2020年11月19日木曜日

 ワクチン期待が株価を支え続けています。
11/9(月)ファイザー
11/16(月)モデルナ
11/18(水)ファイザーFDAにワクチンの緊急許可申請へ

ワクチンのニュースが出るたびにドル円が反応します。
ただ、今日はわずか30銭程度・・・・。

ワクチン報道でのドル円上昇は続かないのがパターン化しつつあるので
ドル円を104.03円で売り増ししました。
株価は上昇基調も、ドル円は下落基調ですので。

※ドル円 レンジ相場のようでいて下落トレンドが鮮明




東京の新型コロナ感染者493人と報じられると日経平均が急落。
とはいえ、ファイザーのFDA許可申請報道で先物市場では
リバウンドしていますね。

米株市場もダウは小動きでも
景気敏感セクターの「ダウ輸送株」や
中小型株指数である「ラッセル2000」が高値を更新し続けています。
これはコロナ禍グロース銘柄の一角が牽引してきた米株市場の
資金循環が上手く行っているとみることができますね。

大統領選がまだ雌雄を決していないことから議会がレイムダック化し
財政政策が進まないことが懸念材料ですが、
今日、ウィリアムズ米NY連銀総裁はオンラインイベントで、
「財政支援は非常に重要」「財政支援失効で今後数カ月経済は鈍化する」と発言。

議会にハッパをかけました。
これに応える形で、ということでもないと思いますが
ペロシ下院議長、シューマー民主党上院院内総務が
マコネル共和党上院院内総務に追加経済支援策での協議再開を要請しています。

つまり追加財政政策を急ごう、というわけです。
これは米株にとってさらなる上昇の材料となると思われます。

金利が低いこともあって住宅着工件数も好調。
10月、153.0万件(予想 146.0万件 前回 145.9万件(141.5万件から修正)

弱気は禁物かなぁと思うのですが、レイムダック化したトランプ政権、
多方面でレガシーを残すための行動に出るリスクが囁かれています。

先般、イランの核施設への攻撃を検討していた事実が報道されましたが
今夜は米財務省が「イランに絡む複数の個人や関係機関に対し制裁を課す」とし
ポンペオ米国務長官も「米のイランへの圧力は効果的」と発言しています。

バイデン氏がイランに対し融和的政策を取る可能性が指摘されていますが、
そうなるとトランプ政権が仲良くしてきたイスラエルが黙っていない可能性も。
トランプ大統領がイスラエルとUAE・バーレーンの和平の立役者となりましたが
政権が変わることで、今度は米国がイランに友好的となれば
UAEやバーレーンはイスラエルと手を組んだことが裏目に出るリスクがあるのです。

中東情勢は米国の対イラン政策によってガラリと変わる可能性があり
紛争リスクが高まる友言えます。
これは対中国に対しても同様のことが言えるとして
政権がシフトする過程で、、、あるいは、なかなか決まらないという
この空白の中で、中東や中国が動く可能性がゼロではないことには
留意しておきたい、、、のですが、マーケットは全く無防備に見えますね・・・

というわけで株価インデックスには手が出ません~
ドル円ショートとキウイ円、キウイドルロングのみです。
あ、あとプラチナロングが育ってきましたよ😍

今週のひろこのウィークリーゴールドは
貴金属スペシャリスト池水雄一氏。

ここから年末年始にかけての
「ゴールド鉄板アノマリー」を紹介しています。
<年末年始の鉄板アノマリー>
『ゴールドの今後の行方を占う』
https://youtu.be/lTsUdWRYNmU



気になるニュース
「日銀ETF」個人へ譲渡案 導入関与のOBが出口策
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66380600Y0A111C2EN2000/
・日銀のETF保有残高(時価)は東証1部時価総額の7%程度まで膨らんでいる

「一定期間、相応のインセンティブ付与を前提に売却制限を付す」
~日銀のETFに含み益がある時期には割引価格で売ることが可能。
その恩恵を前提に時限的な売却制限をすれば相場への下落圧力を一定程度防止できる。

・日経平均株価が2万3000~2万6000円程度で、日銀保有ETF(簿価約35兆円)の
 含み益は5兆~10兆円程度になる計算。

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