まずは今夜2019/2/1発表の1月雇用統計。
NFPはすさまじく良い数字でしたね。
政府機関一部閉鎖がで1月に経済的な理由で
パートで働く人が約50万人増え、その数は計510万人に達したと
報じられています。
◆1月米雇用統計
・非農業部門雇用者数 +30.4万人 (予想 +16.5万人
・失業率 4.0% (予想3.9%)
・平均時給 前月比 +0.1%(予想+0.3%)
・平均時給 前年比 +3.2%(予想+3.2%)
ただし、賃金の伸びが鈍化。
インフレ低下は金融政策にも影響します。
NFPだけ見れば猛烈なドル買いになっても不思議はありませんが
為替市場は小動きでした。若干ドル買いた旺盛でしたけどね。
※追記 その後にでた米ISM製造業景況感指数がめっちゃよくてドル高です。
1月米ISM製造業景況感指数 56.6(予想:54.0 前回:54.3)
これでドル円上昇、クロス円上昇となっています。
米株も大きく上昇中。リスクオン的値動き。
ISMには随分反応しますね。
前回随分落ち込みが激しかった分、切り返したことを好感しているようです。
というか。
今週は30日の1月FOMCの方がインパクトが大きかったので
今後しばらく雇用統計は、あまり為替市場で材料視されない気がします。
◆1月FOMC
FF金利 2.25-2.50%のレンジで据え置き。予想通り。
声明文:金利について
「委員会は追加利上げについて忍耐強くなるだろう」
(persevere=辛抱強くなる)
「政策金利の調整を様子見する」
という文言が盛り込まれ、利上げの一時停止を示唆したものとの解釈も。
:インフレについて
「将来のインフレを示す市場ベースの指標はここ数カ月で低下した」と
インフレ加速の可能性が低いことを確認。
:バランスシート(資産縮小)について
「バランスシートの正常化の詳細を修正する用意がある」
会見では「当初予測よりも早期に資産縮小を停止する」と明言。
バランスシートの縮小については柔軟に対応する、つまり一時停止と表明。
つまり、利上げサイクルは打ち止めの可能性が高まり、
バランスシート縮小停止も早期に実現する可能性がある、ということで
米国金利は上がりにくくなります。
低金利環境が提供されるということになれば
株式市場にとってはリスクオン、買い材料。
ただし、米金利が上がらないということですから
米ドルにとっては弱気材料になります。
為替市場ではドル安基調が強まりますので
ドル/円相場は、株高ではリスクオンなので上昇圧力が強まる一方で
金利面からは下落圧力が強まるということになり
レンジ相場に陥りやすいということになってしまいます。
今年もドル円相場は膠着して動かない可能性が。。。。
すでに1月3日にフラッシュクラッシュで
一気にポジションは捌けたと思われますし
ああいう動きの後は、しばらくエネルギーをためる期間が必要なので
ドル円相場は今年も105円~114円くらいの10円弱の値動きで
膠着しちゃうんじゃないかしら・・・。
そして、今年、株式市場は長期サイクル的には最後の打ち上げ花火のような
大きな上昇を見せる可能性が強まった、と思います。
中途半端に売り向かわないことですね。
為替市場ではドル安なので、ドル売り、他通貨買いがいいですが。
通関デックスを見ると、カナダとかオセアニア通貨がよろしいかと。
ポンドとかユーロは英国ブレグジットがどう決着がつくのか見えないので
方向感が出にくいと思われ、わかりやすい通貨ペアを選んだほうがいいわよね。
リスクオンなら、オセアニアです。
ただ、豪ドルは米中の対立から思惑で売られやすい側面もありそうなので
NZドルのほうが値が軽いと思います。
つまり、買うなら、カナダドルかNZドルです。
ドルカナダ1.3263ドルショート
カナダ/円を82.61円ロングは継続です。
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加えてNZドル/円75.31円でロング参戦。
どこかでNZドル/ドルにも乗りたいな。
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