有事勃発への緊張がちょっと緩んだだけで、、、
随分な踏み上げ相場を演じましたね。
※北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が、グアムへのミサイル発射計画について
何らかの決定を下す前にもう少し米国の行動を注視する姿勢を示した、
と伝わったことがきっかけと報じられています。
日経平均は216.21円高の19753.31円。
こんなニュースも。
株、先物4000億円の売り「失敗」 北朝鮮リスク緩和で買い戻し
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL15HD5_V10C17A8000000/
~証券会社別の先物手口と1日当たりの売買高加重平均価格(VWAP)から計算すると、9日はクレディ・スイス証券が約1400億円を売り越した。10日はモルガン・スタンレーMUFG証券が800億円、14日はUBS証券が960億円、モルガン・スタンレーMUFG証券が800億円をそれぞれ売り越した。合わせて4000億円に上る。
これらすべてが今日買い戻されたとは書かれていませんが、
日経平均先物の9日のVWAPは1万9775円、10日は1万9726円、14日は1万9531円。
~VWAPは先物売買の「平均コスト」に相当する。
VWAPの水準よりも株価指数先物が上昇すると評価損が出ることになる。
ということですので、今日の上昇でかなり切らされていることは想像できますね。
私は昨日ユーロ円ショートを作っていましたが、これをコスト(ほぼ同値)で
買戻し、途転ユーロ円を124.50円、ドル円109.90円、カナダ円を86.42円でロング。
これを、デイトレで豪ドル円86.64円 カナダ円86.65円 ユーロ円129.79円で手仕舞い、
今度はユーロドル1.1758ドルでショート。ドル円ロングのみ残す、というデイトレを。
クロス円ロングは、「リスク後退」によるショートの買戻しに乗ろうという
反射的なポジションでしたが、どうも、その後の値動きを見ていると全般ドル高。
中長期では有事想定というのは「ドル高」を誘発するのかもしれません。
有事のドル買いといいますよね。
景気のいい米国から、世界中に投資されていた資産がリスク回避で
米国に還流するレパトリが引き起こされればドル高でしょ。
まだそういう動きが出ているという確信はありませんが、、、
そうそう、バルチック海運指数が11日続伸で、4カ月ぶり高水準というニュース。
鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表す
バルチック海運指数ですが8月に入ってから急上昇。
これに関してTwitterである方が
「 各国が、有事に備える在庫買い付けと、業界での噂です。」と教えてくださいました。
鍵アカウントなので、ここで教えてくださった方のご紹介は控えますが、
なるほど、そういうこともあるかもしれません。
※バルチック海運指数
そして今夜の通貨通貨インデックス一覧
ドルが反転し、ユーロが下落を開始するように見えないでもない。
そもそもドルインデックスはかなり重要なポイントに差し掛かっていました。
※ドルインデックス週足
92.65レベルを割り込むとさらにドル安が加速する、、、というサポートで反発中。
短期的にはドルの巻き返しにかけたドル円ロング、ユーロドルショートがいいかな、、、
と思っています。
足元で随分と後退してしまった米国の年内利上げですが
まだ、年内利上げできないと決めつけるのは時期尚早。
NY連銀ダドリー総裁:年内もう1回の利上げをなお支持
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-08-14/OUOVGFSYF01S01
何かをきっかけに年内もう一度の利上げ機運が高まれば
ドルは大きく反転上昇していくと思われます。
※7月米小売売上高 前月比0.6%増(予想0.3%増上回る)
自動車を除いた数値 0.5%増(予想0.3%増上回る)
※8月米NY連銀製造業景気指数 +25.2(予想+10.1上回る)
今夜発表の指標は支えになっています。
次のイベントはジャクソンホールかな???
ひょっとすると、ドラギ総裁が緩和縮小に慎重なスタンスを示して
ユーロ高の是正という形でやってくるのかもしれませんが。
北朝鮮問題は解決を見たわけではありませんので
まだまだ荒れるかもしれませんが。。。
水星も13日から逆行中です💦
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NOTE
7月英消費者物価指数(CPI)前月比0.1%低下(予想変わらずを下回る内容)
前年同月比+2.6%上昇(予想+2.7%を下回る)
ポンド売り。
7月英小売物価指数(RPI)は前月比+0.2%(予想+0.1%を上回る)
前年同月比+3.6%(予想+3.5%を上回る)
こちらは良い内容も、今夜は総じてドルが強くポンド売りのまま。
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RBAオーストラリア準備銀行は15日、8月の理事会の議事要旨を公表
インフレ率上昇や雇用に関し前向きな見通しを示す。
国内経済は数年間、「潜在成長率を上回る」成長をみせる兆しがある。
過去最高の水準にある家計債務や豪ドル高が見通しに対するリスクと指摘。
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