1月3日の為替相場のフラッシュクラッシュのトリガーと指摘された
2日の米アップルの売上高予想の大幅下方修正。
(2018年10-12月期売上高予想5~10%下方修正)
AppleクックCEOは「中国のiPhone販売の低迷」が主因としていましたが、
明日の東京市場は日本電産の永守ショックが日本株市場を襲うかも?!
日本電産、一転減益 中国販売低迷で純利益14%減
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40153330X10C19A1MM8000/?nf=1
従来予想である12%増の1470億円から一転
前期比14%減の1120億円見通しに。
6年ぶりの下方修正です。
減益となる背景はやはり中国。
永守会長の会見での
「11月、12月に尋常でない変化が起きた」
「46年間経営をやってきて、月単位でこんなに落ち込んだのは初めてだ」
「ガタンガタンと受注出荷落ち込み、私の体験でも見たことない」
コメントは衝撃が大きい、、、と思うんだけど、
現状それほど夜間の日経平均が急落している風ではないですね。
ドル円も下値固くじり高。。。
永守さんと言えば、過去、決算会見での
「我々には追い風が吹かなくても凧は上がる」との強気発言でも知られていますが
この急激な変化に戸惑いを隠せない様子がうかがえます。
「車載向けのモーターの生産が昨年7月から徐々に低調になり、11月、12月とさらに落ち込んだ。中国での生産台数は18年11月に前年同月に比べ3割減になった」
「省エネ家電も昨年11月、12月に3~4割落ち込んだ。現状のままではエアコン関連で4千万台の在庫があると聞いている。中国政府の施策で在庫の状況は変わるかもしれないが、場合によっては19年4~6月期まで在庫がはけない可能性がある」
ということで、こちらも中国です。
やはり中国はかなり冷え込んでいる。。。。
日本企業も中国依存度の高い企業は多いと思いますが
これから本格化する決算シーズン、乗り越えられるんでしょうか。
明日の日本株市場が心配…。
ですが、今のところ、これを嫌気するセンチメントにはありません。
今夜17日のNY市場は
四半期決算が市場予想に届かなかった金融のモルガン・スタンレーが大幅安でスタートし
ダウ平均も安く始まったのですが、経済指標を受けて買い戻しが優勢。
・1月 フィラデルフィア連銀景況指数 17.0 予想9.5/前回9.4)かなりいい!
・前週分の米新規失業保険申請件数 21.3万件(予想22万件)予想より強い内容
ダウは一時プラ転。陽線引けとなりそうです。
これを受けて意外と夜間の日本株市場もそれほど下げてないんですよね。
ドル円なんか109円台回復です。
ということで、ちょっとドル円を109.02円で売ってみます。
日本電産の下方修正がなければもう少し様子見したんですが、、、💦
※ドル円日足 一目均衡表の基準線に阻まれて上昇できないでいます。
基準線を終値で抜ける上昇があればこのショートは撤退。
そして、クロス円の中で、日足がこの基準線の下にいるのがNZドル/円。
NZドル/円も下げそうなので73.50円でショート参戦しました。
※ドル円、クロス円一覧
中国リスクなら豪ドル円なんでしょうけど、
チャートがより弱いのがNZドル/円。
ただし!!!
クロス円を眺めていると、ポンド円が強いんです。
ポンド円上昇にドル円が引っ張られているという側面もあろうかと思います。
※ポンド円とドル円
2016年国民投票でブレグジットが決まった時にポンド円が大暴落するのですが
この時にポンド円下落にクロス円全般が連れ安となりました。
ドル円もそれを逃れることができなかったのです。
ドル円も一緒にずいぶん下がりましたね。
もし、ここからポンド円が猛烈に上昇するようなことがあれば
ドル円も大きく戻る可能性があるのが今年の相場です。
その時はクロス円全般が戻ると思いますが、さて・・・・。
ブレグジットを巡る英国のグダグダはリスクでしかないはずですが
ポンドは上がり始めました。
(不信任投票否決ですって。民主主義のコストとは言いますが、
ほんとどうしたいの。。。。)
ポンドロング、大倉キャプテンの予想通り・・・・?!
ということで、ポンドの巻き返しが
ドル円、クロス円の下値を支えるだけでなく
上昇させちゃう可能性があるので、
このショートは損切させられる可能性も大いにあります。
ポンドショートカバーが一巡して下落するようなら
ドル円は再度、下ヒゲを試す2番底形成となると思うんですけどね…。
決算シーズンが本格化する中での中国リスク、下方修正リスクは
ドル円、豪ドルやキウイなどオセアニアのクロス円下落の材料。
ま、だめならすぐ撤退します。
さて、明日の東京市場がどうなりますか。。。。
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