2019年11月8日金曜日

昨日6日に、
12月に先延ばしされる可能性が報じられた
米中通商交渉の第1段階署名ですが、
今日7日、中国商務省の報道官が
「中国と米国は相互の製品に賦課している関税を
段階的に撤回することで合意した」
と述べたと報じられ、ドル円は一気に巻き返され再び109円台。

同時に中国の税関総署と農務省が
米国産家禽の輸入制限撤廃を検討しているとも報じられ、
全般リスクオンムード再開です。

米中通商交渉絡みのヘッドラインに振り回される展開・・・。
ああ、昨日ダウ平均ロングを手仕舞ってしまった(利食いですよ)のが
悔やまれますが、今夜のダウはAM1:50現在200ドルを超える上昇です。

※ダウ平均

そもそも7日の東京株式市場でも日経平均は小幅に上昇しており、
ソフトバンクの赤字決算など意に介さぬ強さ。

こうなるとダウとかS&P500とか日経平均などのベンチマークに
負けるリスクが出てくる機関投資家、ファンド勢は乗るしかない。
持たざるリスクが生じてしまっています。

ということで、降りるのが早すぎた、、、
むしろここからラリーが加速するのかも(;´・ω・)
なんて気もしていますが、まあ、慌てて高値をつかむことむこともないわよね。
株価インデックスは押し目を待ちます。

今夜は米長期債利回りが一段高で、これがドル高を招いています。

※米長期債利回り

先週分の米新規失業保険申請件数 21.1万件
(予想:21.5万件、前回:21.9万件←21.8万件)
労働環境の強さが改めて示されたことなども追い風。

金利上昇、米株上昇でゴールドが大きく下がっています。
VIX指数は低位置に張り付いていますので、完全なリスクオン相場です。

※VIX指数


また、今日は
EU、ユーロ圏の成長とインフレ見通し下方修正-21年まで弱さ続くhttps://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-07/Q0LHN06TTDS301

ドイツの9月鉱工業生産は予想以上の落ち込み、製造業がマイナス
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-07/Q0LF5RDWX2QI01

こんなニュースがユーロ売りを招いたことや

英国中央銀行が予想通り金融政策据え置きを発表するも
2名のMPC委員が利下げを主張し、7対2での据え置きだったこと、
同時にブレグジットや世界的リスクが悪化した場合、
利下げが必要になる可能性を指摘したことなどから、
金融政策がややハト派に傾斜したとの見方から
ポンド売りが加速したことなども、全面ドル高の様相を色濃くしています。

ということでポンドドルショートは継続です。

クロス円はドル円が強含みの展開なので意外と強いわよね。
ポンドドルやユーロドルが下落していても
ポンド円、ユーロ円は膠着してしまって下がりません。
これはドル円のせい。

※クロス円一覧

ということで、クロス円は手掛けにくいので、
ドルストレートでのドル買い狙い。
やはりユーロドルショートに乗っておくべきだったか。
戻り売りを狙ってみます。
※ドルストレート一覧

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