新型コロナウイルス感染拡大止まらずで、株価も軟調推移の中
今夜は原油が急騰する一幕が。
※WTI原油先物 15分
一瞬にして35%も噴き上げるって(*_*)ハイボラすぎてくらくらしますね。
株式市場、今回の下落はリーマン時よりスピードが速いとはいえ
およそ1カ月かけて38%の下落です。
これでも異常事態なのに、、、瞬時に35%って。。
ちなみにこの OVXっていうのが原油のボラティリティインデックス。
VIXが今回リーマン越えってことで話題となっていますが
比べ物になりませんね。原油のボラティリティは本当に恐怖です。
比較的ゴールドのボラは安定しているように見えますね。
黄色のラインがゴールド版VIX。
やはりゴールドはリスク時に強いということね。
では何故原油が急騰したか。
トランプ大統領の発言がきっかけです。
「サウジアラビアとロシアが原油1000万バレルの減産をする見通し」
とtweet。
トランプ米大統領、サウジとロシアが1000万バレル減産するとツイート
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-04-02/Q86106DWLU6G01
さらに、サウジアラビアが「OPECプラス」に金融会合を呼び掛けたとの報道。
サウジ「OPECプラス」緊急会合呼びかけ 原油急落で
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57606300T00C20A4000000/
原油価格戦争が対話によって開戦を防げるのか?!
という期待で、猛烈なショートカバーが入ったものと思われます。
ただし、気になるのが、
ロシア大統領府のペスコフ報道官が
プーチン氏がサルマン皇太子と話した事実はないと指摘いる他、
一部報道では「サウジが呼び掛けた緊急会合の日程は決定していない」ということで
実現に懐疑的な見方もあれば、さすがに35%の急騰の修正もあろうかと思います。
ということで、豪ドルを再度売り直しました。
(原油は売りません、このボラでは手が出ません・・・)
と言いますか、夕方、豪ドルショート、NZドル/ドルショートを
全て買い戻していたんです。
つまりユーロドルS以外のポジションがなくなっていた。
というのも、夕方、原油の謎の急騰があったんですよ。
たまたま値動きをみていたので、利益があるうちに、と
買い戻して逃げていたのですが、今考えれば、
あの時点で何か期待があったんでしょう。
情報が漏れていた。。。と思われます。
NZドル/円64.36円S ⇒ 63.93円買戻し
豪ドル円65.67円S ⇒ 65.51円買戻し
豪ドルドル0.6115ドルS ⇒ 0.6107ドル買戻し ⇒ 0.6052ドル再ショート
ん~結局、黙って売りっぱなしで持ってればよかったって話なんですが💦
NZドル/円、豪ドル円を再度売らなかったのは、
この原油の上昇を見て、ドル円が急伸したためです。
ドル円が強いとクロス円はなかなか下げないので
売るならドルストレート通貨かな、と思い。
原油は減産合意があるかもしれません。
考えてみれば、産油国どこも苦しいんだもの。
これで、トランプ大統領の外交で、サウジとロシアが歩み寄り減産合意、
もちろん、米国が増産を続け独り勝ちというわけにはいかないでしょうから
米国のシェール生産も抑制するなど、米国が今後OPECプラスに
参画するような流れとなるなら
コロナショックと逆オイルショックと言われる今回のリスクの一つを
トランプ大統領が緩和した、という成果をアピールできるわけです。
そうなったらすごい!!
大統領選挙も優位になるでしょう。
果たして、そううまくいくものなのか、わかりませんが、
ともかく、まだ減産が決まっていないのに
Tweetだけで35%も上昇した原油は少々やりすぎということで
これにつれ高となった豪ドルを売ってみた、ということです。
どうやら再び、ドル高のトレンドが戻ってきたようなので。
ドル買いとします。
というわけで
ユーロドル1.1069ドルS は継続しています。
※通貨インデックス一覧
そうそう、今夜発表された
3月28日終了週の失業保険新規申請件数は過去最多の665万件
この2週間で約1000万件に達しました😱
メモリが・・・。
これを受けて売り込まれていた株、ドルが、
原油急騰で一気に巻き返された格好です。
原油価格が市場にもたらす影響は大きいですね。
明日は雇用統計です・・・。
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