2019年5月1日水曜日

連休はいかがお過ごしですか?!
前半は国内小旅行に出かけリフレッシュ。
明日にはラジオNKKEIで番組がありますので、是非聞いてくださいね。

さて、連休中の値動きの整理をしておきましょう。
今のところ、正月1月3日に起こったようなフラッシュクラッシュ的
リスクオフ相場には襲われておらず、比較的小動きです。
まずは先週金曜、連休直前のNY市場から。

26日㈮
日経平均  22258.73円 (▼48.85円)
ダウ平均  26543.33ドル(+81.25)

◆米経済指標受けて米株堅調
 
・米Q1 GDP(速報値)3.2% 予想2.3% 前回2.2% →予想上回る
・米3月個人消費 1.2% 予想1.0% 前回2.5% →予想下回る
・米3月PCEコアデフレータ  1.3% 予想1.4% 前回1.8% →予想下回る

~ただし、為替市場ではドル高も一服か?

GDP発表直後に112円台に瞬間的に上昇も
4-6月期も3%台の成長率を維持することは極めて困難との
見方が強く米長期金利は低下。
ドル/円相場も111.50割れまで軟化しています。

◆26日ワシントンで開かれた日米首脳会談

※トランプ大統領
・農産品の関税撤廃を要求。
・日本企業が米国の自動車工場に400億ドルの投資をする
大統領は5月中に貿易交渉での合意を目指す意向を表明するも
市場は早期合意に懐疑的。

※茂木経済財政・再生相
「米国側から為替条項や自動車の数量規制の要求はなかった」

◆この日特筆すべき値動きは原油。
トランプ大統領が「石油輸出国機構(OPEC)に電話をかけた。
(原油)価格を引き下げるように伝えた」ことで原油が急落。

※原油先物日足


昨年11月、同盟国に対してイランからの原油輸入を禁じる制裁に対して
180日の猶予を与えるとした米国ですが、5月2日に猶予期限が切れます。
これを材料に原油価格が上昇していましたが、これをけん制。

ただし、急落したものの下落は続かず。

ロシアも増産したがっているので、
もう少し原油が下がってもいいんじゃないかと思うのですが、
イラン制裁を巡ってはイランがホルムズ海峡を封鎖すると脅していて
リスクプレミアム分が乗った価格にあるんだと思われます。。。。

イラン、ホルムズ海峡閉鎖を警告-米の全面禁輸発表前に表明
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-04-22/PQDRR46K50XS01

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29日月曜

ダウ平均   26554.39(+11.06 )

・米3月コアPCE価格指数 +1.6%(予想+1.7%、1月+1.8%)→予想下回る
・米3月個人所得 +0.1%(予想+0.4%、2月+0.2%)→予想下回る
・米3月個人消費支出 +0.9%(予想+0.7%、1月+0.1%)→予想上回る

米指標:予想を上回った個人消費支出を受けて米長期金利が上昇、
ドル買い優勢もFOMCがインフレ指標として注視するコアPCEは予想を下回り
目標である2%を引き続き下回っているため、ドル強気は継続しませんでした。

29日月曜、祝日ですが取引のできるくりっく株365の日経平均は
為替条項や自動車の数量規制などの厳しい要求が
なされなかったことを好感してか上昇しました。

※くりっく株365CFD 日経平均



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30日火曜 

現在のところ(AM1:00)ダウは20ドル超えの下落。
為替市場ではドル全面安です。


◆アジア時間に発表された中国のPMIが冴えず。

・中4月製造業PMI: 50.1(予想:50.5、3月:50.5)→予想下回る
・中財新 製造業PMI:50.2 (予想:50.8、3月:50.8)→予想下回る

~中国PMIは予想を下回る冴えない数字。 
これが豪ドルの上値を抑えていると思われます。

 
◆米中通商交渉への期待剥落?!

マルバニー主席補佐官代行
「米中貿易協定は良好である必要。もし、協定が良好でなければ、米国は合意しない」
「米中貿易協議は、どちらかで決着」と発言しました。
協定内容が悪ければ合意成立しない可能性が依然残るとしてリスクオフ気味。

◆米指標ではシカゴPMI悪化が気がかり

・米3月中古住宅販売成約指数:前月比+3.8%(予想:+1.5%、2月:-1.0%)→予想上回る
・米4月消費者信頼感指数:129.2(予想:126.8、3月:124.2←124.1)→予想上回る
・米4月シカゴ購買部協会景気指数PMI:52.6(予想:58.5、3月:58.7)→予想下回る
                     →2017年1月以降2年超ぶり低水準
~米指標はまちまちですが、
 シカゴPMIが予想より悪かったことは警戒されるかも。これがドル売りの一因。

◆ユーロ圏指標が予想より良く、ユーロ買い
                    
・ユーロ圏1QGDP(速報値)+0.4%(予想:+0.3%、4Q:+0.2%)→予想上回る
・独4月消費者物価指数速報値:+2.0%(予想:+1.5%、3月:+1.3%)→予想上回る

ユーロ圏1QのGDPやドイツ指標が予想を上回りユーロ買い優勢。
また、イタリアの1QGDP(速報値)も 前期比+0.2%、前年比+0.1%となり、
2018年10-12月期の前期比-0.1%からプラス圏に浮上しリセッションから脱却
したこともユーロ買戻しの材料となったようです。

◆謎にポンドが強い

※通貨インデックス一覧


英債利回りの上昇を背景にポンド買いが強まった、と解説されていますが
何故英国債券利回りが上昇したのか不明。。。

今夜は欧州通貨が強いですね。

~明日5月1日にはFOMCの政策の発表を控えていますが
一部の市場関係者が、今回の会合で
「超過準備に適用する付利金利(IOER)を現状の2.4%から5ベーシス引き下げ
 2.35%にすると予想」していることがドル売り圧力につながっているとの指摘も。
 
ということで、今日はドル売り、ユーロ買い、、、というか
ポンドも材料がないにも関わらずめっちゃ買い戻されていて
私のポンド円ショートは苦しい状況に追い込まれてしまっていますが
今日は4月30日、、、、ということで月末。
       
月末リバランスの影響もあろうかと思いますので、今日の値動きは
トレンドとは異なると考えた方がいいかと思っています。

平静最後のブログ更新を、、、と思って書き始めたのですが
令和になってしまいました。
令和元年、最初のブログ更新です♪

新元号、気持ちも新たにスタートですね。
天皇陛下 皇后陛下、長い間ありがとうございました。

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