3月FOMCでは予想通り利上げが実施されたものの、年内利上げ回数は3回の見込みに変化がなく
前のめりになってタカ派的結果を期待したいた市場の失望で、ドル売りが加速した先週。
週末のG20への警戒もあって先週末金曜もポジション整理が旺盛だった印象で
日経平均も68円安の19521円でしたが、1日の高値安値の値幅がわずか60円!!
全く動かなかっただけでした。積極的な買いも売りもなかったってことね。
為替のほうは112.70円台へと下落、円高圧力が強まりましたが、
これは日本市場は3連休前となる中の
G20への警戒も強かったためと思われますが、結局はレンジの範囲内。
今年2/7に111.59 2/28に111.68円の安値を付けていますが、
週明け20日は祝日なだけに、投機筋の売り仕掛けが、、、ちょっと嫌ね。
2016年、昨年の円高局面は祝日の東京時間での投機筋らの仕掛けによって
演出された場面が多かったことが思い起こされたりしますが、
まあ、下がったとしても110円台で止まると思われますので
もし、そんな展開となったとしても慌てないことです。
むしろ、そんな場面があれば、どう拾うか、ということが重要。
大局では、米国は利上げサイクル、日本は絶賛緩和実施中。
欧州には出口議論が出始めているという状況で円高は考えにくい。
せいぜい111円台までの円高(レンジ下限)で折り返すと思います。
G20 保護主義に対抗すると声明に盛り込まず 協調体制に影
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170319/k10010916991000.html
G20で米国が保護主義に舵を切ることで、これまで盛り込まれてきた
「あらゆる形態の保護主義に対抗する」という文言が抜けることが
リスクとされてきましたが、、それは事前に公表されていた草案段階で
リスクとして織り込まれてしまったんじゃないかと思っているんだけど、
週明け20日のドル円の値動きには一応注意!!
とはいえ、年度末です。
前に書いたように、日銀の枠がまだあることや機関投資家らの配当落ち分の
再投資、などそれなりに日本株へ買い需要も期待できる一方、
こんな話も。
期末要因で下落の可能性あるが「いつものこと」
https://shikiho.jp/tk/news/articles/0/163742/1
~機関投資家の多くは翌年度のことを考慮して「発射台を低くしたい」という願望を抱く
ということで、期末から7営業日前に高値を付けて尻すぼみの展開、
ってことが過去に観測されているようです。
今年は期末から7日前というと、、、22日になりますね。
3月本決算の権利付き最終売買日が28日。
ここに向けて買われるという指摘もありますが、、、さて。
(期初、新年度には発射台を低くしたいという思惑から4月は下がりやすいという指摘も)
為替市場においても期末特有の需給があるものと思われますが、
戦略としては、111円台があれば買い。
ユーロドルの 1.0669ドル ダウ20960ドル 豪ドル 0.7571ドルロングは継続。
今週はG20の影響でドルがやや弱含みの展開もあるかもしれません。
そこで、ストレート通貨がどこまで上値を試せるのかにも注目です。
ただ、ビックイベントが通過して、材料難。。。
FRB高官らの発言機会は多いようですが。
20日㈪エバンス・シカゴ連銀総裁講演
21日㈫ダドリーNY連銀総裁パネルディスカッションに参加
メスター・クリーブランド連銀総裁/ジョージ・カンザスシティ連銀総裁講演
23日㈭イエレン議長/カプラン・ダラス連銀総裁/カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
24日㈮エバンス・シカゴ連銀総裁/ブラード・セントルイス連銀総裁講演
ただ、先週FOMCが終わったばかりですし、次回の利上げ見込みは
6月です。6月より前の利上げに言及するような超タカ派発言んでもない限り
あんまり動かないかもしれませんね。
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