2021年3月23日火曜日

 昨日、日曜のブログにうっかり書き漏らしていたことが2つ。
結構大事なことなのに・・・

1・トルコ、エルドアン大統領、中央銀行のアーバル総裁を更迭

昨年11月の就任以降、主要政策金利を計8.75%引き上げたことが
不満だったようです。。。。
3月18日に17.00%から19.00%へ利上げ下ばかりでしたので
これで堪忍袋の緒が切れた、ということなんでしょう。
中銀総裁の更迭は過去2年弱で3度目。またか^^;

エルドアン大統領は利上げがお嫌いなようで
「金利が下がれば、インフレ率は下がる」とか言ってます。
んなわけないです。
トルコは現在15%を超えるインフレなんですが…。

しかもトルコは原油などの資源を持ちません。
つまり原油の輸入国。
昨今の原油高で通貨安では赤字が拡大する一方ですね。

アーバル総裁の利上げの成果もあって、
せっかくトルコリラも上昇基調に乗せてきたように見えたのですが
このニュースを嫌気してこの暴落です。

リラ円日足


今日の為替市場、クロス円の窓開け急落はこのトルコショックでしょう。
ただ、ドル円はややギャップダウンしてスタートするも
それほど崩れていませんね。
数年前まではリラ円の暴落でドル円も急落する相関が強かったのですが
今はリラ円を取引する投資家層とドル円を取引する層が違うのかも。

現在は長期金利の上昇の影響もあり
基本的にドルが強いフェーズにあるようです。

2・半導体大手ルネサスエレクトロニクスの那珂工場火災

自動車向けなどの半導体をつくる生産ラインに被害が出る事態に。
自動車向けの半導体が世界的に不足していることを受けて、
台湾積体電路製造(TSMC)などに委託していた半導体の一部を
自社生産に切り替え、その分の製造も担っていたのですが
ルネサスが持つ半導体の在庫は少なく、代替生産も不透明な状況。
自動車各社は更なる減産に追い込まれそう、、、ということで
自動車、部品関連銘柄に売りが広がる展開となりました。。。

先週、日銀がETFの買い入れをTOPIX連動型に絞ると発表したことで
TOPIXより日経平均の下落のほうが大きくなった印象。
ファストリなど日経平均寄与度の高い銘柄に仕掛け的な売りもありそうね、

でも、今日、日銀は日経平均連動のETFも購入してるんですよね。
TOPIXのみに変えるのは4月からなんでしょうか。

心配された米国のSLRの特別措置が3月末に終了することの影響ですが
今夜、週明け22日月曜の米国株市場を見ていると何ら問題ないみたいね。
金融機関はすでに対処済みだった、ということか。
村上さんは、メディアに出た時点で材料としては終わっていたと話していましたね。
金利も1.6%に落ちてきていますので、リスクオフというムードではありません。

ただ金利上昇一服でドル高も一服するかもしれません。

ユーロを売ってみたいと思っていましたが、ドル高が一服するなら
もっと上昇するのを待ったほうがいいかな、、、と様子見。

ドイツがロックダウンを4月18日まで延長することを決めたほか
イタリアやフランスがロックダウン再開と、あまりユーロを買う理由はないので
売り場探し。ECBも金利上昇を抑え込むスタンスを示していますしね。

それからEUも中国に制裁を加えることを決定しました。

EU、30年ぶり対中制裁決定 ウイグル人権問題で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR2204T0S1A320C2000000/

対中制裁は30年ぶりのことだそうです。
制裁の対象となるのは、自治区の副主席で公安トップの陳明国氏ら4人と1団体で、
EUへの渡航禁止や資産凍結といった措置が科せられます。

米国、英国、カナダ、EUが共同制裁措置を発表するとの報道も。

中国は報復措置としてEUの個人10人と4団体に制裁を科すと発表しています。
そう遠くない先に軍事的な衝突もあるんでしょうか。。。

ドル円ショート、ポンド円ショート継続です。

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