2018年8月21日火曜日

短期的にドル高の修正局面到来のようです。

通貨インデックス一覧を見ると、これまで独り勝ちだったドルが弱含み
ユーロはじめ、ポンド、豪ドル、円など他通貨が反撃開始。

ドル高修正の背景は、ハッキリとこれという理由があるわけではないですが、
やや、先週までのドル独歩高のトレンドがやりすぎ?!だったんじゃないか、
というのが、ファンド勢による先物市場のポジションから伺えます。

①IMM通貨先物市場でユーロドルが2017年5月以来の売り越しに転じる

ファンド勢がユーロ売りを膨らませた背景は、トルコリラショックでしょう。
イタリア、スペインなど欧州の金融機関がトルコ向け債権資産のエクスポージャーが
多いとして警戒され、トルコリラ下落はこれら欧州金融機関危機につながるとして
ユーロが売り込まれたことが、ユーロのネットショート化現象をもたらした、
とみられますが、これがこの先もトレンド化するかどうか
トルコには注目ですが、
さすがに、ネットショートに転じるまで売り込んだのはやりすぎとの見方から
短期的に買い戻しが優勢となった可能性もありますね。

※為替市場ではヘッジファンドなどの投機ポジションだけではなく
輸出入業者による実需玉やM&Aによる資金調達、機関投資家らの対外、
対内投資など、さまざまなプレイヤーが日々売買を行っているため、
必ずしも先物市場のポジション動向がトレンドを形成するとは言えないのですが、
それでも、ヘッジファンドらがトレンドをどのようにとらえているのかを
知るための縮図としては参考になります。

②CFTC建玉明細、ゴールドが2002年以来16年ぶり売り越しに転じる

同時に、ファンド勢は先物市場でゴールド売りも加速させた結果、
ゴールド先物市場でも売りが買いを上回るネットショート状態に。

ドルに金利が付く時代、ドルをキャッシュで保有するだけで
スワップ収入が見込める時代に、金利が付かないゴールドを
積極的に買う材料が見当たりませんが
(トルコショックなどのリスクでもゴールド買いにならなかった)
それでも投機筋らは基本的にコモディティは買い参戦するもの、
これが売り優勢となるのは極めて珍しい状況です。

これがやりすぎであった、として買い戻される可能性もあります。
2002年のネットショートもたった1週だけでした。


※コモディティ市場では
将来ゴールドなどのコモディティ価格が下落すると損失が生ずる
リスクとなりますので、基本的に「生産者」が先物市場でショートし
ヘッジするもので、生産者が売り手です。
投機筋はそもそも現物を所有していないので、コモディティはロングで
あることが常態化しています。
が、足下ではその投機筋がショート優勢なのです。

ということで、ユーロドルとゴールドが同じ週に
ネットショートに転じた、というのが象徴的事象となって
トレンド転換となる可能性もある、、、かもね、という見方が一つ。

個人的には、短期的にはやりすぎとしてショートカバー的な
巻き戻しがあっても、基本のトレンドは変わらず、
ユーロ下落、ゴールド下落は中期的には続くのではないかとみています。

※ユーロドル相場とゴールドは高い相関関係があるとされています。

③トランプ大統領がパウエルFRB議長の利上げ姿勢に不満

ブルームバーグの記者によると、、、ですが、
ハンプトンで開かれた資金集めパーティーで、トランプ大統領が
パウエル議長が低金利政策をとっていないと嘆いていた、ということで
これが報じられて、ドルが下落しているという指摘も。

あれ?先週はドル高はを評価していませんでしたっけ。

トランプ米大統領がドル高評価、「経済は堅調」
https://jp.reuters.com/article/usa-trump-economy-idJPKBN1L11TM

う~む、何でもトランプ大統領のせいにするのはやめましょう。

ということで、今週はドル高修正トレンドが強まりそう?!
中期的にドル買いするチャンスとみて、様子見中。

今週のイベントと戦略は昨日のブログ記事を。
http://hiroko.yutaka-shoji.co.jp/2018/08/etc.html
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