2016年10月20日木曜日

10/20 日経平均が終値で17000円の大台を固めて引けました。

チャート形状は非常にいいと思います。
あれだけテールリスクを警戒する声があったはずですが
日経平均、結局9~10月はレンジ相場の中で推移していただけです。

年初からの人民元安、原油安ショックで付けた2/12の安値と
6/24のブレグジットショックで下落した安値が、現在までの今年の最安値。
14865円近辺がW底。

結局、ブレグジットを超えるリスクはその後起こっていないということです。
ドイツ銀行リスク、チャイナリスク、日銀の限界、米株天井説・・・。

原油安リスクは1月と2月につけたWTI原油26ドルがW底で現在50ドル台回復。
OPECの減産合意で原油安リスクは消えました。

ドイツ銀行リスクは、カタールがドイツ銀株を買っているという報道が
あってからそれほど騒がれなくなった気がします。

チャイナショックはまだまだ警戒が必要かと思いますが、
それこそ10年近く中国リスクって言われ続けていますので
今そこにある危機ではなさそう。

米株天井説も、ここ2年ほど指摘され続けていますが、
金余りで低金利時代の魅力ある投資先として米株は外せないということでしょう。

ということで、気が付いてみれば様々なテールリスクも
9~10月というアノマリー的に下がりやすい季節性もあったからこそ
過度に恐れられた節は否めません。それがこの9~10月に噴出するとは
限りませんものね。ただ、ファンドの決算期などの事情で手仕舞いが
入りやすい時期であったことから上値が重いことも事実ではありますが。

それも10月半ばを過ぎたので、あとは大統領選をこなせれば
待機資金が一気に市場に戻ってくると思うんだけど、
相場というのはその前に動き出すもので、日本株にその兆しが出てきた、
ということではないかしら。。。

それから、2012年10月以来 4年ぶりにブラジルが利下げを実施しました。

※ブラジル中央銀行は19日の金融政策委員会で、政策金利を0.25%引き下げ、
14%(凄いな~14%だって)にすることを決定。
自国通貨レアルの上昇などでインフレ圧力が弱まってきたことを受けた措置。

ブラジルの利下げが何か関係があるかって、これって結構大きなニュース。

有料メルマガで西原さんが書いていてなるほどと思ったんだけど

「新興国通貨にとっての利下げは通貨防衛策の終焉も意味します。」

米国のQEが終わり、米国が出口に向かうと騒がれ始めた2013年以降、
ドル高が進み、対して新興国通貨の下落が世界の金融市場の混乱を
引き起こすとして問題視されてきました。

新興国に投資されていた資金が、米国に還流するレパトリで
新興国通貨は下落し新興国株価も下落にさらされました。
(ブラジルの場合は今年2016年のリオオリンピックに向けた
過剰な投資ブームがありましたので、そのプレミアが剥落した分も
大きかったと思いますが)

先進国は利下げを実施、ほぼゼロ金利政策となる中で量的緩和策にまで
金融緩和策を広げて景気を刺激する必要がありましたが、
新興国は利上げをして、急激な通貨安を防衛する必要があったのです。
だから新興国の政策金利は高金利なんですね。

金融市場が混乱しリスクオフ相場の様相を呈すれば真っ先に売られるのが
新興国通貨。その新興国通貨、しかもオリンピックが終わった後で
今後の景気の冷え込みが心配されるブラジルが利下げを実施したのです。

つまり、リスクオフの懸念がそれほど強くないということの現れですね。
まだまだ今年はこれから大統領選挙という不透明要因もありますし、
米国が2回目の利上げを実施した際の影響も無視できないのですが、
このニュースは、リスク選好相場に回帰しつつあることを示している、
と考えることもできるのではないか、ということですね。

今日は大統領選第3回TV討論の後にメキシコペソも上昇しているようですし、
マレーシアリンギ、インドネシアルピアなども足元堅調に推移しています。


*******

さて、今夜はECB理事会。

金融政策は予想通り据え置きですが、ドラギ総裁の会見で
「委員会は12月にQEについて見直す予定」などと発言しているようです。

さらに「量的緩和の延長について本日議論しなかった」
これでユーロが跳ね上がっています。

「量的緩和延長議論は無かったが、テーパリングについての示唆もなかった。」
というコメントも流れてきていますが、、、、。

12月に日銀に日銀のような総括検証をするんでしょうか?
ECBの量的緩和資産買い入れは2017年3月までの予定ですが、
今日はその期限について議論されなかったということです。

ただ、それだけです。
12月に追加緩和なのかテーパリングなのか、議論されるということで
ああ、12月はFOMCでの利上げもあるし、ECBの検証とやらもあるし
年末までいろいろと材料豊富なのね…。

まだ、ドラギ総裁発言の全容は見えませんが、随分と神経質に動いています。

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昨日は102円台まで下落したらドル円を買おうと思っていましたが、
102円台まで下げなかった、、、

13日に103.70円台でドル円ロング追加していますが、これは保有のまま。
今日さらに103.40円台でドル円ロング追加。
100.80円台と103.40,103.70円台ロングになっています。

ECBドラギ総裁発言受けてユーロ急伸となっているためドル安ですが
ドル円は下がってませんね。。。
結局、今回は何も決めていないのだから、ユーロは上下に乱高下するも
ノーイベント化するんじゃないかと思います・・・。

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