クリントン氏のメール問題、FBIが捜査再開とのニュースに
先週末28日金曜のNY市場でドル円相場は104.45円台まで下落しましたが
週明けはこの問題で一段安となることもなく、ゆっくりゆっくりと
値を戻す展開となっています。
一体何が起きているのか、、、今回の大統領選は醜悪との指摘が多いですが
最後の最後まで何が飛び出すかわからないですねぇ、、、
ハッカー集団「アノニマス」は30日、クリントン氏は72時間以内に逮捕される(手錠をかけられる)と予告した。
なんて情報も飛び交って,
不安を煽る報道もあるようですが、
マーケットは比較的落ち着いています。
気がかりなのは、FBIの捜査再開によって大統領選の大勢には影響が
なかったとしても、クリントン氏が大統領となった後でも
問題追及が続けられ、逮捕の可能性があるのか?ということ。
その可能性がある事態と問題が広がっているなら
例え大統領選でクリントン勝利となっても手放しでは喜べないわけで・・・。
まあ、それはもう少し先の話でしょう。
今のマーケットは、こうしたネガティブキャンペーンにもひるまず
ちょっとしたガス抜きでドル円上昇再開となる腰の強さを見せています。
今夜出てきた米指標は以下。
米・9月コアPCE価格指数:前年比+1.7%(予想:+1.7%、8月:+1.7%)
米・9月個人所得:前月比+0.3%(予想:+0.4%、8月:+0.2%)
米・9月個人消費支出(PCE):前月比+0.5%(予想:+0.4%、8月:-0.1%←0.0%)
米・10月シカゴ購買部協会景気指数:50.6(予想:54.0、9月:54.2)
あんまりよくなかったんだけど、、、、ドルが強い。
そしてちょいとVIX指数が上昇してる??
また、少しばかり気がかりなのが原油価格。
恐らく調整の範囲内であると思うのだけど、WTI原油価格が47ドル台まで軟化中。
10月は51ドル台にまで上昇したいたので、そこそこの下落を強いられています。
先週末29日、OPECと非加盟のアゼルバイジャン、ブラジル、カザフスタン、
メキシコ、オマーン、ロシアが専門家会合を開いて、
減産合意に向けて話しあったようですけど
具体的な結論は出無かった、ということで、
11/30にウィーンで開かれるOPEC総会での減産割り当て合意の行方に
不安感が広がったということね。
ファンドがかなり原油ロングに転じていましたので、こちらにも
手仕舞いが広がっている模様。
原油が本格的に崩れると~45ドル近辺で止まればまだ調整の範囲も
40ドル割れとなれば、株式市場にも影響必至~
リスクオフの様相再開となる可能性は否定できませんので
ここからは11/30のOPEC公式会合に向けて原油価格がどのように推移するのか
という点にも注意を払っておく必要があるでしょう。
英国、ドイツ、米国の長期債利回りも上昇傾向が続いたままで
債券売りも継続中。この利回り上昇は損切りじゃないかと
大倉キャプテンは指摘していましたが、さて。。。
今夜の米株市場は小動き。現在ダウは14ドル高(0:40)
来週の大統領選までは、大きなトレンドにならない気がしますが、
クリントンメール問題など、何かあれば売りたい向きがわんさかいる印象。
こういう向きが、やっぱりキタ━(゚∀゚)━!とドル売り(株売り)したポジションが
踏みあげられて上昇しているというのが今の値動きって感じがしますね。
だからと言って、これが力強い上昇になるかというと、、、
雇用統計、大統領選をにらんでレンジとなるんじゃないでしょうか。
ということで、高値を追うべからず。
下がったら買い増し、です。
クリントンメール問題再燃ニュースでは1円ちょっとしか下げなかったので
結局買い増しはしていません。。。
ポジションはそのまま。
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