2019年12月2日月曜日

米国勢がサンクスギビングの休暇から戻ってきます。
ああ、気が付くと12月になっちゃってる(゚Д゚;)

今年最後の1カ月。

大きなイベントは2つ。
米中通商協議と英国総選挙

カレンダーとしては

12月12日木曜 英国総選挙
12月15日日曜 米国、中国製品への追加関税を発動予定日

来週が山となります。

ということで、今週の相場があまりに上昇するようなら
一度手仕舞いを考えた方がいいかな、という気もしますが
逆に今週大きく崩れるようなら、買い場となる気もします。

結果がどう出るかという予測は意味がないので
イベントに向けて相場がどちらにトレンドが生れるのかをみるしかありません。
そして結果を受けて、ポジションの巻き戻しがどちらに起こりやすいのかを判断。
イベントの結果を予測してヤマを張るようなトレードは博打と一緒です。

今週~来週週初までの値動きを見て、現在保有しているポジションを
継続するか、一度手仕舞うか考えます。
先に大きく崩れるようなら、損にならないうちに利益確定しますが。

①英国総選挙

先週は調査会社ユーガブの
過去メイ首相の敗退の選挙時に唯一正確な予測をはじき出したという
MRP調査手法で保守党優位との結果が出たことでポンド買いとなりましたが
この流れが継続するのかどうか。結果はふたを開けてみないとわかりません。

ロンドン中心部で刃物テロ、刺された5人死傷-警察が容疑者射殺
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-29/Q1QIIHDWX2PZ01

こんなニュースが飛び込んできましたが
このテロの背景がブレグジット絡みだったりすると
以外と選挙戦に影響を及ぼすかもしれません。
まだニュースソースが少なくてよくわからないのですが。

②米中通商交渉

FRBの隠れQEによって金融相場と化した米株市場にとって
このニュースはあまり材料視されなくなった印象もありますが
12月、クリスマス休暇入り前には手仕舞いも出ようかと推察されます。

※隠れQE=FRBのバランスシート 9月から拡大中


ただ、ファンドが買っている相場ではなくて
米企業の自社株買いが押し上げている相場だ
という指摘もありますので、意外と下がらないのかも。

米国は12月15日に中国製品への追加関税を発動する予定となっていますが
市場はこれは見送られるものと楽観しているように見えます。

ただしトランプ大統領が香港人権法案に署名したことで
中国外務省は報復措置を警告しています。
まだ具体的に何も発表されていませんが、中国が報復措置を発表し
もし、この15日の追加関税発動が延期されずに実施となれば
世界の株式市場は大きな調整を強いられると思うのですが、、、
中国としてもそれは避けたいシナリオだとは思いますけど
これも結果を予想しても意味がないので
やはり値動きについていくしかないですね。

ダウCFD27941ドルでロングしていますが、
下がってくるようならコストで仕切ります。

クロス円もリスクオフとなれば下がるでしょうから
利益確保出来るうちに手仕舞うつもり。
NZドル/円70.12円L 金曜終値70.29円
カナダ円82.31円L →82.46円
ポンド円140.26円L →141.56円

※クロス円


それからもう一つ。

12月5~6日はOPEC総会が。
協調減産の延長で合意するだろうとの観測で
原油相場は下値固く推移してきましたが、週末に大幅下落となっています。

29日にロシアのノワク・エネルギー相が来年3月を期限とする
OPECプラスの協調減産の延長を今回の総会で決めることに
慎重な姿勢を示したとの報道を受けての下落です。
減産延長の議論は来年第1四半期末に先送りするのが
好ましいと発言した模様。

ルクオイルなどのロシアの石油会社が28日に
現在の減産合意が来年3月末に期限切れを迎えるまで
ロシアの産油枠を変更しないようノバク・エネルギー相に要請した、
というニュースがありましたが、これを受けての発言かと。

減産の枠組み延長で合意されるとみていた市場はこれに驚いて
原油の手仕舞いが広がったということですが
減産延長で合意できないということになれば
減産によって支えられてきた原油価格が大きく崩れるのは目に見えていますので
なんだかんだで原油減産延長で合意すると思うんだけど、
足並みそろわず、という印象が広がったことは市場にはマイナス。
減産延長の合意が先送りされる、というだけでもマイナスでしょう。

ということで、原油価格の下落がさらに大きくなるようなら
これも株式市場にはマイナスですので、まずはこの材料から
市場の巻き戻しが起きるかもしれません。
今週は原油価格にも要注意です。

※WTI原油

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それと、、、韓国KOSPIの再下落が気になりますよね。

※KOSPI


米国にケンカを売った「韓国」から外国人投資家が逃避 ムーディーズには怪しい動きが
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/11301700/?all=1

~11月7日から29日まで、17営業日連続で外国人は売り越しました。2015年12月2日から2016年1月5日まで、22営業日連続で売り越したのに次ぐ最長記録です。

~韓国経済の貿易依存度は高い。ことに対中向け輸出は25%前後を占めます。すでに、韓国は日本と比べものにならないほどに米中対立によって打撃を受けています。

~最近、外国資本の「韓国エクソダス(大脱出)」が目立っている。この2年間にゴールドマンサックス、バークレイズ、マッコーリー銀行などが次々とソウル支店を閉鎖して離れていった。

~ムーディーズは怪しげな動きを見せています。11月19日、ソウルで2020年の韓国経済見通しに関するセミナーを開きました。その場で、押し並べて業績が悪化している韓国企業の格付けを来年、一斉に下げる可能性を示唆しました。



GSOMIA迷走のウラで、韓国経済はまさしく「大ピンチ」を迎えていた
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68750

韓国経済の「根幹」を支える半導体の輸出は、今年1〜9月の間で前年の同期間に比べ25%程度減少している。半導体輸出による稼ぎが4分の3になっているのだから、ただごとではない

一言でまとめるなら
GSOMIA破棄をちらつかせ米国の逆鱗に触れた韓国から外資が逃げ出している、
格付け機関の格下げに繋がれば1997年秋の韓国の通貨危機時の再来となるやも・・・

ということですが、
1997年といえば北海道拓殖銀行、山一証券が破たんした年です。
そして翌年98年は、日本長期信用銀行や日本債券信用銀行が破たん、
バブル崩壊からなかなか抜け出せずだらだら株価も落ちて行った時代ですが
ホント、この頃になってようやく日本は大変なことになっていると
やっと気づいたというか、思い知らされたというどん底を見た闇の時代ですねぇ。。。

そんな時代の再来はごめんですが、韓国経済が破たんへ向かうとなると
世界の株式市場も無傷でいられるとは思えないので、
中長期的に要警戒事案。

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