2019年7月17日水曜日

米株が史上最高値を更新し上値追いの展開が期待できるというのに、、、、
日経平均は元気がありません。

※米主要3指標  そろそろ調整もありそうですが、、、


※日経平均 超絶揉みあいでパッとしません・・・


ドル円が弱いせいかと思いますが、上海総合指数や
韓国KOSPIも弱いので、米株独歩高ということね。

これは利下げという明らかな緩和カードをちらつかせているからだと思われ、
カードがないアジアと対照的。

中国GDP、再減速6・2% 4~6月、92年以降で最低
https://www.sankei.com/world/news/190715/wor1907150012-n1.html

92年以降で最低のGDPも米中貿易問題によるところが大きいと思いますが、
かといって大規模緩和政策は副作用が大きくなりすぎて、
緩和効果は限定的となってきています。

中国、社債の債務不履行3倍に 1~6月9500億円
不動産など民間企業、緩和効果は限定的
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47314630S9A710C1FFN000/

中国に留まらず債務膨張は今や世界のリスクですが
特に中国ではこれを「灰色のサイ」と呼んでいます。

焦点:中国に忍び寄る「灰色のサイ」、試される金融緩和効果
https://jp.reuters.com/article/china-economy-idJPKCN1QN0LX

リーマンショック時に流行ったのがブラックスワン。
そして今回のリスクは灰色のサイ。流行らないかもしれませんが。

そして日本。
米国が動く前に緩和カードを切るわけにはいきませんが、
ここにきて市場関係者の間でも
「9月の緩和」を予想する声が出てきました。

米の利下げ踏まえ、日銀が動くのは「9月」 QUICK外為月次調査
https://www.quick.co.jp/5/article/17599
※8~10日に実施し、金融機関や事業会社の外為関係者84人が回答

9月に開く決定会合で追加緩和に動くと予想する回答者が34%で最多
「追加緩和しない」と予想する回答は2割弱
緩和に動かなければ、1ドル=105円程度の円高予想

緩和政策とは何ぞや?ですが、
「フォワードガイダンス(将来指針)の修正」
「長期金利目標の変更」
「上場投資信託(ETF)買い入れ増額」

ってな予想が出ているようです。
もはやフォワードガイダンスの修正くらいで為替市場が反応するとは
思えませんが、世界が緩和に動く中で増税する日本、日銀への催促相場が
始まる可能性もあるってことなんでしょうか。

実際のところ、日銀が9月に動くかどうかなんて私にはわかりませんが、
外銀がこぞって「トランプ政権がいよいよドル安政策に着手」とかなんとか、
円高予想が急増している割に、ドル円相場それほど急激には落ちないなぁと
思っているところです。
だから、ドル円はショートしたくないのよね・・・。

ひねくれ者なので、円高論者が増えれば増えるほど
円ショートしたくなってきちゃうんです、
日銀を頼るわけではないのですが。

NZドル/円をチャートがいいから、という至極単純な理由でロングしましたが
これが今うまく行っていて、
あれこれファンダ分析しても、
金融政策を先読みしようとしても、
時にチャートにかなわない局面もあるよね、って、
改めて実感させられていたりします。

何でキウイが強いのか、
これと言って買い材料があるわけじゃありません。

16日NZQ2消費者物価指数(CPI)の伸びが加速した、
なんて小さい材料はありますが、これも8月の次回会合で
追加利下げに踏み切るとの市場の観測を変えるほどのインパクトではありません。
NZ中銀の現在の見通しは「追加利下げが必要になる」との判断です。

NZドルだけじゃなくて、豪ドルも底堅く上昇基調を強めつつありますが
オーストラリア準備銀行(RBA)も、16日公表の7月会合議事要旨で、
「必要であれば」再び利下げを行う用意があるとしており、
こちらも利下げスタンスなわけですが、
それよりも、米国の利上げから利下げへのスタンス変更のほうが
マーケットにはインパクトが大きいということなのでしょうか。。。。

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