オリンピックも終わって、そろそろマーケットにも参加者が戻って
来るんじゃないかと思っていましたけれど、、、
今日の日本市場の東証1部の売買代金は概算で1兆6278億円。
あれれ、スッカスカ。まだまだ閑散相場、夏枯れ状態続いてます。
かろうじて日経平均が+52.37円 16598.19円で終えたのは
ドル円相場が窓を開けて100円台後半まで上昇する
円安があったせいでしょう。
この円安、黒田さんなのかフィッシャーさんなのか。
①黒田さん発言による9月緩和思惑
マイナス金利「さらに引き下げ余地ある」 国債購入の柔軟化に含み
http://www.sankei.com/economy/news/160820/ecn1608200017-n1.html
産経さんのインタビュー記事ですが20日土曜に公表されてますね。
マイナス金利の深堀りを否定しない、、、9月の日銀で
総括の結果、追加緩和の可能性はあり得るというもの。
これが、窓開け円安の一因?
それとも・・・
③FRBのフィッシャー副議長による年内利上げ示唆
米FRB副議長:年内利上げ示唆-経済は金融当局の目標に近づく
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-08-21/OC9ZLC6JIJUO01
米経済が既に金融当局の掲げる目標の達成に近づいており、
成長が今後勢いを増すだろうと述べ、年内1回の利上げが
依然検討されていることを示唆。
先週はニューヨーク連銀のダドリー総裁やサンフランシスコ連銀総裁の
ウィリアム総裁のタカ派発言もありました。
しかし、これらの材料が整ったわりにはドル円上昇は一時的で
結局またじりじり円高圧力にさらされています。
週末の100.18円から窓明け上昇100.74円で寄り付いた後、
100.90円まで高値があったのですが、、、
NY時間にかけて行って来い、100.20円近辺まで下がっています。
私、窓を開けたものだから、26日のジャクソンホールに向けて
今週はドル高基調になるんじゃないの?!と色めき立って
100.70円台でドル円ロングしちゃったんだけど、大失敗(;''∀'')
100.50割れで撤退しました・・・
やっぱ昨日のブログにも書いたようにレンジでしょうかねぇ。
ひとつ、気になるのがヘッジファンドの動向。
今年は世界の投資家らがヘッジファンドから
巨額の資金を引き揚げていることが明らかとなってきています。
7月には57億ドル(約5730億円)が引き上げられましたが
ヘッジファンドからの資金流出は3カ月連続。
世界のヘッジファンドからの資金引き揚げは過去3四半期で
250億ドル近くに上っています。
その背景にあるのはこれらしい。
「ビッグ・ショート」アイズマン氏、次の標的はヘッジファンド手数料
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-08-18/OC3F3V6S972E01
要するに、ヘッジファンドの手数料がべらぼうに高いくせに
全然儲かってないじゃん、ってことね。
1-7月のヘッジファンドのリターンは業界平均でプラス2.5%。
対してS&P500種株価指数はプラス7.7%でした。
記事によると、この3四半期で引き揚げられた250億ドルというのは
だ業界全体の運用資産約3兆ドルの1%にも満たないもの。
だから、この傾向がアイズマンの言うように長期化するリスクは
十分にあろうかと思われます。まだまだ余地があるってことね。
というのも、これだけ長く資産流出が続くのはリーマンショック以来
ということで、何か変調をきたしていることは明白。
ヘッジファンドから資金が引き上げられているということで、
彼らはこれまで保有していたポジションの整理を迫られています。
これが、この3四半期の日本株売り、円高の背景にあったとは
考えられないだろうか・・・。
アベノミクス起点の12年11月~2015年5月まで海外勢は
およそ21兆円の日本株を買い越しています。
ところが彼ら外国人投資家は2015年には7年ぶりの売り越しに
転じました。結局2015年は5兆円近くの日本株売り越し。
そして2016年上期も5兆円程度の売り越しです。
2015~2016年上期までにアベノミクス起点からの買いの半分近くを
売ったことになるわけですが、彼らの売りがさらに続くようで
あれば、2016年後半も円高圧力が重くのしかかる、
ということになります。
彼らが日本株を処分する際にドル円相場においても
ヘッジの円売りを外したと考えられますものね。
このヘッジファンドの解約の波、資金撤退は継続するでしょうか。
2016年下期はヘッジファンド勢の動向にも注目しておきたいですね。
続くようなら、まだ保有している日本株があれば売り圧力でしょうし
(対して日銀が買うので、日銀がいい売り場を提供するような
シーソーにならなきゃいいですが)
それはまた、円高圧力でもあります。。。
日本株を買っている外国人勢が全てヘッジファンドということでは
ないと思いますけれど、、、
これも日本株安、円高の一因じゃないかなぁ。
アイズマン氏がモデルとなった映画ビックショート(放題ではマネーショート)
観ましたけど、信念のスタイル貫き通して大金を手に・・・。痛快!
その信念(執念とも💦)のスタイルは大倉キャプテンにも通じるところが(笑)
その彼が次に注目しているのがヘッジファンドの手数料低下、
その過程で何が起こるのか、考えておくことも肝要かもしれません。
さて今週はジャクソンホールに向けてドル高基調が強まるかも、
と思っていたけれど、そうでもないみたい。
今夕ドル円ロングを切った後、ポンドドルロングを作りました。
1.3109ドル。まだドル安が続くというのなら、ストレート通貨は買い。
ということで過去最高のショートポジションが構築されている
(これもまたヘッジファンドなど投機筋らのポジションですが)
ポンドドルなんかがWボトムからの上昇もあるかな?と思って。
これも、打診買いなので、コストであっさり撤退するつもりです。
今週末 8/27(土)大倉キャプテンと岡崎さんと札幌に行きます!
是非会いに来てください!!下記よりお申込みいただけます。
『NYダウ上場記念特別セミナーin札幌』
http://www.yutaka24.jp/?url=/seminars/detail/251
13:00~14:00 第一部:大倉たかし×大橋ひろこ
「本音で言わせて! LIVE」
14:00~14:30 特別セッション:大倉たかし×大橋ひろこ
「NYダウもついに上場! 今注目のくりっく株365の魅力とは!?」
14:30~14:45 休憩
14:45~16:15 第二部:岡崎良介氏
『不確実性下の金融市場』~週明けの日本で戦うダウ365必勝法~
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2016年8月23日火曜日
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