2016年12月6日火曜日

憲法改正案を問うイタリア国民投票は否決。反対6割賛成4割。
すぐさまレンツィ首相が辞意を表明。

反ユーロを掲げるイタリアの新興野党「五つ星運動」は、
すぐさま政権に就く用意があると表明。

ユーロドルは1.06ドル台後半から一時1.0505ドルと
昨年3月以来の水準まで急落。
ユーロ円も121円台から一時118円73銭と約1週間ぶりの水準まで下落。

イタリアでもポピュリズム台頭で、EU離脱へと舵をきるのか?!との
警戒が広がり一時、ユーロが大きく売られました。

ドル円も112.86円まで下落。
日経平均も151.09円安の18274.99円と下落を強いられました。

イタリアの銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナと
同行に助言を行う同国の銀行メディオバンカ、米銀JPモルガンは、
モンテ・パスキの50億ユーロ(約6000億円)相当の資本増強計画を
続行するかどうか判断するため5日午前にも協議すると伝えられ、
この会合で、むしろ銀行支援が早まるんじゃないかって期待が膨らみ
モンテパスキの株価を反騰させたとかなんとかで、
欧州時間から、リスクオン気味の展開。

変な話ですが、イタリアの国民投票がイタリアの銀行問題の
解決を早めるかも、なんて思惑も出てきたりするもんなんですねぇ。
予想ができない値動きが起こるのが今年の相場。

実際どうなるかは別問題として、市場はイタリアの問題をいったん棚上げして
再びリスクオン相場回帰となったように見えます。

欧州時間以降、ドル円は切り返して114.50円近辺まで上昇。
日経平均CFDも18400円台まで上昇してきています。(現物市場では18274円)

目を見張る値動きはユーロ。
窓開け下落で1.0505ドルまで下落したものが1.0729ドルまで巻き返し。
見事に窓梅してなお上昇中です。
ユーロ円も118.70円台から現在122.52円まで上昇中。

ユーロも猛烈にショートカバーが入っています。

要するに、イタリア国民投票の結果を悲観してショート下向きが
踏みあげられて買戻しを余儀なくされているという値動きね。

おっと、これって大統領選の時とおんなじ。
リスクは絶好の買い場だった、というわけです。
売ってはいけない相場みたいね、やはり・・・・。

113.20円という高いところでロングしたドル円ロングは手仕舞ったほうがいいか?!
と悩みましたが、4時間足ではまだ雲の上に位置していますし、
112円ミドルを下回るまでは様子を見ようと思っていましたところ、
ありがたく上昇に転じてくれました('ω')

今夜発表された11月米ISM非製造業指数が57.2(予想55.3)を上回ったため
一段の円売り・ドル買いが加速しています。


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加えて、昨晩いろいろ検証していて、
ここからはポンドロングを構築しようと考えておりましたので、
ポンドドルを1.2670ドルで、ポンド円を143.88円でロング参戦。
ポンドが上がるならFTSEは下落だろう、とFTSEを6730でショート。

ポンドロングの背景は、
先般ブログに「ミニ・ドル」として注目する向きがあることを紹介しましたが、
(貿易・投資面で米国とつながりが強く米ドル上昇に相関しやすい)
加えて、ハードブレグジッドではなくなる可能性が出てきたこと。
(単一市場へのアクセスを確保するために英国はEUへの拠出を検討)
さらに原油が上昇してきたこと。
(英国は2015年でも世界23位の原油の生産量を誇る原油生産国)
IMMの通貨先物ポジションでもショート超過が膨らんだまま
(ポンド買玉50806枚に対して売玉は128941枚。差し引きで78135枚の売り越し)
そして利下げサイクルが終了した模様。
(BOE副総裁、ポンド安を受けて、必ずしも低金利を維持できない可能性がある)
おまけに、イタリア国民投票にてEU解体リスクの高まり
(ユーロポンドではユーロ安、ポンド高となる可能性)

といったところで、かなりポンドロング妙味が増していると思われます。
ドル独歩高でオージーやキウイ、ユーロが売られる中でポンドだけは
あまり下がらなかったでしょ。これ、ドルと共に強いともいえると思うの。

ポンド円はドル円が上昇しているため、さらに強いと思われ、同時に参戦。
さて、どうなるでしょう・・・・今日に限って言えば、ユーロドル、ユーロ円の
ロングのほうが値動きが大きくて、上昇も派手でしたが(;^_^)

FTSEは現在のところアゲインスト・・・。
綺麗な三尊天井にも見えるんだけどね(;´・ω・)

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それから、今朝、もう一つ驚いたのが、NZのキー首相の突然の辞任表明。

キャンディーズ的なものを感じる理由なんですが、、、
家庭を大事にしたい、、、
ちょっとにわかには信じられない理由とタイミングですが、
いろいろおありになるんでしょう。TPP交渉とか、突かれてしまったのでしょうか。
政権を率いて8年余りとなり「政界を去る適切な時期だ」
「4期目を満了まで務め上げられることは到底ない」と述べていらっしゃいます。

これを受けてNZドルが売られたという解説もありますが、
今日はイタリア国民投票を受けた値動きもあり、どの程度このキー首相の辞任が
値動きに反映されたかは定かではありません。

しかしながら、別段キウイ売りの材料というわけでもないでしょう。
むしろ、買い場になるかもしれません。キウイ円とかね。

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ここまでドル円が上昇してくると、米国側からドル高けん制が出てくるんじゃないか、
なんて懸念も指摘され始めていますが、こんなニュース。

ムニューチン氏、ドル政策語らず-ルービン氏のマントラ踏襲を示唆か
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-12-04/OHOIGE6KLVR401

ムニューチン氏は11月30日のCNBCとのインタビューで強いドル政策について問われた際、支持も否定もせず、海外投資家が米国の資産に価値を見いだしていると指摘した上で「経済成長と雇用創出に集中することこそ優先課題になる」と述べていた。

ドナルド・トランプ次期米大統領は、長年の政策や伝統を刷新する考えを明確にしている。だが外国為替市場では、強いドルに恩恵があると過去20年にわたって宣伝してきた米財務省がこのマントラ(呪文)を捨てることを示す兆候は見当たらない。

少なくともトランプ氏就任まで、
過度にドル高けん制発言を恐れることはないように思いますが。。

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