2020年2月4日火曜日

注目の春節明けの上海総合指数、窓を開けて大きく下落となりました。

※上海総合指数 7.72%安 2746.606(前日比▼229.922)



春節中でも動いていた欧州市場に上場している中国株ETFが
上海総合インデックスが8%程度下げていたということで
ほぼ同程度の下落幅となったようです。

しかし1兆2000億元(およそ18兆円)超の資金供給しても
株価を押し上げることはできないのか?という話もありますが、
実は今日3日は短期資金の満期償還が1兆500億元もあったようで、
これと相殺すると、資金供給額はわずか1500億元(2兆円)程度だった模様。

それを考えると、7%程度の下落でとどめることができたってのは
評価できるってことになるのかしら?

中国当局は証券会社に空売り禁止の命じていたようです(^-^;

さらに上海先物取引所は3かから夜間取引を中止することを決定。
再開は未定だそうです。

ということで、
想定内の下落に留まったからと言って安心はできません。

新型コロナウィルスの感染の疑いのある人数、伸びが緩んできたとして
ピークアウトの期待もあったのですが、今日確認してみたら再上昇。
(黄色の数字、肌色のライングラフ)
https://news.qq.com/zt2020/page/feiyan.htm

鳥インフルエンザも発生したばかり。

中国の鳥インフルエンザ発生、引き続き注視していく=官房長官
https://jp.reuters.com/article/china-birdflu-idJPKBN1ZX0TH

また、中長期的な世界景気への影響も気がかり。

中国 GDP伸び率 大幅に落ち込む見方 産業損失は16兆円超か
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200203/k10012270011000.html?utm_int=all_side_business-ranking_001

中国の石油需要が20%減、新型コロナウイルスで
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-02/Q53J1NDWLU6L01

そして日本も消費増税の影響が大きいのでは・・・

GDP 大幅マイナス予測 消費税率引き上げで 民間調査会社
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200203/k10012269991000.html?utm_int=all_side_business-ranking_002

ということで、決してリスクを取りたい局面ではないのですが
先に下げ過ぎていた日経平均は3日、意外と下げ幅を削る展開で終えた他
今夜の米株市場は上昇スタートとなっていたりと、
なかなか一筋縄では崩れていきません。
世界的に大緩和環境にありますので、信用リスクでも起きないことには
雪崩のような下落にはなりにくいのよね。

今夜は米指標が好感されて買われている側面もあるようで(^-^;

◆米1月 製造業購買担当者景気指数(PMI改定値)
結果 51.9 (予想 51.7 前回 51.7)

◆米12月 ISM製造業景況指数
結果:50.9 (予想:48.5 前回47.2)

そういえば先般、ウィルバー・ロス米商務長官が
新型肺炎は製造業雇用の米国回帰を促進すると発言していました。

中国から製造の拠点を米国に回帰させれば雇用回復ということで
中国は不快感を示していますが
この考え方で行くと、中国売り、米国外のデカップリングが成立しちゃう。
でもまだちょっと早いんじゃないの・・・・💦

これを受けて米金利が急反発、ドル高となっており、
米株がぐいぐい買い戻されています。

ダウCFDは東京時間につけた高値である28520ドルを上回ってきたので
ダウCFDショートは29164ドルのポジションを残して
28855ドル、28890ドルSを → 28520ドルで買戻しました。

※ダウCFD15分足


これは28900ドルまで戻ると利益が消えちゃうからね💦
そのくらいまで再上昇したら、再度売り参戦するかも、です。

日経CFD,DAXCFDショートも今日午前の高値をちょっとだけ超えたんだけど
それほど強い上昇ではないので、ポジション継続。

今日はOPECプラスが減産を匂わせましたが、原油はそれほど反応していません。
原油が戻らねば、オイルマネーは状況が厳しいはず。
まだこの戻りに乗りたくありません。。。

※原油


さて、今日はポンドショート追加です。

英首相がEUとの交渉打ち切りの可能性を示唆、この報道があったところでは
それほど下がらなかったのですが、
EU欧州委員会が英国との交渉方針を表明。
EUのルールに合わせないのならば、
英側に関税ゼロなどの通商条件は認めない姿勢を鮮明にしたことなどが
嫌気されたのかポンドが崩れ始めました。

「公正な競争」維持を最優先 EUが英国との交渉方針
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55177590T00C20A2FF8000/
先週の上昇はやはりリバランスの影響が大きかったとみえ、
ポンドが強かったわけではないのよね。

※ポンドドル


※ポンド円

ショートコストは
ポンド円が142.58円 ポンドドルが1.3146ドル

そして
ダウCFD29164ドルS
日経平均CFD23796円S
DAXCFD13094S 継続
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