2019年12月19日木曜日

相変わらずドル円は膠着、静かなマーケットですが
足下、豪ドルが面白いかと。


米中通商協議が重しとなり、
また、2019年年初は1.5%台だった政策金利が
6月、10月と2度も利下げが実施され0.75%へとゼロ金利時代に
投入したことなどから随分豪ドルは売り込まれてきました。


※豪ドルドル
200EMAで上値を抑えられ下落トレンドが続いた。。。


※豪ドル円
1月3日フラッシュクラッシュ時の安値を更新するところまで売られた。。。


ところが、ドルストレートで見てもクロス円で見ても
豪ドルは200EMAをトライするところまで上昇しています。
底入れして上昇トレンドを描き始めたか?
下値サポートラインが引けるほどに、下値を切り上げる相場になっています。

米中通商協議の第一段階合意や
米国FRBの金融政策が利下げ+隠れQEと、超緩和的であることなども
豪ドルには追い風ですがどうやら豪州経済、先行きはそれほど暗くない模様。

まずは今日発表された豪州雇用統計。


豪州の11月失業率は予想外に低下、雇用者数は増加-豪ドル上昇
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-12-19/Q2QHPPT0G1KZ01

・経済成長の鈍化にもかかわらず労働市場は堅調さを維持、
利下げを休止する豪準備銀行(中央銀行)の決定の妥当性が確認される形


そして、資源国である豪州にとっての資源の輸出も
米中合意の成果で過去最高になる見通し。

豪コモディティー輸出額、2019/20年度は過去最高の2810億ドルに
 https://reut.rs/35DWKRI

・2020年6月までの2019/20年度のコモディティー輸出額は、
過去最高の2810億ドルになる見通し。
豪ドル安と鉄鉱石の輸出数量増加が追い風。
米中が『第1段階』の合意に達したことで、生産や貿易は20年に持ち直す期待


・ただ20/21年度の輸出額は、9月時点の見積もりの2820億ドルから9%下振れする予想。
~豪ドルが反発し、石炭などの価格低迷長期化に足を引っ張られるという。。

豪ドルが反発する予想になっているじゃないの。


こんなニュースも見つけました。

豪州産石炭輸出、5年間に9%以上拡大へ
https://www.nna.jp/news/show/1988165

・オーストラリア産石炭の輸出量は、インドや東南アジアでの需要拡大により、
今後5年間に9%以上拡大するもようだ。
国際エネルギー機関(IEA)の推計によれば、
般炭と原料炭の輸出量は、それぞれ現状から9.8%と9.5%増加見込み。

ということで、豪ドルドルを0.6873ドルでロング。

青いラインのサポート下抜けで撤退。

豪ドル円を75.27円で買いエントリー




これも青の下値サポートラインを割り込むまで買い増し方針。

米中貿易摩擦の緩和って、結構マクロマーケットに及ぼす影響は
大きいのかもしれません。

これまで米株だけが堅調だったリスクオン相場が
いよいよ新興国に染みだして全体リスクオンになる期待も高まるんじゃないかしら・・。


JPモルガンが姿勢転換、新興国資産を選好-景気後退リスク低下で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-12-18/Q2P1VOT0G1KY01?cmpid%3D=socialflow-twitter-japan&utm_campaign=socialflow-organic&utm_medium=social&utm_source=twitter&utm_content=japan

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