2016年8月7日日曜日

7月分の雇用統計の数字受けて、また急に利上げ観測が高まってきた?!
ドル高進行です。センチメントがコロコロ変わりますねぇ。。。

※7月の米雇用統計

①NFP・非農業部門雇用者数 +25.5万人(予想+18万)過去2か月も上方修正
②失業率 4.9%(変わらず・労働参加率上昇のためポジティヴ)
③賃金上昇 前月比 +0.3% 前年比2.6%増
④労働参加率 62.8%(0.1%上昇)
⑤週平均労働時間 0.1時間増加の34.5時間

金利先物が織り込む年内利上げの確率は約46%(発表前34%から上昇)

ダウ平均  18543.53(+191.48 +1.04%)過去最高値まで約50ドル
ナスダック   5221.12(+54.87 +1.06%)約1年ぶりに過去最高値を更新

NY金先物  1344.40(▼23.00 ▼1.68%)

ドル円相場 102.06円まで上昇(NY引けでは101.82円)


しかし、雇用統計の数字だけで利上げできるものなら、
12月以降、継続利上げを見送ってきたのはなぜなのか。


FRBは雇用統計の数字以外の「世界情勢」などを材料に利上げを
見送ってきた経緯があります。
世界情勢と言いつつ、それは米株が急落したりすることを警戒していただけ、
という指摘もありますが、もし、米株を見ているのだとすれば、
現在の米株は過去最高値圏にありますので、もう懸念はないとも言えますが・・。

あるいは、ISM製造業景況指数の悪化などが利上げ見送りの一因であった
との指摘もありましたが、だとするならばFRBが警戒していたのは
ドル高です。ドル高になれば、製造業セクターが落ち込み、ひいては
米景気に影響を及ぼす・・・。ということで、この点は大統領選で
トランプ氏やヒラリー氏がドル高をやり玉に挙げていますが、
だとするならば、大統領選前にドル高がさらに進行するような
利上げはやりにくいだろうと考えることもできます。
だから、11月までは無理。というか12月も無理だろうなぁ…。

FRBが何をもって利上げを決定するのかが、ここからの焦点でしょうか。
FRBの使命とされるデュアルマンデート、雇用とインフレ率だと
いうのなら、継続利上げをしてもいいだろう水準にあると思いますが、、
若干インフレ率が心もとないか。ただ、今回の賃金上昇率をみると
この点の不安も後退するものと思われます。

なんだか急に利上げの可能性を織り込み始めようとしているマーケットですが
発表前までは、年内利上げは無理という空気が蔓延していました。

①4-6月期GDPの前期比年率1.2%の低水準
②ISM製造業・非製造業景況指数、製造業新規受注と事前予想を下回る


さて、雇用統計の数字だけでゲームチェンジ的に相場の機運が変わるのか?!

正直、米国利上げについてはどうなるかよくわかりません…。
この環境でやれないなら、ずっとやれないじゃん。。。って思うんだけど
利上げすればやはり、ドル高は避けられず、米景気は本格的に
崩れていくことが目に見えるからです。

だって、そうでしょ。
日欧がマイナス金利、英国も8/4利下げしましたし、さらにゼロ金利に
まで利下げがあるでしょう。8/2豪州も1.5%まで利下げしましたし、
今週8/11 NZも0.25%利下げして2%にするでしょう。

米国以外、絶賛緩和競争中なんです。
それだけでも、自然に米ドル高になってしまいます。
周りが勝手に沈んでいくんだもの。
そこに利上げなどしたら、、、米ドルしか買うものがないでしょ。
すさまじいドル高になるはずです。
だから、米国は利上げがやりにくくなっている、、、と思うのです。

加えて、私は9月の日銀ではテーパリング示唆ではなく
もう一段の緩和、あるいはそれに向けた指針が出るような気がしてなりません。

となると、過剰流動性相場はまだまだ終わらない。

ということで、日本株、ドル円の年末高を予想しているのですが、
如何せん8~9月は騰落率の悪い月。むしろ下がる可能性が大きい。
だから、今から買うのではなくて、安値を引き付けてから買おうと思います。

根っこは強気、目先は弱気です。

ということで、個別株をちょっとやってますが、
(日銀のETF700億円買いスタートしたようですね、日本株は
下値固いと思います)
他のリスクポジションは新規で取引するのは見送りとします。

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