2017年8月17日木曜日

昨晩16日水曜は米国7月のFOMC議事録が公表されて ドル安
今夜17日木曜は欧州7月ECB理事会の議事録が公表されて ユーロ安(つまりドル高)

目まぐるしいことこの上ない。

そこそこボラティリティがあるので、変にストップを置いておくと
ストップに引っかかりまくって儲けられない時期。
そう8/13から水星の逆行期にはいっているのよね。
この時期は方向が見極めにくく、テクニカルポイントはオーバーシュートしやすい
(騙しが多く発生する)ため、あまり右往左往しないことが肝要です。

昨晩のドル安の背景

①ドル下落、FOMC議事要旨で利上げ先送り観測
https://jp.reuters.com/article/ny-forex-idJPKCN1AW2OD

9月にも着手するとみられるバランスシート縮小に関しては反対意見も。
7月会合後の声明で「比較的早期に」開始するとされており、
マーケットには9月にも着手するとの思惑が出ていたバランスシート縮小ですが
反対意見があったことでトーンダウン、
また、インフレが目標の2%に届かない状況が続くことに関して
メンバーが長時間協議していたことが確認され、
年内の追加利上げに懐疑的な見方がさらに強まった形、、、、。

②トランプ米大統領、2つの諮問会議を解散 企業幹部ら相次ぎ辞任
http://www.bbc.com/japanese/40957609

トランプ大統領はツイッターで、
「製造業評議会と戦略・政策フォーラムにいる経営者たちに圧力をかけるよりも、
両方終わらせることにした」とツイート。。。

白人至上主義などを掲げるグループと、これに抗議するグループが衝突した事件を
めぐる批判が強まって、メンバーの辞任が相次いだことで解散に追い込まれた、
ということですが、こんなニュースばかりで、今後の政策運営が停滞するとの懸念が
再々再浮上。ドルを買い難い地合です。

ドル円相場は110.90円台まで戻っていたのに 109.60円台まで下落。
ユーロドルは1.1681㌦まで下がっていたのに、1.1781㌦まで上昇。

FOMC議事録前に、すでにトランプネタで下がり出していましたね。
私はドルが再度下げてくれば買い増しのスタンスでしたので、ポジション動かさず。
ドル円は109.94円で買い増しています。(以前の買値は109.90円)

そして、今日17日になって、今度はユーロ主導でのドル高に。

②ECB理事会、ユーロのオーバーシュートを懸念=議事要旨
https://jp.reuters.com/article/ecb-policy-minutes-idJPKCN1AX1CT

「ユーロのオーバーシュートに対する懸念が浮上」
つまり「ユーロ高に懸念」が出ていたことがマーケットではクローズアップされて
ハト派的内容だとして、ユーロ下落につながったということ。

私は、米朝にらみ合いが長期化する中で、そう遠くない先には有事もあり得るとの思惑が
銅価格やバルチック海運指数を押し上げている可能性があるので、
最終的にはドル高になるんじゃないか、と思っていたのですが
ジャクソンホールでドラギ総裁が緩和縮小について講演しないとか、
ユーロ高に懸念が出始めているとか、
意外とユーロが下がる材料が出ていることでのドル高になっていますね・・・。

ドルはむしろ、金融政策面、トランプ政権の両輪から買い難い展開とな(;´・ω・)

結果オーライですね。。。

今夜17日木曜発表の米指標

7月米鉱工業生産(前月比) 0.2%(予想 0.3%・前回 0.4%)
 7月米設備稼働率 76.7%(予想 76.7%・前回 76.6%)
 8月米フィラデルフィア連銀景況指数 18.9(予想 18.0・前回 19.5)
 7月米景気先行指標総合指数 0.3%(予想 0.3%・前回 0.6%)

 鉱工業生産に反応しているのかな、、、またしてもドル安気味です。
 またしてもドル円109.70円台まで下落中。あれ~損が出てる~
 はぁ~ホント、ドル弱いよなぁ((+_+))
 苦しい展開を強いられています。

 108.50割れまで持つことにします。
 ユーロドルは1.1850㌦を超えて上昇したらロスカット。
 こちらはポジション増やしていませんがコストは1.1758㌦。

 チャート的に弱いのでポンド円を141.88円でショートしています。
 ドル円が仮に損切りになっても、ポンド円でカバーできるかな、と。
ヘッジですね(;´・ω・)

 ※16日発表の7月の英小売売上高は前月比0.3%上昇で市場予想を上回りましたが
 ポンド上昇は一時的に終わっています。
  
 今夜は23:18現在ダウが112ドル安。
 日経平均CFDは105円安の19624円。

※追記  ゲイリー・コーン氏辞任の噂が、ドル売り、米株売りの背景というニュースも。
     トランプ政権におけるNEC・国家経済会議委員長、経済担当大統領補佐官。
     元ゴールドマン・サックスの社長兼共同COOで、今夜はゴールドマンの株も下落とな。

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