2017年5月24日水曜日

トランプ政権は、2018年度の予算教書を発表。
前日22日には概要が出ていましたね。

米予算教書、10年で3.6兆ドル歳出削減 減税で3%成長目指す
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM23H0Q_T20C17A5MM0000/?dg=1

焦点の大型減税は
(1)個人所得税の税率を10%、25%、35%に簡素化する
(2)連邦法人税率を35%から15%に引き下げる
(3)中小企業の税率も15%を適用する―

とした以外は詳細を示さなかった。

10年で2000億ドルのインフラ投資予算計上、成長底上げを目指す。
成長率の引き上げで10年で2兆ドルの歳入増見込み、
財政収支も27年度には黒字に転換。

※コモディティ関係者を驚かせたのが
2018年10月からSPR戦略石油備蓄の半分を段階的に売却し、
18-27年度に総額166億ドルを調達する案が提示されたこと。

※米国SPRは世界最大 6億8800万バレル程度
自然災害や想定外の事故の際に迅速に備蓄を放出できる仕組み

2018会計年度(17年10月ー18年9月)に5億ドル(約555億円)を捻出。

※このほか、北極圏の野生動物保護区での石油掘削許可
メキシコ湾岸沿いの州と石油ロイヤルティー収入を分け合う慣行の廃止、
西部での送電線売却を通じて政府の歳入を増やすことも提案

SPR売却って聞くと、需給の緩みから原油価格が下がるって連想する
癖がついちゃってるんだけど、なんか今夜は原油が強くて(;´・ω・)
この件は材料視されてません。25日OPEC総会前でのイベントドリブン中だからかな。

予算教書が評価された、ということでは決してないと思われますが
今夜もダウが高くて、今年の高値超えとまではいかないものの
ロシアゲートリスクで急落した窓はほぼ埋めています、行って来いになろうとは…。

米株強すぎる~なんなの(;´Д`)
22日月曜はトランプ大統領が外遊先のサウジアラビアで約1100億ドル相当の
兵器売却で合意したことで、防衛関連を中心に買いがはいって上昇した、
って指摘があるけど
今夜は、予算教書が事前に伝わっている内容に過ぎなかったにもかかわらず
売られなかったから買い戻されたとか、何でも買いの材料にしちゃってませんか。。

まだコミー前FBI長官の証言というイベントが30日以降に予定されているので
楽観はできないものの、こんなに戻るとはね。
結局のところ金余り相場ということでしょうか?!

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さて、深夜AM1:00頃ドル円相場急伸。
10年債利回りも急伸して、ユーロドル相場が下落と全面ドル高となる瞬間が。

今夜は4月米新築住宅販売件数、56.9万件と予想下回る結果で
ドルが冴えない展開となっていたのですが

カ​シ​ュ​カ​リ​米​ミ​ネ​ア​ポ​リ​ス​連​銀​総​裁​が
「​​6​月​F​O​M​C​​机​上​に​は​​あ​ら​ゆ​る​選​択​肢​が​あ​る​」
​​「​​政​策​変​更​コ​ア​イ​ン​フ​レ​の​上​昇​が​確​認​で​き​れ​ば​自​信​」
と発言したことが、きっかけのようです…たぶん。

ドル円相場は23日㈫、110.80円台まで弱含む局面が何度かありましたが
カシュカリさんのおかげで111.70円台まで急伸。

とはいえ、5/17木曜からは110~111円台のレンジに終始しており、
112円台に到達、、、できなそう💦

110.50と111.19円のドル円ロング利食ってしまうかどうか悩んでますが
112円台を待ちたいかな…。

ただ、中期的にはドル上昇の材料もないことはない。

ヘッジファンドが債券強気派の味方に-政治・地政学的リスク膨らむ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-05-23/OQEBIG6JIJUO01

債券が買われてますので、これが整理されれば金利は大きく上昇する可能性。
トランプラリーで米国債先物市場では10年債が猛烈に売られて
2/28には米10年債ショートは40万9659枚ものショートに( ゚Д゚)

減税に規制緩和、大型インフラ投資で金利上昇の時代、と見たってことね。

ところが40万超えの債券ショートにもかかわらず金利上昇は2.6%どまり。
なかなか上昇してこない、、、ということで、2/28をピークに
債券ショートは買い戻されはじめ、猛烈に巻き返されて
今度は4/25に突然21万4652枚の買い越しに転じてます。
直近5/16には24万10枚のロング。

債券ロングですので、これが手仕舞われる過程では
債券売り、金利上昇の材料になるはず・・・。
いつ、どの時点になるかはわかりませんが。

実際ドル円相場は3/10の115.50高値から4/14の108.13円までの円高がありました。
この期間、債券ショートが買い戻されて米金利下落を招いた結果、
ドル円相場も下がった、という見方もできないことはありません。

ただ、まだ債券ロングは積みあがっていくかもしれませんし、
足元ではドル円はレンジが続きそう・・・。

一方で今夜はドイツの​シ​ョ​イ​ブ​レ​財​務​相​が
​「​ユ​ー​ロ​の​為​替​レ​ー​ト​は​ド​イ​ツ​に​と​っ​て​低​過​ぎ​る​」
と前日のメルケル首相に追随してユーロ安是正容認とも受け止められる発言を。

こうなってくるといよいよECBも出口が近いか、と色めき立つか、、、と思われましたが
ユーロは昨日のメルケルさん発言でハッスルしすぎたのかしら。
今夜はカシュカリ発言に軍配。ドルがこれまでの下落の巻き返しに入っています。

ユーロの押し目を待っていた向きにはいい下落だったかと思います。
ということで、1.1190でユーロドル買い増し。


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