2019年7月15日月曜日

先週7月14日金曜、米主要株インデックスはそろって史上最高値更新しました。

※米主要株価インデックス

ダウ平均は27332ドルで大引け、終値で27000ドル台を維持しました。
Nasdaq総合指数もS&P500指数も史上最高値更新ですが
気がかりはラッセル2000、米国の中小型株は横ばいが続き
決してトレンドは上向きではありません。

これは本当に米株が強いと言えるのか?!

利下げ期待による金融相場で売り方が踏まされて上がっているだけでは?
という見方もできますが、どんな相場でも初動はそうですね。
初動は下がるとみた向きがあきらめることによって上昇、
そして再度売りの好機を狙ってはいるも幾度も踏まされ、
やっぱりこの相場は強い、買うしかないと買いに転じたとたんに相場が終わる、、、
というのがセオリー。この強気はどのくらいの勢いがつくかにもよりますが
まだ始まったばかりでしょう。高値越えは素直に買っていいんじゃないかな。

ただ、昨今、テクニカル的にレンジブレイク、高値越えで買った途端に
叩き落されるという「騙し」が多いことも否定できず、
この相場がブルトラップ(強気相場入りのダマシの罠)となる可能性にも
注意しておきたい局面ですが、、、

今週、さらに高値を追う展開となるのか、再びレンジ内へと叩き落されるのか。

焦点は本格化する米企業決算でしょうか。

15日シティグループ
16日JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー
17日アルコア/ネットフリックス
18日マイクロソフト

ブルームバーグの集計で米S&P500種株ベースの4-6月期利益は
前年同期比2.6%減と、3年ぶりの減益が予想されています。
つまり、そもそも減益予想の中で史上最高値を更新しているということです。

ハードル低めなので、思ったより悪くない決算であれば株高を演出するのでは?
と思っているのですが、どうでしょう・・・。

ダウと日経のCFDロングは継続です。

ただ、気になるのが為替市場。

ダウ史上最高値更新となれば、リスクオンです。
でも、週末金曜、ドル/円相場はずるずると下落。
と言いますか、全般ドル安が進行しました。。。

※ドル円、クロス円一覧

※ドル円、ドルストレート一覧

ドル安なので、他通貨が上昇、ドルストレートは上昇していますが
ドル円下落につられてクロス円は動かず、、、という展開。

債券市場は利回りの低下が底入れし反転上昇したように見えますが
何故ドル高売られるのか。。。

※長期債利回り一覧

市場関係者の間で話題なのが
米トランプ政権がいよいよ為替政策に本腰を入れる、
つまりドル安政策に着手するという米銀の見通しです。

「何でもあり」不安高まる米為替介入-ワイルドカードとゴールドマン
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-07-12/PUIC7R6JIJUP01
米国の為替介入の可能性、ウォール街のアナリストらは否定できず
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-07-09/PUCSFJ6TTDS801

米株が史上最高値圏なのに利下げって不思議な気がしますが、
それもトランプ大統領の圧力に屈したとの指摘もありますね。

市場では現在月のところのFOMCで
0.25%の利下げがほぼ100%織り込まれていますが、
根強く残る0.5%利下げの可能性は米国がドル安政策に
動く可能性をみているんでしょうか。


パウエルFRB議長は 10 日の議会証言にて、
利下げの必要性が高まっていると明言しましたが

FRB議長「日本を教訓、後手に回らぬ」 利下げ意欲
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47271410S9A710C1000000/

「2%の物価上昇率を大きく下回りたくない。
後手に回らないようにするのが、日本から得た教訓だ」


とデフレに先手を打つ姿勢を明確にしています。

インフレ率は7カ月連続で目標の2%を下回っており「後手には回りたくない」と主張。
物価上昇率が2%を下回り続けると名目金利も低下し、
政策金利も引き下げ余地が狭まるリスクを懸念した、
と記事にはありますが

株が高値でも、雇用が安定し労働市場に問題がなくても
FRBの使命のひとつであるインフレの安定において
デフレのリスクに先手を打ちたいという姿勢を示したということでしょう。

これが予防的利下げと言われる背景かと思いますが
ひょっとすると7月0.5%の先手を打つ利下げの可能性を
これから織り込み始めるのでは、、、という見方から
ドル売りが先行しているということのようです。

もし、米国がドル安政策に舵を切りどんどん利下げするならば
ドルは大きく売られますが、ゴールドや原油などコモディティは上昇します。

商品取引をする向きは買い。
為替取引をするならドルショート。
そして株取引は米株は買いですが、日本株は冴えず、、、
ということになりましょうか。

あ、先週ドル円を108.06円でロングしましたが
金曜の下落でコストで撤退を強いられました。
108.60円まで上昇したんだけどなぁ、、、。

NZドル/円ロングは継続ですが、今週からはドルストレートでのキウイロング、
豪ドルロングに妙味ありかな。
ドル安によって円高が進行するとクロス円はどっちつかずの動きになってしまいます。
素直にドル売り他通貨買いですね。
今週はストレート通貨でのドルショート目線でポジションを作ろうかと思います。
72.19円NZドル/円ロングは、週明けの動きをみてからどうするか考えます。

リスクオン相場なのにクロス円が上がらないってのも
違和感あるんだよねぇ、、、(;´・ω・)

そのほか、気にかけておくべきニュースは

トランプ大統領、イラン制裁「間もなく大幅強化」
https://www.afpbb.com/articles/-/3234641

トルコにロシア製ミサイル 地対空、NATO揺るがす恐れ
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201907/CK2019071302000144.html

地政学上のリスクはあちこちにあります。
どこでそれがマーケットに大きく関与してくるかわかりません。

中国は穀物を買うと約束したはずなのに、買ってないようですし
米中貿易問題も交渉再開事態はグッドニュースですが
全く進展はみられないようですし。

トランプ氏「中国に失望」 農産物の購入“約束”守らず
https://www.sankei.com/west/news/190712/wst1907120009-n1.html
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今週の注目イベント

7月15日(月):海の日で日本休場、中GDP(4-6月)、
        ニューヨーク連銀製造業景気指数
7月16日(火):トルコ失業率、英失業率、米小売売上高
7月17日(水):ユーロ圏CPI、米住宅着工件数
7月18日(木):日・貿易収支、豪失業率、米景気先行指数
7月19日(金):日・消費者物価コア指数、ミシガン大学消費者信頼感指数速報
7月21日(日):参院選投開票

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