2019年6月19日水曜日

FOMC前夜ですが、リスクオン相場気味にボラが上昇しています。
FOMCまでは小動きかと思っていましたが甘かった…。

①ポルトガル・シントラのECB年次シンポジウムにてドラギECB総裁
「域内の物価上昇が低調な状態が続けば追加緩和を講じる必要」
   ⇒ECB利下げ思惑が広がる(仏10年債初のマイナス利回りへ)


②悪すぎる欧州経済指標
◆ユーロ圏ZEW景況感指数:-20.2(予想:-5.6、5月:-1.6)
                13カ月連続のマイナス
◆独・6月ZEW期待指数:-21.1(予想:-5.6、5月:-2.1)
               15カ月連続のマイナスを記録


ECBは次の金融政策は利上げのはずでしたが、、、
利上げ時期は来年に延長されたばかりでしたね。
瞬く間に、利下げを匂わせるまでに変化しました。
これに驚いた為替市場はユーロ売りが進む形に。

③トランプ大統領Twitter
「習主席ととても良い電話会談をした」
「習主席とはG20で時間をかけて会談する」
     ⇒中国国営中央テレビも首脳会談の開催で合意したと報道

ECBの緩和スタンス転換と
米中通商交渉進展期待でリスクオン相場の様相へ。。

ダウ平均、高値更新しちゃうの?💦


前回高値超えるまではショート粘ってますが、、、つらい。
ここにきてリスクオンかぁ、、、

しかし、世界の金利はすべからく低下。

※長期金利一覧 上段 米国 ドイツ 英国 
        下段 日本 豪州  NZ
        
これだけ債券市場に資金流入してんのに、リスクオンって話もないよなぁ、
って思うんだけど、事実として、債券買い、株買いが同時に起こってるんだから
どこかでどちらかが逆流します。多分株が落ちるんだとおもうけどねぇ。

為替市場を見てもクロス円下落トレンドに大きな変化はなく
リスクオフ継続だと思いますが、いったんは下げ止まりそうな気配も。
これはFOMC前夜ということもあって、動きが止まっても不思議はありません。

※クロス円一覧


今夜はそのほかにも、関係筋の話として、
ホワイトハウスはパウエルFRB議長の解任の法的可能性を模索した
との報道もあったり
(クドローNEC委員長は6カ月前の話で現在は検討していないと否定)

ヘッドラインに振り回される展開が続いています。

新潟、山形での地震があったため、一時ドル円が下落する局面もありましたが
その後のトランプ大統領のG20での米中会談実施のtweetで
円安が加速するなど乱高下。

そうそう、トランプ大統領、ドラギ総裁の緩和発言にもかみついていました。

「ドラギ総裁はさらなる刺激策を導入する可能性があると発表した。
ユーロは即座にドルに対して下落し、
ユーロ圏が米国に対して競争するのを不当に容易にした」

ですって。

また、英国の保守党党首第2回投票では「ボリス・ジョンソン氏首位通過」と
伝わってきています。これはポンド売り材料ですが、この結果に驚きはないため
それほどポンドが売られるということもないようです。

今夜はいろんなヘッドラインが飛び交いすぎ~
あまりじたばたしない方がよさそうです。

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