27日水曜、今日は日欧の財政政策が話題。
第2次補正予算は過去最大31.9兆円、公債依存度は過去最高56%に
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-27/QAV0MRT1UM0X01
・歳出規模は31兆9114億円でそのうち約3分の1の10兆円が予備費
・1次と2次合わせ200兆円超でGDPの4割に上る規模-安倍首相
1次と2次合わせてGDP比4割?!事業規模で語られても。。。。
重要なのは真水部分。真水の規模については具体的には語られませんでした。
歳出32兆円のうち10兆円が予備費、12兆円が「融資等」となると
おそらく、真水は10兆円程度ではないでしょうか??🤔
具体的にGDPを直接増加させる「真水」部分の政府支出が重要なのです。
税金の支払い猶予とか融資枠の拡大などの項目は
これはいずれ返さなくてはならないものですので、真水とは言えないのです。
米国と比べると・・・
そして欧州。
欧州委、7500億ユーロのコロナ復興基金案 3分の2を補助金で
https://jp.reuters.com/article/eu-budget-recovery-idJPKBN2332EK
5000億ユーロが加盟国への助成金の形で配布
2500億ユーロが融資で利用可能に。
先週報道された5000億ユーロから比べると2500億ユーロの融資増。
ということが評価されたとして、夕刻ユーロが急伸しました。
そんなんで、こんなに上がるか??ってほどユーロがはしゃぎましたが
その後ドイツのメルケル首相が「次の首脳会談での合意は期待できない」
「EUの財政を巡る交渉は容易ではない」とした主旨の発言をした模様で失速。
メルケル首相、どういう意図があるのか知りませんが
やはり財政拡大には抵抗があるというのが透けて見える・・・。
それと米国の金融政策に関して
NY連銀総裁のウィリアムズ氏がイールドカーブコントロール導入を検討している
と言った主旨の発言を行ったことで、金利が低下しています。
NY連銀総裁、米金融当局はYCCを「極めて真剣」に検討
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-27/QAZTT0T0G1L501
・米国債利回りに特定の目標水準を設けることを「極めて真剣に検討している」
・YCCは、フォワードガイダンスや他の政策措置を補完し得る手段
また、ブラード米セントルイス連銀総裁も今夜
「中期的に金利はかなり低い水準に維持されるだろう」と発言しており
長期債利回りは低下傾向。これは株にはプラスですが
今夜Nasdaq総合が弱く、テック銘柄には利食いが入っている模様。
かといって、大崩れするようなムードにはありません。
気になるのは香港ですね。
香港安全法制、28日採択 「一国二制度」形骸化
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020052700661&g=int
明日、採決する予定。
この採決に向けて香港警察はデモ隊など抵抗勢力300人を逮捕しているとか…
米国、トランプ大統領は「週末までにとても強力な内容を知らせる」と
制裁の可能性を示唆しており、これが今のリスク選好ムードに水を差す可能性もあり
為替市場、豪ドルやキウイなどのリスク選好で買い戻されてきた通貨が
売られてドル買い気味に推移しています。ポンドも売られていますね。
豪ドルは押し目、、、、かなと0.6594ドルで買い増し。
確かに香港問題がリスク資産の手仕舞いを促すリスクはありますが
マーケットにはある程度織り込まれているように思います。
日経平均CFDロング、ユーロ円ロング、ユーロドルロングも継続です。
また、豪ドルが強い背景にゴールド高ってのもありそうで・・・・
今週のWeeklyGOLD、タイトルが
【動き止まる中国・インド】金上昇!オーストラリア復活か?!
https://youtu.be/6ZUnlzDhtho
貴金属スペシャリスト 池水雄一氏に解説いただいています。
是非ご覧ください!
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