2016年6月9日木曜日

東京時間は比較的しっかり推移していたんですけどねぇ。
8日NY時間、全面ドル安進行となり、ドル円相場106.59円まで下落してます。

ストップ注文ギリギリだわ(;'∀')

NY時間のドル売りも別段材料があったわけじゃないんだけど。

東京時間は日経平均が比較的しっかりで推移したおかげで
何とか107円台を挟むレンジという体を保っていたのですが、
NY時間は、円高というよりはドル安が進みました。

8日水曜日 日経平均株価 +155.47円 +16830.92円

利上げ思惑後退で7日の米国市場ではNYダウが一時18000ドルを回復。
S&P500種指数が過去最高値に接近、WTI原油価格は50ドル台です。
コモディティ市場、米株は「ドル安」恩恵を享受する値動きですが、
日本市場は円高になってしまうため株も米株ほどには強くないですね。


今週は6月ですのでメジャーSQ

日経平均は再び価格帯別出来高の厚みがある16800-17000円のカベを
試す展開となってきますが金曜にメジャーSQを控えていることもあり、
様子見気分も強くて、東証1部の売買代金は1兆8207億円と、
4日続けて活況の目安とされる2兆円の節目を下回っています。

積極的に取引してる人がほとんどいない相場なのね。。。
盛り上がりにかける相場です。。。


また、今日マーケット関係者の間で話題となっていたのが

三菱東京UFJ銀行は国債市場特別参加者(プライマリーディーラー)の資格を
国に返上する方向で調整に入ったというニュースです。

マイナス金利政策の影響で国債利回りが低下し損失が出かねないと判断したため、
ということですが、国債の安定消化を支えてきたメガバンクによる資格返上は
今回が初めてのこと。この動きがほかの金融機関に広がれば
今後の安定消化に影を落とす可能性があるとして衝撃が走りました。

日本国債の格下げリスクもあるかしら💦

って懸念があるってことね。

三菱UFJ銀行は、国債運用は儲からないばかりか、リスクである。と
日銀のマイナス金利政策に「NO」を突き付けたったことです。

プライマリーディーラー(PD)は、22社が資格を有しています。
その中で銀行は三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の3行だけです。

あとは証券会社なんですね。

日経QICKの記事によると、
三菱UFJモルガン・スタンレー証券など三菱UFJ銀系列の証券会社は
PD資格を維持していて、三菱UFJ銀は系列証券を通しても国債を買うことが
できるのだそうです。欧米では、PDは業者と呼ばれる証券会社が
なるものとされていて日本のように投資家の側面が強い銀行が
参加するケースは珍しいのだそう。

欧米基準に近いあるべき姿に戻ったという指摘もあるようですが、
みずほや三井住友など残りのメガバンクがこの動きに追随するかどうかが
注目されますね。実際には緩和政策(日銀が国債を買う政策)が
継続している今はほとんど影響はありません。
日銀が出口を模索し始めたことにPD参加者が減っていると問題だけど。。。

ってことで、今現在はそれほど深刻な問題ではありません。
ただ、メガバンクが日銀に真っ向からNOを突き付けるってのは
由々しき問題ではあると思いますけれど。

(2015年10月~16年3月の三菱東京UFJ銀の国債落札額は上位10社から
ら外れており、入札での存在感は低下しているのだそうです)

以下今日の日経QUICKから

■現在のPD22社
SMBC日興証券、岡三証券、クレディ・アグリコル証券、クレディ・スイス証券、ゴー
ルドマン・サックス証券、JPモルガン証券、シティグループ証券、ソシエテ・ジェネラ
ル証券、大和証券、ドイツ証券、東海東京証券、野村証券、バークレイズ証券、BNPパ
リバ証券、みずほ銀行、みずほ証券、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、三菱UFJモ
ルガン・スタンレー証券、メリルリンチ日本証券、モルガン・スタンレーMUFG証券、
UBS証券

■落札総額上位10社

1 大和証券
2 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
3 野村証券
4 みずほ証券
5 BNPパリバ証券
6 SMBC日興証券
7 メリルリンチ日本証券
8 ゴールドマン・サックス証券
9 モルガン・スタンレーMUFG証券
10 JPモルガン証券

メガバンクの存在感はそれほど大きくない。
ということで、過剰にネガティブになることはないかと思っています。


しかし、ドル円上値重すぎーーー

今週末のSO,来週のFOMC 日銀、BOEとイベント盛り沢山で
様子見ムードが強いとはいえ、上値は切り下がる展開…。

106.50割れではロング撤退は変更なし。

他通貨では、豪ドルドルが戻りが大きかったので、
そろそろ豪ドル売りを考えたい局面。

ただ、足元ではドル安がストレート通貨の上昇をサポートしちゃっているほか、
ドル安がコモディティ市況の上昇の材料になっていて、
これが豪ドル高につながっているようです。

豪ドルドル、もうちょっとで50%戻りを達成しそうですね。
このレベルまで到達したら軽めにショートかな。

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