原油が大きく下がっていますが、今夜もダウ、ナスダック、SP500ともに高い。
原油が大幅下落しているとはいえ、52ドル近辺から48ドル台への下落で
26ドル台へと沈んだレベルと比較すれば全く問題がないですね。
しかも、米シェール企業は2019年末まで50ドルで原油を売ることができる
ヘッジが出来ているという指摘もあり、2年半先まで原油が暴落しても
問題なし、という状況のようです。
つまり、原油下落は米株にリスクではなくなっている。
OPEC総会は注目ではありましたし、知ったら終いでセオリー通りの下落と
なっているのですが、米エネルギー産業にダメージがないことが
分かっているということなんでしょう、他市場には全く影響がないんですね。
※原油下落は、事前にあまりに期待を高めすぎて原油価格上昇を演出したため。
総会の25日の前日、24日にOPEC加盟国および非加盟国の監視委員会(JMMC)では
ロシアが12か月減産延長案を提示したなどと伝わったことも
サプライズ期待を高めた模様。
そもそもは15日にサウジとロシアが9カ月の減産延長に合意したことが伝わって
(基本は6カ月)原油価格上昇となっていたのですが
さらに減産枠も拡大する可能性とか、いろいろ期待を持たせるニュースが
出過ぎていました。。。
結果は減産延長9カ月で合意。サプライズなしで原油下落。
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為替市場はレンジですねぇ。
ドル円は結局112円で押さえられてしまっていますが、
株がしっかりしていますし、別段円買いするほどのリスクを感じていない
と見えて、下値もしっかり。
ロシアゲート問題とは何だったのか…。
前FBI長官の証言が30日以降にあるということで
来週辺りからは再度材料視されるかもしれませんが。
まだドル円ロング、ユーロ円、ユーロドルロング継続中。
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出来心でポンド円に手を出してしまっていますが(144.90円台)
145.40円台まで高値示現。ところが。。。
1~3月期英実質国内総生産(GDP)改定値が、速報値から下方修正
されたことでポンド急落。
前期比+0.2%、前年比+2.0%と事前予想および速報値から
いずれも0.1%ポイント下回る結果に。
どうやらポンド安でインフレが加速していて個人消費が低迷してきている模様。
物価は上昇しているのに賃金伸び率が冴えないとか。
個人消費の成長率への寄与度は2014年以降で最小だそうで
だったら利上げを急ぐべきではないか、という気もしないでもないのですが。。。
145円で逃げました。
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