2019年2月28日木曜日

米朝首脳会談は和気あいあいムードでスタートしたようです。
明日28日の会談後に両首脳は合意文書への署名を予定。
何が出てくるか分かりませんが、
これはマーケットにはあまり材料視されるようなものではないでしょう。
むしろ北朝鮮制裁緩和、市場開放というところまで踏み込むものであれば
リスクオンとなる可能性があるんじゃないでしょうか。

ただ、市場に不安材料がないわけじゃありません。

26日、インド軍機がパキスタン領内を爆撃。
27日、パキスタン軍機がインド軍機2機を撃墜。パイロット一人を拘束。
27日同日、インドもパキスタン軍の戦闘機1機を撃墜したと発表しています。

米朝首脳会談どころじゃないんじゃないの、、、、?

今夜の米株は軟調(暴落ということではありませんが)現在50ドル安。

米国株、続落で始まる インドとパキスタンの軍事対立を警戒
https://www.nikkei.com/article/DGXLAS3LANY01_X20C19A2000000/

また、米中貿易協議においては3月からの追加関税は延期されており
これが楽観を広げていますが、
今夜、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は議会下院の公聴会で
米中貿易協議について「中国に大幅な構造改革を求めている」
「まだやるべき事が多い。結果を予測するのは時期尚早だ」
と慎重な見方を示しています。

これも今夜の米株軟調の一因かと思われます。

ただね、印パ地政学リスクのせいで米株が下がっているというなら
ゴールドが大きく買われてもいいはずですが、
今夜ゴールドは比較的大きな下落を演じています。
変わりに原油の反発が大きいですね。。。

原油は北朝鮮制裁緩和思惑でしょうか??

ということで、どうも市場はまちまちの動き。

昨晩26日に開催された半期議会証言(上院銀行委員会)で
パウエル議長は政策金利がすでに「中立水準のレンジ内」にあり、
辛抱強く、様子見する時期だと発言。
1月FOMCと同様のスタンス、利上げを急がない方針を再表明しています。

これを受けてドル円相場が110円台前半まで下落していたんですが
今夜はドル円大きく上昇していますね。
米国債利回りも今夜大きく切り返しているからなんだけど、
米株が軟調な割に金利も上昇していて、どうも整合性がないわね。。。

それと、今夜はライトハイザ―米通商代表の議会証言で
今後正式に始める日本との貿易交渉に意欲を示した上で
「日本を含むアジア諸国には為替で問題がある」と語っています。

ライトハイザー米通商代表、対日貿易交渉に意欲=「為替で問題」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019022800053&g=pol

これは円高要因となり得るニュースですが、今夜はドル円が強い。

ということで、よくわかんない値動きなので
ポンド以外の資産には手を出さずにおります。

このところ楽観論が広がってきたので
一度落ちるんじゃないかと、待っているんですが、、、

世界経済は既に底入れした可能性、ゴールドマンが指摘
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-02-27/PNKBJI6TTDS001?srnd=cojp-v2

ただ、今夜のダウの下落は資金が逃げるというようなものではなくて
静かに利食いが起きているような印象です。

むしろゴールドの下落の大きさが気になりますね。

わからない時にはやらない。

ということで
ポンド円とポンドドルロングを継続ポジションのみ。
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