26日のジャクソンホール以降、今週の雇用統計が最大の注目ですが
(フィッシャー副FRB議長8月の雇用統計がFOMCを決定発言)
昨日、雇用統計の前哨戦とも言われる8月ADP雇用指数がでました。
予想+17.5万人のところ+17.7万人。
まずまずの内容で、ドルは若干強含む展開で、
現在もドル円相場が103円台を保っています。
ただしCMEのFEDウォッチでは9月の利上げ確率は30%で
前日24%からは上昇したものの、まだ市場は利上げに懐疑的なようですね。
最初の利上げから8カ月もブランクを開けてしまったことにすっかり不信感が
芽生えてしまった、ということかと思いますが、フィッシャーさんがあれだけ
タカ派発言をしてもなお、懐疑的なんですか。。。
いかに一度失った信頼を取り戻すのは難しいか、ということがわかりますが、
そうであれば日銀の信頼を取り戻すのも大変だろうなぁと言う気もします。
マイナス金利導入はサプライズを狙い過ぎあまりに
結果的には騙された、と感じる関係者が多かったものね…。
しかし、大倉キャプテン的に言えば、相場は懐疑のうちに育つ、
ということですので、みんなが一気にブルになるよりいい相場
ってことになります。非常に好ましい。
こういう相場をきっちり押し目を拾えるかどうかが大事ね。
まあ、雇用統計の数字が悪すぎたらシナリオが変わるんだけど。
市場の予想はNFP+18万人程度。
昨日サンフランシスコ在住の広瀬隆雄さんにお話を聞いたところ
FEDウォッチャーとして著名なヒルゼンラス記者は+19万以上なら
9月利上げがある、と言っているようで、
この場合、FEDから言わされているとみる(市場へ織り込ませる意)
のだそうで、(確かにヒルゼンラス記者はこういう場面でキーマンになることが多い)
19万を超えるか、それ以下かで利上げがあるのか、ないのかという分かれ目に
なるだろう、として雇用統計ポイントを解説くださいました。
そういう視点もあるんですね。
一方で、雇用統計が良ければ9月利上げの可能性があるとして
米株市場や国際商品市場には下落圧力が強まっています。
米株などは利食いでしょうけれど
ダウ平均は18400.88(-53.42 -0.29%)
NY原油 44.70(-1.65 -3.56%)
NY金 1311.40(-5.10 -0.39%)
ってことで、下げ方がまだ緩いので、本格的に利上げを織り込んでいるというよりは
なんかヤダ。ってことで手仕舞いが広がりつつある、という程度かと思います。
米株が下げた割には今日前場の日経平均は気張っていて
マイナス圏に落ちる瞬間もありますが、
プラス圏に顔を出したり小動きで済んでいます。
米利上げでも、同時に日銀が9月会合でとてつもない緩和をやる!
というとある欧州系外銀のレポートが出ている模様で、
日米の金融政策の違いが際立つ、という見方も出始めているので
日本株は底堅いということかもしれません。
ドル円ロング、キウイ円ロングは継続です。
昨日、浜田宏一内閣官房参与とお会いしてお話させいただきました。
その内容がブルームバークで記事になったようです。
浜田内閣官房参与:リーガルには許されている-為替介入、外債購入
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-08-31/OCRKWY6TTDSB01
お会いする前には、相当な事前準備をしたのですが💦
知識の至らぬ事柄について大倉キャプテンにはいろいろと助けていただきました。
キャプテン、ありがとうございます♥
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