10年債利回りは2012年7月に1.469%まで低下、これが過去最低利回り。
(その後2013年12月の3.036%まで上昇。
 この時(2012年)は6月じゃなくて7月転換だったんですね)

その後2015年1月に1.646%まで再下落したのですが、
今月6月はこの2015年のレベルをさらに下回っていますね。

何が言いたいかというと、、、今年も利回りがど底をつけて
転換する可能性があるんじゃないかってこと。

つまり、米金利は上昇開始する可能性がある、、、となれば、
ブレグジットリスクが去れば、ドル高相場が来るんじゃないの?!

と思ってみています。
すでにチャートからはその兆候がちょっとづつ出始めている
気もしますね。債券価格上昇は天井に見えますし、
利回りもすでに底入れしたように見えます。

これは、今週に入って「ブレグジットリスク」が後退していることから
リスク資産ショートが巻き戻っている、そしてリスク回避時に
債券市場に逃げていた資金が、少しづつ戻っているということの現れ。

まだ23日の国民投票の結果を確認するまでは確信にはなりませんが、
このリスクイベント通過後のテーマは、やっぱり米国利上げで、
6月はブレグジットリスクを警戒して利上げを見送ったものの
このリスクeventが無事、こなせれば7月にも利上げ?
あるいは9月にも利上げか、という思惑がドルを押し上げるんじゃないか?
ってイメージしているんだけど、、、どうかな。

同じくリスク回避時に資金が流入するゴールド市場も
短期的には頭打ちした様なチャートになっていますよね。

※ドル建て金日足チャート



ド天井で、金が急落するイメージはないので、
せいぜいレンジ下限である1200ドル近辺まで
(1300ドルから)100ドル程度の調整入りかと思っていますが、
そうなる過程では、債券価格も下落し(利回りは上昇し)
ドルが上昇すると思うのです。

すでに今夜のユーロドル相場はユーロ急落ドル上昇となってますね。

※ユーロドル日足



じゃあ、ドル円も上がるんじゃないの…って思うんだけど
ドル円は上値重いですねぇ(;'∀')

ドル円ロング、のんびり持ってます。
23日国民投票前までにやめるかも、、、です(笑)

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豪ドルドル、キウイドルのロングはいい感じに利益になったんだけど、
豪ドルがロンドン時間に急落しちゃったわねぇ。。。

コストはキウイドル0.7107ドル・豪ドルドル0.7460ドルなので
キウイは利益のまま。豪ドルは一度コストレベルでロングが消えたわ。

日足では前回高値とWトップとなって下落に転じる可能性も
十分にあるチャート形状、一目の雲に阻まれての反落にも見えるので
あまり執着しないほうがいいかもしれませんが、
0.7426レベルまで下落すれば再ロングを考えています。

ただ、今週は23日国民投票控えているので、
注文がヒットしても23日前にはどうするか考えなおさないと。
23日前に注文ヒットしないようなら、やりません~

0.7284→0.7511 のフッィボナッチリトレースメント 38.2%が
0.7426くらいです。

※今日は6月RBA豪準備理事会議事録要旨が公表されました。

「6月の金利据え置き決定はCPIの目標回帰に合致」
「豪ドル高は交易条件の調整を複雑にする可能性」
「雇用の成長が幾分勢いを失っているが、概ね予想通りだった」
「インフレ率はしばらくの間、低水準で推移する見通し」

あまり驚くような内容ではなかったですが
発表後、豪ドルは上昇しました。

同時に発表された

1-3月期豪住宅価格指数は前期比0.2%低下(予想0.8%上昇を下回る)
前年同期比は6.8%上昇(予想 7.5%上昇を下回る)

これを受けてもそれほど売り込まれることはなく、
今日は0.7512ドルまで豪ドル上昇したんだけど。。。
(もっと上がると思って利食わずにいたら、夜急落してしまいまいました)
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