2019年8月18日日曜日

8月14日、とうとう米国債2年債と10年債の利回りが逆転。
リセッション入りの前兆として市場が注目する指標であるため
この日のマーケットではリスク資産が売られる大波乱となりました。
逆転現象は一時的なもので、現在は再び10年債利回りの方が2年債を若干
上回って推移しています。


ただし過去の経験則からみれば、逆転してから平均で22か月後に
リセッション入りしており、すぐに景気が悪化するわけではないことや
その間、S&P500は平均で15%程度上昇してきた事実もあります。

すぐさまリスク資産を売るのが正しいのかどうか、、、皆迷っていますね。

ダウは200SMAを支えに反発しそうな形にも、、、

というのも、米国はFF金利が2.0~2.25%で、2%強の利下げ余地があります。
トランプ大統領は現時点でFRBに1%の利下げを要求していますが
9月のFOMCでは0.25%の利下げは100%織り込まれ、0.5%幅の利下げ織り込みが
日に日に高まっているという状況で、
この利下げ期待が株価を支える可能性もありますよね。

また、前のFRB議長であるイエレンさんは
リセッション入りの公算低いと発言しています。

米景気後退入りの公算小さい=イエレン前FRB議長
https://jp.reuters.com/article/yellen-us-economy-idJPKCN1V41UQ

私は、株価のピークアウト、大調整はいずれ来るだろうと思いますが
その前に利下げ期待でもう一度株価が上がる局面があるんじゃないか、
ということでダウロング中ですが、あまり引っ張らずに手仕舞うつもりです…。

やはり、世界から金利が消失する中で、米国がたった2%程度の
利下げ余地があってもどうにもならないと思います。
過去の逆イールド時とは状況が異なります。

ドイツはとうとう4-6月期のGDPがマイナス成長に転落しましたが
これを受けて、財政出動もあり得るとしています。

ドイツは債務増加いとわず、リセッション入りなら-シュピーゲル誌
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-16/PWC4ZL6K50XS01

これも一時的には市場に好感されるとは思いますが
ドイツがその域にまでに達するってことはよほど景気が悪い、ということに
他ならないわけで、決してリスクを取れる環境にはないですよね。

そしてそのドイツの景気悪化の最大の要因は中国の景気悪化です。
多分、米中貿易問題がなくても中国の過剰債務、過剰在庫の問題は大きく
景気を支えていくのが難しかっただろうと思うのですが
そこへ来て、米国からの関税引き上げ。
人民元安は決して誘導しているわけではなく、
中国からの資本流出に耐え切れなくなっているのが実情かと思っています。

というわけで、クライマックスは近いと思うのですが
どこがすっ天井なのかが問題。米利下げやドイツの財政出動などが
一時的に相場を押し上げれば売り方の踏み上げが大きくなります。
リーマンショック前に相場が上がり続けた記憶が鮮明に残っています。

25623ドルCFDダウロングは継続中ですが、
今週は金利やドルを動か巣可能性のあるイベントがいくつかありますので、
利食える位置には注文を置きながらの対処。
いつ何が起きるかわかりません💦

まずは21日(日本時間22日午前3時)
前回7開催のFOMC議事要旨が公表。

7月のFOMCでは10年半ぶりの利下げに踏み切りましたが
今回は「予防的利下げ」と呼ばれる変則的な利下げ。
雇用は堅調、GDP成長率もそれほど悪くありません。

また、7月FOMCでも市場の一部には0.5%利下げ期待の高まりが
みられましたがFOMC前にNY連銀総裁が過度な利下げ期待を鎮静化させる、
というようなことがありました。
結局FOMCでは0.25%の利下げを実施したわけですが
どのような話合いがなされていたのかにも注目です。

そして今週は22日から24日ワイオミング州でのジャクソンホール会合に注目。
FRB議長を初め、各国の中央銀行総裁や著名な経済学者などが集まるシンポジウム。
今年のテーマは「金融政策における課題」ですが
過去、ジャクソンホールでは重要な金融政策の実施、変更などが
示唆され、後に実行されてきた経緯があるため注目度も高いイベントです。

2010年 FRBバーナンキ議長 量的緩和政策第2弾を示唆
2014年 ECBドラギ総裁 金融緩和政策を示唆 
2016年 FRBイエレン議長 早期利上げを示唆 

パウエル議長の講演は23日に実施されるようですので、注目。

ユーロ円118.77円ショート
1.1206ドルのユーロドルショートも継続中。

ドル円は105円をクジラが支えているという観測が高まっており
短期的には戻り局面にあるように見えます。
クロス円も下げ止まって揉みあい中ですが、
まだ底入れしたわけじゃありませんね。

■気になるニュース
米財務省、期間50年や100年の超長期債の発行再検討-金利急低下受け
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-17/PWCQ04T1UM0X01

アルゼンチンか?!

と思うような話ですよ、、、
アメリカが100年債を発行するってとこまで行かないと
金利のある商品が見当たらない時代へ突入してしまっているってこと?!
金利で稼ごうって時代は終わりに近づいています。
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今週の予定

19日(月)
日本貿易収支(7月)
NZ生産者物価指数(第2四半期)

20日(火)
コンテ伊首相、演説
クオールズFRB副議長、講演

21日(水)
米中古住宅販売件数(7月)
FOMC議事録(7月30-31日開催分)
日米貿易交渉閣僚協議

22日(木)
インドネシア中銀政策金利
ドイツ製造業PMI速報値(8月)
ユーロ圏製造業PMI速報値(8月)
ECB議事録
年次シンポジウム(ジャクソンホール、24日まで)

23日(金)
日本消費者物価指数(7月)
米新築住宅販売件数(7月)
パウエルFRB議長、ジャクソンホール会合で講演

24日(土)
G7首脳会議(フランス、26日まで)

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