COVID-19の感染拡大は指数関数的に増加する可能性を指摘する向きもあり
最終的には数十億人に達するという説も出てきました・・・
新型コロナウイルス、世界の3分の2が感染する可能性も-専門家
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-13/Q5NCGZDWRGG401
香港、上海などの大きなシンポジウム、イベントの休止の報が相次いでいますが
日本はまだそれほど神経質になっていないようですね。
私の仕事のイベントは1件、中止が決まりましたが
この週末も全国各地で開催されたマラソン大会には50万人が参加。
3月1日の東京マラソンは中国からの参加自粛を求めているようですが
週末の京都マラソンでは自粛要請にもそれを受け入れなかった
中国選手が28名参加しています。
米国で今年大流行しているインフルエンザ、
死者1万人を超えているとされていますが
ひょっとしたらCOVID-19かもしれない、、、とかなんとか。
これまで米国でCOVID-19検査がされたのは443人だけだったとか?
検査を強化するという報道も。
米国の場合、国民健康保険がある日本と違って医療費がべらぼうに高いので
検査できる対象が少ないという事情もあるのかもしれません。
温かくなるとウィルスは生きていけないと指摘されていますので
気温が上がってくれば感染拡大は収まると思いたいですが
あと1ヵ月くらいは拡大と経済の停滞は続くものと覚悟しなくては。
こうした中、先週の日経平均は上値が重く24000円台乗せに失敗し失速。
海外勢も売り始めた?!
日本株ETFから資金引き揚げの動き-新型ウイルスで景気下振れ懸念
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-14/Q5NXEO6K50XW01?srnd=cojp-v2
まだまだTOPIX先物 日経225先物ともに外資系は買い持ちがまだ多いようですので、
本格化するとすればこれから。
29401ドルで再エントリーしたダウCFDは金曜夜29411ドルでやめました。
米国市場、明日月曜休みなんですよ。3連休前ですし、
週末リスクを抱えたままというのはどうにも不安だたので・・・。
同じく再ロングした日経CFDコストは23688円でしたが
こちらは23600円で損切し、途転ショート(ポジポジ病かな)を作りました。
コストは23557円。週末に向けて日本の感染者が一気に増えてきたこともあり
中国の次に感染者数が多い事実から
世界から日本がホットスポットとみられることで
日本への渡航禁止などが相次ぐようだと、
日本経済に及ぼす悪影響とされ日本売りが出るかな、、、とも思いまして。
もし米国が日本への渡航禁止を発表したら大打撃です。
すでに台湾は日本への渡航に注意喚起を促しています。
米株は関係なしに上がっていく可能性はありますが、
この高値で週越えする勇気がありませんでした・・・。
米国は先週発表された経済指標が軒並み悪くない。
製造業セクターは相変わらず軟調ですが。。。
2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:100.9(予想:99.5、1月:99.8)
2月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:2.5%(予想:2.4%、1月:2.5%)
1月小売売上高:+0.3%(予想+0.3% 前回+0.2%) 前年同月比+4.4%
1月鉱工業生産:前月比▼0.3%(予想:▼0.2%、12月:▼0.4%←▼0.3%)
1月設備稼働率:76.8%(予想:76.8%、12月:77.1%←77.0%)
鉱工業生産は2か月連続のマイナス。
設備稼働率は2017年9月以降2年半ぶり最低。
一方、ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は低下予想に反して上昇し
2018年3月以降2年ぶりで最高となっています。
製造業関連の数字の低調を受け米債が買われ長期債利回りは
1.57%まで沈みましたが、消費者信頼感指数を好感し反発して終えています。
米国のGDPの7割は個人消費が占めており製造業セクターは
それほど存在感は大きくないということもあって、
製造業セクターの数字の悪化はあまり米株市場で悪材料視されていません。
週末ダウは小幅安でしたが、
国家経済評議会理事Larry Kudlow氏は
トランプ政権は、今年の9月までに中間層向けに10%の所得減税を行うべく
準備を行なっているとしています。
Trump wants 'tax cuts 2.0' by September, Kudlow says
https://www.foxbusiness.com/markets/second-tax-cut-september-larry-kudlow
明らかに大統領選を意識してますね。
米国独り勝ちの今、さらに減税とは。。。
日本は増税してる場合じゃないわよね。
ということで、米国株はあまり下げない可能性も大いにあります。
ただきちんと検査してみたらCOVID-19感染者が爆発的に増えたりなんかして
それでマーケットが反応する可能性もあるかしら。
ここからは、日経はショート目線で行きます。。。
ダウはよほど下げてくれないことには買いにくい。。。買いたいけど。
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ユーロの下落が止まりませんが、
10日、メルケル首相の後任と目されていた独与党CDUのクランプカレンバウアー党首が
早期の辞任を発表。政局が混沌としてきました。
メルケル首相の独与党CDU、クランプカレンバウアー党首辞任へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-10/Q5H9DFT1UM0W01
ドイツの景気悪化がユーロ売りの背景でもありそうですが
政局も材料視されているんでしょうか。
昨年のドイツの経済成長率+0.6%(は2013年以来の低水準)
14日に発表された第4四半期GDPは前期比0.0%
今週は18日火曜にZEW製造業景況指数が発表されますが
前回1月分は予想値が+15.0前後でしたが結果は+26.7とポジティブサプライズ!!
この数字は2015年7月以来約4年半ぶりの高水準です。
これは米中通商協議の第一段階合意が影響したものとみられます。
今回予想が20.0と比較的強めですが、COVID-19の影響はないんでしょうか??
このZEWというのは向こう半年の景気見通しについて
アナリストや機関投資家約350人を対象に行ったアンケート調査です。
ドイツは中国と貿易のパイプが太いはずですが、、
COVID-19拡大の心理悪化が予想に織り込まれていないというのは不思議。
ZEWが予想を下回る可能性にも備えておいた方がいい。
となるとユーロ売りは継続ですね。
120.80円ユーロ円Sは絶賛継続中です!(これだけうまく行ってる)
そしてなぜか強含むポンド。
先週は英国内閣改造人事でジャビド財務相が突然の辞任、
後任にスナック財務相のニュースでポンドが上昇、反落することなく
ポンド強含みのまま終えています。
スナック氏はゴールドマンサックス出身でヘッジファンド勤務経験あり
と言うことでマーケットフレンドリーだという見方もできる他、
財政拡大路線支持、法人税、キャピタルゲイン減税を掲げているようです。
財政拡大はポンド高につながるとは言えませんが、
減税を掲げているとなると、これは景気刺激としてはかなり期待できますので
ショートは慌てて買い戻したんじゃないかと思ってます。
これがどこまで続くのかは不明・・・。
今、ポンドは独自材料で上昇していますが、全般ドル高なんですよ。
ドル高であるというところだけを見ると
やっぱリスクオフじゃん、って思うんですけどねぇ、、、。
ポンドは様子見とします。
原油価格がレンジ下限の50ドルを何とかサポートに反発基調にありますが
安価となった原油を中国の一部製油所が在庫手当て動いていると報じられ
これが下値を支えている模様。
またOPECが12日に発表した月報で、2020年の世界の石油需要見通しを引き下げられ
OPEC加盟国とロシアなどの非加盟国は協調減産の強化に動くとの期待が高まったとか。
悪材料が出て、その対処への期待が価格を押し上げるというのは
下落トレンドにおいては材料出尽くしという値動きでしょうか。
実際に減退する消費量を相殺してなお需給がタイト化するほどの
減産を決められるかどうかはわかりませんが。
ただし原油が下げ止まりレンジ内に回帰するようなら
米株崩落の懸念は一つ消えるとも言えそうです。
今週は日本の10-12月期のGDPにも注目です。
増税の影響がどの程度なのか・・・。
17日:日本:10−12月期GDP:予想▼1.0%(7−9月期+0.4%)
中国1月新築住宅販売
米国 プレシデンツデーで休場
ユーロ圏財務相会合
ECB専務理事兼首席エコノミストのフィリップ・レーン氏講演
18日:
ドイツ2月ZEW景況感指数
ユーロ圏2月ZEW景況感指数
19日:米1月住宅着工件数:予想145万件、12月142万件
米1月PPIコア:予想前年比+1.3(12月+1.1%)
英1月消費者物価指数
FOMC議事録公表
20日:豪1月雇用統計
ECBが金融政策要旨を公表、
EU首脳臨時会議、英離脱後の今後7年間の予算協議
21日:日本1月消費者物価指数
米2月製造業PMI:予想51.5(1月51.9)
米1月中古住宅販売件数:予想545万件(12月554万件)
ユーロ圏2月PMI:予想47.5、1月47.9、1月CPI:予想+1.4%、12月+1.4%
英2月PMI:予想49.7(1月50)
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2020年2月17日月曜日
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