2017年10月29日日曜日

日本株上昇はまだもうちょっと続くのかな。
16連騰で一旦記録はストップしたものの、
10月下落したのは 25日ただ1日のみです。
その後も上昇が続いています、、、どこまでいくの~💦

日経平均PERは15.3倍。
https://nikkei225jp.com/data/per.php

2013年のアベノミクス初動のラリーではPER23倍くらいまで行ったんですよ。
2013/5/23バーナンキショックがあって日経平均が1日で1000円も下げたのですが
(この時大倉キャプテンはドテンショートして見事下落を取ってましたね)

それと比較すると全然過熱感がないですね。
あの時は、アベノミクス、日銀バズーカを後ろ盾に
みんなが浮かれて買い一色でした。
今はどうでしょう。

海外勢は10月3週(10/16~21)、日本株を先物・現物合計で、
8312億円の買い越しでした。

9月2週以降の6週間で現先合計4兆4576億円の買い越し中。
この間、日本の個人投資家はひたすら売り続けています。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-10-26/OYF5SK6S972801

2017年初めからの合計売買金額。
海外勢は2兆2404億円の買い越し。
個人は4兆5884億円の売り越し。

この相場で日本の個人投資家、あんまり儲かってないの・・・?!

流れに逆らうべからずです。

海外勢がどこまで買う気かわかりませんが、個人のショートをトコトン踏みあげるまで
買い上げる可能性は否定できず。
ただし、こういう需給要因を材料にした仕掛け相場というのは短期勝負でしょう。
トランプ大統領がアジア歴訪後は、北朝鮮情勢に再び動きが出るリスクが指摘されていますので
今、不気味に沈黙を続けている北朝鮮問題が再燃して相場が崩れるリスクもあります。

ということで、11月1~2週までの勝負じゃないかと思っています。
それまでは押し目買いで、ロングスタンス継続ですが
どこかで利食って逃げるつもりです。

※ただ、大調整があったら、またそこは買うつもりです。

だって10月、日銀のETF買い入れは1回もありません。

年間の買い入れ目標6兆円を達成するためには、年末までに
残り1兆6000億円分くらい購入しないといけない計算です。

つまり1カ月8000億円の日銀買いが暴落を支えます。
下がらなければ買い出動しないと思われますが、下がれば出てきます。
日経平均は大暴落は考えにくいですね。

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しかし、ドル円が上値が重い。。。

先物市場での短期筋ポジションがドル円ロングに偏っているのも気がかり。
日本の機関投資家らがオープン外債投資に踏み切ったことが話題で

日生:新規資金の大半をオープン外債に、国債抑制継続-下期計画
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-10-24/OYBGDN6K50XW01

彼らの外貨買いがドル円の下値を支えていますが、
上値を追って買い上げるという類の資金ではありません。

週末はFRB議長後任人事で、パウエル氏優勢のニュースがドル金利低下をもたらし
ドル円の上値を抑えてしまった模様。

次期FRB議長、パウエル氏か=副議長の同時指名なし-米紙
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102900204&g=int

対抗馬として有力視されていたジョン・テーラー氏ならタカ派でドル高との
コンセンサスでしたので、テーラー氏出ない、というだけでドル売り。

米7-9月期GDPが3.0%(予想+2.6%)となったことでドル円相場は
114.45円の高値を示現まで上昇したのですが、、、、。

114円超えはなかなか容易ではありませんね。

今週は11月入りということで、雇用統計に注目ですが、
GDPがこれだけ良くても上がらなかったドル円相場、果たして上抜けできるのか・・・。

日本株が、もう少し上値余地がある、と見るならば、まだ売りではないと
思っているので、ポジションは継続しますが、
11月半ばまでに、日本株を手仕舞う時にはドル円も手じまうべきかと思っています。

今週、来週の値動き注視ですね。。。。


今週は、あまり注目されていませんが10月31日-11月1日米FOMC
現状維持見込みですので、大きく動くことはないでしょう。
市場は12月の利上げをほぼ90割織り込んでいますが今回は15%程度です。
今週もFRB理事後任人事に神経質に振り回されそうですが、
週末の雇用統計で、ドル高を固められるかどうか・・・。


日経ロング、ドル円ロング継続です。
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ユーロドルショートは、なかなかユーロが下がらず苦労しましたが
先週ECB理事会をきっかけに大きく下げてくれました。

先週末に豊商事大阪セミナーでDZHの和田氏が
ドラギ総裁が緩和終了時期に言及することを拒否した、とのFTの記事を紹介。
資産買入れ額を300億ユーロに縮小し期間を9か月に延長するというのは
事前コンセンサス通りだったにもかかわらず、ユーロが売られた背景は
ドラギ総裁のスタンスが極めてハト派的であったためだとお話くださいました。

欧州としてはユーロが上がらない方が景気にプラスなわけで、
ドラギ総裁がタカ派的スタンスに立つわけはないだろうとは思っていましたが
やはりテーパリング発表と同時に極めてハト派的スタンスであることを示し
ユーロ上昇を阻むという技を披露してくれました。
ドラギさんラブ!(*^^*)

ということで、ユーロドル相場は綺麗な三尊天井形成です。
1.8521ドルユーロドルショート継続です。



※200SMAくらいまでの下落があってもおかしくないような気がしますが、、、
38.2%押しでも1.1420ドル程度までの下落の可能性。

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豪ドルですが10月半ばに0.7867豪ドルでショートしていましたが
週末0.7662ドルで買い戻しました。

先週10/25、第3四半期の消費者物価指数が予想に満たず豪ドル売りが膨らみました。

前期比+0.6%(予想+0.8%)
前年比+1.8%(予想+2.0%)

インフレが確認できず利上げ期待も高まらず、ということね。
デベル豪準備銀行副総裁も「インフレの実態は弱い」と発言したと伝わっています。

今週は
11月2日:9月貿易収支(予想:+12億豪ドル、8月:+9.89億豪ドル)
11月3日:9月小売売上高(前月比予想:+0.4%、8月:-0.6%)
などが注目されますが、200pips取れたので一度手仕舞っておきます。

指標で上がれば戻り売りスタンスです。


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ちょっと注目しているのがポンド。
11/2のBOEのMPC(金融政策委員会)では利上げが見込まれているのね。
金利先物市場では9割利上げが織り込まれているようです。

これが足元のポンドの下落を阻んで下値をサポートしているとするならば
利上げがなければポンドは大幅安となります。

利上げがあっても、9割織り込まれているなら材料出尽くしでポンドが売られる可能性も
大きいんじゃないかって気がしています。

2日までにポンド高となる局面があれば、ポンドを売ってみたい。。。
但し、ポンドドル相場にはチャートから見てトレンドが確認できず、
あまりお勧めはしません。イベントドリブン程度の発想ですので(;''∀'')

CPIを見ると利上げすべき局面ということなんでしょうけれど、、、。
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