なりましたが、どうやらトランプ大統領がホワイトハウスで
ビジネス界のリーダーとの朝食会に出席し、
極めて大規模な減税、規制緩和を実行すると発言。
極めて大規模な国境税を課すとも述べた模様で、これに反応してドル高となったみたい。
でも、ドル円の上昇は一瞬で結局行って来いの展開。
ドル円相場は再び113.30円台まで落ちてきました。
ドル円相場、足元上値が非常に重いです。
需給的には、ドル買いが旺盛であることが指摘されていますが、
テクニカル的に112円前後まで下げてから反転すればよかったものを
112.50円前後で中途半端に切り返したものだから、
どうも足元ではドル円ロングを追加しようという気になりません。
むしろ、112円割れくらいまでヒヤリとさせられる円高局面を経験しないと
再上昇は難しいのではないか、という気がしてきました。
理由その1 原油価格が危なそう
原油市場は12月から50ドル台でのレンジ相場が続いています。
ヘッジファンドの原油買越残高が過去最大-WTI価格は上昇
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-01-23/OK7MAR6S972Y01
タイトルに原油価格は上昇ってありますけど、レンジですレンジ。
原油価格上昇を見込む買越残高は、
データが残っている2006年以降で最高水準に達した。とあります。
買い越し残高が増加しているにもかかわらず、価格が上がらなくなっているのね。
http://trend-line.co.jp/rand/zaiko/cftcdate.htm さんから
グラフの左端2014年3月から8月くらいまでの時間帯でも、
同様のことが起きています、買い越し残積みあがっているのに
原油価格は上昇できずレンジ相場に終始していました。
そして2014年、その後起こったのは、、、原油の暴落です。
買いポジションが猛烈に整理されて減少の一途を辿り、
原油が大きく下がってしまいました。
その時よりさらに原油の原油の買い越しポジションは積みあがっているのです。
それなのに、原油価格は50ドル台でもみ合いが続いている・・・・
2014年のケースでは原油価格は100ドル超えていたんですよ。
今はそれよりも原油買いが膨らんでいるのに50ドルそこそこ。
原油価格もさらに上がっていてもおかしくないポジション需給ですが
価格は上がらなくなっている、、、という点が怖いですね。
手仕舞いの嵐が吹きおこれば原油価格は50ドル大台どころか
40ドルを割り込むところまでの下落が起きても不思議はありません。
原油が下がれば、高値圏でもみ合いが続いているダウが下方ブレイクする
可能性も否定できず、その場合ドル円も110円方向覚悟かなぁと。
2月はそういうリスクを覚悟しなくてはならないのかもしれません。
◆理由その2 なぜ麻生財務大臣も・・・?!
トランプ新大統領誕生で日米首脳会談の日程調整と、その内容が注目されますが
1/27日での調整の要請は英国を優先されたということなんでしょうか、
別日、2月上旬で調整しているようです。
日米首脳会談、麻生氏同行で調整…米が要請
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170122-00050015-yom-pol
なぜか、麻生財務大臣も同行するとのこと。
これが米国側からの要請だというのです。
財務大臣を呼びつけるんですもの、、、為替政策で何か・・・
ドル高円安について何か釘を刺されたりってことはないでしょうか。
もし、そんなことはなかったとしても、それを警戒する声は今後
高まる可能性があるかもしれません。少なくとも不透明要因であるため
ここから積極的にドル円ロングには踏み切れません。
それからテクニカル的にみても、下落幅が足りずに買い転換したために
買いが中途半端に膨らんだ可能性があり、これをふるい落としにかかるかも。
となると、112円前後では止まらず111円台に突っ込むリスクも覚悟。
市場では今、シムズ理論がにわかに注目されていますが、
この点につきましてはまた次回書きます。
中長期的にはドル高株高予想ですが、2月に向けては要注意。
逆に言うと2月の安値111円台のドル円とか、18000円前後の日経平均とか
買う準備をしておきたいところです。
それと、明日24日の英最高裁、EU離脱の議会承認めぐる訴訟の判決を前に
ポンドが上昇を開始していることに注目していましたが、
23日東京時間オープンからポンドが上昇しそうな展開でしたので
ポンドドルを1.2382ドルでロング。
そしてカナダ円が日足できれいなWトップ!ふたこぶラクダのこぶみたいなチャートに
なっていることと、足元円高リスクがありそうなのでカナダ円も85.80円でショートしました。
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